稟議とは?
稟議とは、担当者が起案した購買や契約などの案件について、稟議書を回覧して複数の上長・関係部署の承認を得る日本企業に特有の意思決定手続きのこと。承認完了までに数日〜数週間かかるのが一般的です。
実務での使い方
営業側にとって稟議は、受注までのリードタイムを左右する工程です。「誰が起案し、承認者は何人か」「いつの決裁会議に乗るか」をヒアリングし、費用対効果の試算や比較表など稟議用の資料を担当者に渡すと、通過率とスピードが上がります。
注意点は、担当者の「導入したい」と社内承認は別物だと理解することです。相見積もりの提出や上長説明用の追加資料など、稟議の過程で必要になるものを先回りして用意すると案件の停滞を防げます。最終決裁者が誰かの確認も欠かせません。
もっと詳しく学ぶ
- 価格交渉の実務|値引き要求への対応手順と利益を守る設計
BtoBの価格交渉を、値引きの損益インパクトの数値理解、値引き要求への5段階の対応手順、交渉前の設計(ウォークアウェイライン・交換条件)から解説。利益と信頼を守…
- 営業クロージングの技術|成約率を高める7つの原則とBtoBの稟議設計
営業クロージングを「押し込み」ではなく「意思決定の障害物を除去するプロセス」として設計する方法を解説。テストクロージング、懸念の先回り、稟議支援、失注理由の分析…