クラウド vs 買い切りTCO比較ツール

月額課金(クラウド・SaaS)と買い切り(オンプレ・パッケージ)の総保有コスト(TCO)を比較する無料ツール。累積コストのグラフとコストが逆転するタイミングで、どちらが安いか判断できます。

  • 登録・ログイン不要
  • 無料
  • 入力値をサーバーに送信しません
累積コストの比較

左の ① から順に入れると、年数ごとの累積コストと、どの年でコストが逆転するかが出ます

累積コストの推移 — 年数ごとの総額初期費用 + 月額 × 月数
A クラウド(月額型)B 買い切り

① クラウドの初期費用 → ② 月額 → ③ 買い切りの初期費用 → ④ 保守費 → ⑤ 年数 の順に入れてください。

両プランの費用と比較年数を入れると、期間内のTCO(総保有コスト)を比較します。初期費用の差を月額の差で割った月数が、コストが逆転するタイミングです。

値上げ・解約金・データ移行費・社内運用の人件費は含みません。数年おきの更改費用は「更改費÷周期の月数」を月額に足すと近似できます。

2つのプランの費用と年数を入れる
A — クラウド・SaaS(月額型)
無ければ 0
利用料・サブスク
B — 買い切り・オンプレ(パッケージ・購入)
ライセンス・構築費
相場は初期費用の15〜20%/年
比較する期間
1〜10年。稟議では5年が一般的
例:

入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。「条件のURL」も入力値を#以降に載せるためサーバーへは送られませんが、URLを共有した相手は入力値を見られます。無料・登録不要で使えます。

使い方

  1. プランA(月額型)の初期費用と月額費用を万円で入力する
  2. プランB(買い切り型)の初期費用と月額の保守費用を入力する
  3. 比較する年数を入れて、累積コストのグラフと逆転タイミングを確認する

USE CASESこんな場面で使える

  • システム選定SaaSとパッケージ導入のどちらが安いかを利用年数前提で比較する
  • 稟議の根拠づくり「◯年使うならこちらが◯万円安い」をグラフつきで示す
  • リース vs 購入の検討初期費用と月額費用のあるものなら何でも比較できる

FORMULA計算式・仕組みと根拠

  • TCO(総保有コスト) = 初期費用 + 月額費用 × 利用月数
  • コスト逆転タイミング = 初期費用の差 ÷ 月額費用の差(初期が安い側を月額の差がいつ追い抜くか)
  • 根拠: TCO(Total Cost of Ownership)は初期費用だけでなく運用費込みの総額で比較するIT調達の標準的な考え方です。

EXAMPLE入力例と結果の読み方

プランA(クラウド)を初期0円・月額5万円、プランB(買い切り)を初期300万円・月額(保守)1万円、比較期間5年とすると、5年間のTCOはA=300万円、B=360万円でAが60万円安くなります。コストが逆転するのは初期費用差300万円÷月額差4万円=75ヶ月後(6年3ヶ月)。「6年3ヶ月以上使い続ける前提ならB、それより短いならA」と読みます。

PITFALLSよくある間違い

  • 初期費用だけ・月額だけで比較する(利用年数を決めないとどちらが安いかは決まりません)
  • 買い切り側の保守費・バージョンアップ費を0円にする(実際は購入価格の年15〜20%程度が相場)
  • 社内運用の人件費を無視する(オンプレは運用担当の工数も月額換算して加えると実態に近づきます)

NOTES境界条件・注意点

  • 値上げ・為替・解約金・データ移行費用は考慮していません(重要な場合は月額に上乗せして試算してください)
  • ハードウェア更改など数年おきの費用は、月額に均して(更改費÷周期の月数)含めると近似できます
  • 比較期間は1〜10年で指定できます

TCO(総所有コスト)の費用項目チェック表

システムの比較で初期費用と月額だけを並べると、ほぼ確実に判断を誤ります。 TCOに含めるべき費用項目の一覧です。見積もりに入っていない項目こそ要注意です。

分類費用項目見落としやすいポイント
初期費用ライセンス・構築費・データ移行・初期設定既存システムからのデータ移行は想定の数倍かかりがち
導入時の社内コスト要件定義の工数・教育研修・並行運用期間「社内の人件費」は見積書に出ないが実費
運用費用月額利用料・保守費・サーバー/インフラ・バージョンアップ買い切り型は保守費が年額でかかる(本体の15〜20%が通例)
運用の人件費管理者の工数・問い合わせ対応・障害対応オンプレは社内運用の工数が恒常的に発生する
出口コスト解約時のデータ取り出し・切り替え費用スイッチングコストが高いと価格交渉力を失う

クラウドと買い切り(オンプレ)の比較観点

観点クラウド(SaaS)買い切り・オンプレ
費用の形月額課金。初期が軽く、長期では累積する初期が重く、長期では月額が軽い
損益分岐利用年数で逆転が起きる。5年での比較が一般的(上のツールの比較軸)
アップデート自動・追加費用なしが多いバージョンアップは別費用になりがち
やめやすさ解約は容易だがデータ取り出しの確認が必要資産化するため撤退判断が遅れやすい

利用年数で答えが変わる例(クラウド月5万円 vs 買い切り300万円+保守月1万円)

初期費用の差300万円を月額の差4万円で割ると75ヶ月(6年3ヶ月)。それより短ければクラウド、長く使うなら買い切りが安くなります。

比較する年数クラウドの総額買い切りの総額安いのは
3年180万円336万円クラウド(156万円差)
5年300万円360万円クラウド(60万円差)
7年420万円384万円買い切り(36万円差)
10年600万円420万円買い切り(180万円差)
クラウドにも初期費用50万円がある場合(月3万 vs 400万+保守月2万・5年)230万円520万円クラウド(290万円差)

考え方の詳細はクラウドとオンプレの比較記事で、 ベンダーへの見積もり依頼はRFP作成ツールを参照してください。

FAQよくある質問

TCOとは何ですか?

Total Cost of Ownership(総保有コスト)の略で、初期費用に加えて月額利用料・保守費・運用費まで含めた「持ち続けるための総額」です。システム選定では価格表の初期費用ではなくTCOで比較するのが基本です。

クラウドと買い切りはどちらが安いですか?

利用年数によって逆転します。目安として、初期費用の差を月額費用の差で割ると逆転までの月数が分かります。短期間ならクラウド、逆転タイミングを大きく超えて使うなら買い切りが有利ですが、買い切りは保守費・更改費を忘れずに含めてください。

保守費用の相場はどのくらいですか?

パッケージソフトやオンプレシステムの年間保守費は、購入価格の15〜20%程度が一般的な相場です。例えば300万円のシステムなら年45〜60万円(月4〜5万円)を見込みます。