値引き影響シミュレーター
値引き率を入力すると、利益がどれだけ削られるか、同じ利益を維持するのに必要な追加販売数を計算する無料ツール。月間販売数を入れると月あたりの利益インパクトも金額で分かり、安易な値引きの危険性が数字で確認できます。
- 登録・ログイン不要
- 無料
- 入力値をサーバーに送信しません
左の ① から順に入れると、値引きが利益をどれだけ削るかの解剖図が出ます
① 通常価格 → ② 粗利率 → ③ 値引き率 の順に入れてください。
図1|1個の中身 — 原価は減らないので、値引きは利益だけを削る
図2|同じ総利益に戻すには、何個売ればいいか
利益がゼロ以下のため、何個売っても取り返せません。この値引き率は受けられない水準です。
1個あたりの利益は「価格×粗利率」の概算です。値引きは価格から直接差し引き、原価は変わらない前提で計算しています。値引きの代わりに、契約期間・発注量・支払条件・導入範囲などの条件と交換するのが原則です。一度下げた価格は既得権化しやすい(アンカー効果)点にも注意してください。
入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。「条件のURL」も入力値を#以降に載せるためサーバーへは送られませんが、URLを共有した相手は入力値を見られます。無料・登録不要で使えます。
使い方
- 通常価格と粗利率(%)を入力する
- 検討中の値引き率(%)を入力する
- 月間販売数(個・任意)を入れると、月あたりの利益インパクト(▲円/月)も表示される
- 利益の減少率と、同じ利益に必要な販売数の増加率を確認する
USE CASESこんな場面で使える
- 値引き要請への回答前「1割引き」が利益をいくら削るかを数字で確認する
- キャンペーン設計値引き分を回収できる販売増が現実的かを判断する
- チームの教育値引きの怖さを共通認識にする材料にする
FORMULA計算式・仕組みと根拠
- 値引き前の利益(1個) = 通常価格 × 粗利率
- 値引き後の利益(1個) = 値引き後価格 − 原価(原価 = 通常価格 × (1 − 粗利率))
- 同じ総利益に必要な販売増 = (値引き前利益 ÷ 値引き後利益 − 1) × 100
- 月あたり利益インパクト = 1個あたりの利益減少額 × 月間販売数
- 根拠: 値引きしても原価は変わらないため、値引き額は全額が利益から差し引かれます。粗利率が低いほど影響は増幅されます。
EXAMPLE入力例と結果の読み方
通常価格10万円・粗利率40%・値引き10%なら、利益は4万円→3万円で25%減。価格は1割しか下げていないのに利益は4分の1減り、同じ総利益を出すには販売数を+33.3%増やす必要があります。月間販売数50個を入れると、月あたり利益インパクトは▲50万円(1万円×50個)と表示され、値引きの影響を月次の金額で説明できます。「1割引きなら1割多く売ればいい」という直感が誤りだと数字で確認するのがこのツールの目的です。
PITFALLSよくある間違い
- 粗利率(%)と利益額(円)を混同して入力する
- 「値引き分は数量でカバーできる」と直感で判断する(必要な増加数は必ず計算する)
- 1個あたり利益がマイナスになる値引き(粗利率超の値引き)を受けてしまう
NOTES境界条件・注意点
- 値引き率が粗利率を超えると1個売るごとに赤字になり、「売るほど赤字」と表示されます
- 月あたり利益インパクトは「販売数が変わらない」前提の試算です。値引きで販売数が増える見込みは「同じ総利益に必要な販売増」と見比べて判断してください
- 販売数が増えると物流費・サポート費などの費用も増える場合、実際に必要な販売増はさらに大きくなります
- 継続取引では、一度下げた価格が既得権化する「アンカー効果」のリスクも考慮してください
値引きが利益をどれだけ削るか(粗利率×値引き率の早見表)
値引き額は全額が利益から差し引かれるため、利益の減少率は「値引き率 ÷ 粗利率」になります。粗利率40%の商品を10%値引きすると利益は25%減、同じ総利益を出すには33.3%多く売る必要があります。
| 粗利率 | 値引き率 | 利益の減少 | 同じ総利益に必要な販売増 | |
|---|---|---|---|---|
| 40% | 5% | −12.5% | +14.3% | |
| 40% | 10% | −25% | +33.3% | |
| 40% | 20% | −50% | +100%(2倍) | |
| 20% | 10% | −50% | +100%(2倍) | |
| 20% | 20% | −100%(利益ゼロ) | 取り返せない | |
| 15% | 20% | 売るほど赤字 | 取り返せない |
「1割引きなら1割多く売ればいい」は誤りです。粗利率40%なら1割引きの利益減は25%で、取り返すには33.3%の販売増が要ります。販売数が増えれば物流費・サポート費も増える場合、実際に必要な販売増はさらに大きくなります。
値上げした場合に販売数が何%減っても利益を維持できるかは値上げ影響シミュレーター、売価・原価・粗利率の相互計算は粗利率計算ツールで確認できます。 値引き要求への対応手順は価格交渉の記事を参照してください。
FAQよくある質問
なぜ値引きすると利益が大きく減るのですか?
値引き額はそのまま利益から差し引かれるためです。例えば粗利率40%の商品を10%値引きすると、価格は10%減でも利益は25%減になります。
「同じ総利益に必要な販売増」はどう計算していますか?
値引き前の1個あたり利益÷値引き後の1個あたり利益から、必要な販売数の増加率を計算しています。値引き後の利益がゼロ以下の場合は「売るほど赤字」と判定します。
値引きを求められたときの代替案はありますか?
価格を下げる代わりに、契約期間・発注量・支払条件・導入範囲などの条件と交換する方法が有効です。無条件の値引きは避け、必ず何かと引き換えにするのが原則です。