GLOSSARY

ガントチャートとは?

ガントチャートとは、縦軸にタスク、横軸に時間を置き、各作業の開始日と終了日を横棒で表した工程表のこと。WBSで洗い出したタスクを時間軸に載せたもので、プロジェクトの全体像と進捗を一目で共有できます。

実務での使い方

作成手順は、①WBSでタスクを分解する②各タスクに担当者と工数を割り当てる③依存関係(前のタスクが終わらないと始められない関係)を考慮して配置する、の順です。ExcelやスプレッドシートでもBacklogなどの専用ツールでも作れますが、更新のしやすさで選ぶのが実務的です。

よくある失敗は「作って終わり」になることです。週1回など更新タイミングを決め、遅れを翌週に持ち越さない運用がセットで必要です。また、タスクを細かくしすぎると更新負荷で形骸化するため、マイルストーンを併記して要点で追える形にします。

クリティカルパスとは?ガントチャートでの使い方

クリティカルパスとは、プロジェクトの開始から完了までの作業経路のうち、最も所要時間が長い一連のタスクのつながりのこと。この経路上のタスクが1日遅れると、プロジェクト全体の完了も1日遅れます。

実務では、WBSのタスクに依存関係と所要日数を設定すると特定できます。クリティカルパス上のタスクには余裕(フロート)がないため、エース人材の配置や進捗確認の頻度を上げるなど、管理資源を優先的に投下します。逆にそれ以外のタスクは多少の遅れなら全体に影響しません。

注意点は、クリティカルパスは固定ではないことです。あるタスクの遅れで別の経路が最長になることがあるため、進捗更新のたびに見直します。また、納期短縮したい場合に効果があるのはクリティカルパス上のタスクだけで、他のタスクをいくら短縮しても完了日は変わりません。

ガントチャートとWBSの違い・使い分け

WBSが「作業の分解一覧(何をやるか)」、ガントチャートが「その時間配置(いつやるか)」です。順序も WBS→ガント の一方向で、タスクの洗い出しが不十分なままガントを描くと、抜けた作業が後から割り込んで日程が崩れます。

使い分けの実務は、タスクの網羅性・担当・成果物の管理はWBS表で、日程の重なり・依存関係・進捗の遅れの把握はガントで、と役割を分けることです。小規模案件ではWBSに開始日・終了日の列を足すだけで足り、ガントが本領を発揮するのは並行作業や部署間の依存が多い案件です。WBS作成ツールでは表とガントを同時に生成できます。

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最終更新: ・ 作成:Digital Sales 編集部

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