契約更新ヨミ表(Renewal・Expansion予測)

契約更新(リニューアル)の見通しを無料で計算できるヨミ表ツール。顧客ごとに年間契約額と更新確度、増額(Expansion)・減額の見込みを入れるだけで、更新後の既存売上・予測更新率(GRR)・予測NRRを自動計算。守るべきリスク顧客も特定します。

計算結果
対象契約(現在)
更新後の予測売上
予測更新率(GRR見込み)
予測NRR(増減込み)
更新確度で加重した金額が、既存売上の現実的な見込みです。
条件を入力

更新期の顧客ごとに年間契約額と更新確度を入力すると、確度で加重した更新後の既存売上と予測GRR・NRRを計算します。増額(Expansion)・減額の見込みがある顧客は増減欄に入れてください。

入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。「条件のURL」も入力値を#以降に載せるためサーバーへは送られませんが、URLを共有した相手は入力値を見られます。無料・登録不要で使えます。

使い方

  1. 更新期を迎える顧客ごとに、顧客名(任意)と現在の年間契約額を入力する
  2. 更新確度(安泰90%/おそらく更新70%/リスクあり40%/危険15%)を選ぶ。社内基準があればカスタム%で直接入力
  3. 増額(Expansion)や減額の合意・見込みがある顧客は、更新時の増減額を入力する
  4. 更新後の予測売上・予測GRR/NRRと、守るべきリスク顧客を確認して打ち手につなげる

こんな場面で使える

  • 更新フォーキャスト四半期・期初に「既存売上がいくら残るか」を確度加重で予測する
  • リスク顧客の特定更新確度の低い顧客と金額を一覧化し、テコ入れの優先順位を決める
  • 経営報告「新規のヨミ」と対になる「既存のヨミ」として、売上見通しの説明に使う

計算式・仕組みと根拠

  • 更新後の予測売上 = Σ(現在の年間契約額 + 更新時の増減額) × 更新確度
  • 予測更新率(GRR見込み) = Σ(現在の契約額 × 更新確度) ÷ 現在の契約額合計(増減額は含めない=守りの指標)
  • 予測NRR = 更新後の予測売上 ÷ 現在の契約額合計(増額・減額を含む=攻守合計の指標)
  • 根拠: 確度で金額を重み付けする加重平均は営業のヨミ表と同じ考え方で、SaaS・サブスクの既存売上予測(Renewal Forecast)の基本形です。

入力例と結果の読み方

3社の例——A社1,200万円は増額200万円の合意があり安泰(90%)、B社600万円はリスクあり(40%)、C社300万円はおそらく更新(70%)。現在合計2,100万円に対し、更新後の予測売上は1,400×90% + 600×40% + 300×70% = 1,710万円/年。予測GRRは73%、予測NRRは81%です。B社の600万円が最大のリスクで、ここを守れるかが今期の分かれ目、と読みます。

よくある間違い

  • 全顧客を「安泰」にしてしまう(更新の連絡が取れていない顧客は、実態が分からない時点でリスクありに置くのが安全側)
  • 確度を気分で更新する(「先方から利用継続の言葉があったか」「更新稟議が始まったか」など行動の事実で決める)
  • 増額見込みを希望的に盛る(合意・提案済みの金額だけを入れる。「言えば増えるかも」は入れない)

境界条件・注意点

  • 確度の初期値(90/70/40/15%)は一般的な運用例です。自社の実績更新率に合わせてカスタム%で調整してください
  • 月額契約は12倍して年額で入力すると、他のツール(NRR計算など)と揃います
  • 解約が確定した顧客は確度0%(カスタム)で入力すると、失う金額として合計に反映されます

更新確度の定義表(安泰・おそらく更新・リスクあり・危険)

更新のヨミ管理が機能する条件は、新規案件のヨミと同じで「確度の定義をチームで固定する」ことです。 担当者の楽観・悲観で確度がぶれると、合計した予測に意味がなくなります。上のツールの初期値に対応する定義例です。

区分更新確度状態の定義(例)
安泰90%更新の意思を先方の言葉で確認済み。手続きを残すのみ
おそらく更新70%利用は定着しているが、更新の確認はまだしていない
リスクあり40%利用低下・担当者交代・不満の表明など、懸念シグナルがある
危険15%解約・他社切り替えの話が出ている

「連絡が取れていないだけの顧客」を安泰に入れないのがコツです。実態が分からない顧客は リスクありに置き、確認できたら上げる——安全側に倒す運用が、期末の下振れを防ぎます。

更新フォーキャストの運用ルール

運用ルール内容
更新90日前にレビュー更新日の90日前に確度を必ず見直す。危険・リスクありなら、テコ入れに動ける残り時間がある
行動の事実で確度を動かす「利用状況の数字」「先方の言葉」「更新稟議の開始」など、事実があったときだけ確度を変える
増額は合意ベースでExpansion(増額)は提案・合意済みの金額だけを入れる。希望的な金額は予測を壊す
月次で実績と突き合わせる「安泰の何%が実際に更新したか」を集計し、確度の数字自体を自社の実績に補正する

リスク顧客が見つかったら、カスタマーヘルススコア計算ツールで弱点を特定し、 解約が売上に与える影響は解約率とLTVの計算ツールで金額にできます。 実績のNRR・GRRの計算はNRR計算ツール、 新規案件側のヨミは予測売上(ヨミ表)計算ツールが対になります。 指標の考え方は用語集のエクスパンション解約率も参照してください。

よくある質問

契約更新の予測(Renewal Forecast)はどう計算しますか?

顧客ごとに「(現在の年間契約額+更新時の増減額)×更新確度」を計算して合計します。営業案件のヨミ表と同じ確度加重の考え方を既存契約に当てはめたもので、たとえば1,200万円の顧客が増額200万円・確度90%なら、更新後の見込みは1,400万円×90%=1,260万円です。

更新確度の目安はどう決めればいいですか?

このツールの初期値は、安泰=90%(更新の意思を先方の言葉で確認済み)、おそらく更新=70%(利用は定着しているが更新の確認はこれから)、リスクあり=40%(利用低下・担当交代・不満など懸念がある)、危険=15%(解約の話が出ている)です。気分ではなく行動の事実で選び、自社の実績に合わせてカスタム%で補正してください。

GRRとNRRの違いは何ですか?

GRR(グロスレベニューリテンション)は増額を含めない「守り」の指標で、既存契約をどれだけ維持できるかを表します(100%が上限)。NRR(ネットレベニューリテンション)は増額・減額を含めた指標で、100%を超えていれば新規獲得ゼロでも既存顧客だけで売上が伸びる状態です。このツールは両方の「予測値」を計算します。

新規案件のヨミ表とはどう使い分けますか?

新規案件のヨミは「予測売上(ヨミ表)計算ツール」、既存契約の更新ヨミはこのツール、と役割を分けるのが実務的です。売上の全体見通し=新規のヨミ+更新のヨミで、経営報告ではこの2つをセットで示すと「攻め」と「守り」の両方を説明できます。

入力した顧客名や契約額は外部に送信されますか?

送信されません。入力内容はすべてお使いのブラウザ内だけで処理・保存され、サーバーには送られない設計です。顧客名が気になる場合はイニシャルでも同じように使えます。ブラウザ保存分は「入力をクリア」で削除できます。

このツールをよく使う方は、ブックマーク(⌘D / Ctrl+D)しておくと次回すぐ開けます。

最終更新: ・ 作成:Digital Sales 編集部

※ 本ツールの結果は入力条件に基づく参考情報であり、税務・法務などの専門的助言に代わるものではありません。重要な判断の前に免責事項をご確認ください。

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