GLOSSARY

SaaS(サース)とは?

SaaSとは、ソフトウェアを自社のPCやサーバーにインストールせず、インターネット経由で月額・年額課金で利用する提供形態のこと。Google WorkspaceやSalesforce、Slackなどが代表例です。

実務での使い方

買い切り型と比べ、初期費用が小さい・常に最新版が使える・どこからでも使えるのが利点です。一方、利用を続ける限り費用が発生するため、長期間では買い切りより総費用(TCO)が高くなる場合もあり、利用期間を想定した比較が必要です。

企業の導入判断では、月額料金だけでなく、初期設定・教育・既存システムとの連携(API)・解約時のデータ持ち出しまで含めて評価します。また、利用者数課金が多いため、実際に使う人数の見極めがコスト管理の基本です。

APIとは

APIとは、ソフトウェア同士が機能やデータをやり取りするための接続口(インターフェース)のこと。「SaaS同士をAPI連携する」「生成AIをAPIで呼び出す」のように、システムをつなぐ標準的な仕組みです。

業務での典型例は、フォームの回答をCRMに自動登録する、勤怠システムのデータを給与計算に渡す、自社システムからChatGPTなどのAIを呼び出す、といった連携です。手作業の転記をなくし、データの二重管理を防げます。

ツール選定時は「APIがあるか」が将来の拡張性を左右します。API利用が有料プラン限定のSaaSも多いため、連携したい業務がある場合は料金表のAPI提供条件を確認します。生成AIのAPIは従量課金(トークン単位)のため、利用量の見積もりがコスト管理の起点になります。

IaaS・PaaSとは?SaaSとの違い

IaaSとは、サーバーやネットワークなどのインフラをインターネット経由で借りる形態、PaaSとは、アプリの開発・実行環境まで含めて借りる形態のこと。完成したソフトを使うSaaSと合わせ、クラウドの3階層を構成します。

違いは「自社で管理する範囲」です。IaaS(AWSのEC2など)はOSから上を自社で管理するため自由度が高く、PaaSはOSや実行環境の保守をクラウド側が担うため運用負担が軽くなります。自由度と運用負担のトレードオフで選ぶのが基本です。

料金は使った分だけの従量課金が中心で、検証用に立てたサーバーの消し忘れなど、管理不足でコストが膨らみやすい点に注意が必要です。非エンジニアの発注担当者も「どの階層を借りる構成か」を理解しておくと、ベンダー見積もりの妥当性を判断しやすくなります。

SaaS完成したソフトを使う — 自社の管理範囲が最も小さい
PaaS開発・実行環境まで借りる — OSや実行環境の保守はクラウド側
IaaSサーバーなどのインフラだけ借りる — OSから上は自社で管理(自由度は最大)

クラウドの3階層。違いは「自社で管理する範囲」で、自由度と運用負担のトレードオフで選ぶ。

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最終更新: ・ 作成:Digital Sales 編集部

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