SaaSの月次レベニューレビュー
MRRの動き解約インパクト新規ヨミ採算確認まで
月初に「先月のMRRはなぜ増えた(減った)のか、今のペースで目標に届くのか」を数字で説明できる状態にする流れです。経営会議・投資家報告の前に毎月同じ順番で回すと、報告資料の数字が一本の線でつながります。
MRRの動きを増額・減額・解約に分解する
NRR計算ツール(売上維持率)期初MRRと増減からNRR・GRRを算出使う →このステップで手に入るもの:NRR・GRRの判定と期末MRR。先月の売上の増減が「新規以外のどこから来たか」(MRRブリッジ)が分解されます。
今の解約率が続いた場合の影響を金額にする
解約率インパクト計算ツール解約率から平均継続月数とLTVの変化を試算使う →このステップで手に入るもの:現在の解約率でのLTVと改善時の差額。解約対策にいくら投資してよいかの根拠になります。
更新期の顧客の残存売上をヨミで予測する
契約更新ヨミ表(Renewal・Expansion予測)顧客ごとの更新確度から既存売上とNRRを予測使う →このステップで手に入るもの:更新確度で加重した既存売上の見込みと予測GRR・NRR、守るべきリスク顧客のリスト。
新規パイプラインのヨミで来月以降を予測する
ヨミ表・パイプライン予測ツール案件の金額×ヨミ区分で予測売上を算出使う →このステップで手に入るもの:確度加重した新規売上の予測。既存+更新+新規で全体の着地見通しが完成します。
ユニットエコノミクスの健全性を確認する
LTV・CAC計算ツールLTV/CAC比率で事業の健全性を判定使う →このステップで手に入るもの:LTV/CAC比率とCAC回収期間。成長投資を強めてよい状態かブレーキが要る状態かが判定できます。
フロー完了
ここまでの5ステップで一通り完了です。運用のポイントは下の「このフローを回すコツ」へ。
このフローを回すコツ
- 順番が重要です。既存売上の維持(ステップ1〜2)を見ずに新規のヨミから入ると、「穴の空いたバケツに注ぐ」計画になります
- ステップ1のNRR計算ツールには報告文の自動生成があります。月次報告の既存売上パートはそのまま貼れます
- 解約率が目安を超えている月は、このフローの後に「解約率の改善(CSテコ入れ)」フローで打ち手まで落とし込んでください
🔒 各ツールの入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。入力値は各ツールで自動保存されるため、フローの途中で中断しても続きから再開できます。すべて無料・登録不要です。
ほかの業務フロー
- 営業マネージャーの月次計画目標逆算→着地予測→ボトルネック特定→報告まで
- 広告の成果改善現状把握→採算ライン→上限CPA→テスト設計→判定
- システム導入・発注効果試算→情報収集→要件提示→コスト比較→稟議→導入計画
- 社内のAI活用を始める準備度の診断→任せられる業務の判定→利用ルール→コスト試算→PoC計画→プロンプト整備→導入計画
- 値上げ・価格改定現状の粗利→改定インパクト→値引きの歯止め→通知文書
- 解約率の改善(CSテコ入れ)現状把握→インパクト試算→危険顧客の特定→体制→稟議まで
- CSオンボーディングの立ち上げ体制の確認→立ち上げ計画→定着チェック→価値実感の確認
- Enterprise商談の攻略ヒアリング→商談採点→組織マップ→ROI→ヨミ管理
- BtoBマーケの月次計画目標逆算→必要リード数→予算上限→広告KPI→計測設計