値上げ影響シミュレーター
値上げ率を入力すると、利益がどれだけ増えるか、販売数が何%減っても総利益を維持できるかを計算する無料ツール。値上げ判断の材料になります。
- 登録・ログイン不要
- 無料
- 入力値をサーバーに送信しません
左の ① から順に入れると、値上げで利益がどれだけ増え、販売数が何%減っても利益を維持できるかが出ます
① 通常価格 → ② 粗利率 → ③ 値上げ率 の順に入れてください。
図1|1個の中身 — 原価は増えないので、値上げ分は全額が利益になる
図2|販売数が何%減っても、同じ総利益か
販売数を100としたときの本数です。
1個あたりの利益は「価格×粗利率」で計算した概算です。固定費・仕入価格の変化は考慮していません。実際の販売減は商材の価格弾力性・競合状況・スイッチングコストに依存し、BtoBの継続契約では更新タイミングで遅れて現れます。
入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。「条件のURL」も入力値を#以降に載せるためサーバーへは送られませんが、URLを共有した相手は入力値を見られます。無料・登録不要で使えます。
使い方
- 現在の価格と粗利率(%)を入力する
- 検討中の値上げ率(%)を入力する
- 利益の増加率と、何%の顧客離れまで耐えられるかを確認する
- 想定される顧客離れ(%・任意)を入力すると、許容ラインと比較して値上げの有利・不利を自動で判定する
USE CASESこんな場面で使える
- 値上げの意思決定想定離脱率と許容離脱率を比べて判断する
- 値上げ幅の比較+5%・10%・15%・20%で許容できる販売減がどう変わるかを並べる
- 社内の説得「値上げした方が総利益は増える」条件を数字で示す
FORMULA計算式・仕組みと根拠
- 値上げ後の利益(1個) = 値上げ前の利益 + 通常価格 × 値上げ率
- 利益の増加率(%) = (値上げ後利益 ÷ 値上げ前利益 − 1) × 100
- 許容できる販売減(%) = (1 − 値上げ前利益 ÷ 値上げ後利益) × 100
- 根拠: 値上げ分は原価に影響せず全額が利益に加算されるため、粗利率が低い商品ほど値上げの利益インパクトは増幅されます(値引きと対称の構造)。
EXAMPLE入力例と結果の読み方
通常価格10万円・粗利率40%・値上げ5%なら、利益は4万円→4.5万円で+12.5%。同じ総利益を維持するには、販売数が11.1%減っても耐えられる計算です。想定される顧客離れが11.1%より小さいと見込めるなら、値上げした方が総利益は増える、と読みます。
PITFALLSよくある間違い
- 「値上げ=顧客が離れる」という感覚だけで見送る(許容ラインを計算せずに判断しない)
- 原価の上昇分だけを価格に転嫁する(利益率を維持するには売価ベースでの転嫁計算が必要)
- 全商品・全顧客に一律で値上げする(価格感度は商品・セグメントで異なる)
NOTES境界条件・注意点
- 実際の販売減は商材の価格弾力性・競合状況・スイッチングコストに依存します(このツールは損益構造のみを計算)
- BtoBの継続契約では、値上げの影響は解約ではなく更新タイミングで遅れて現れます
- 粗利率が未入力・0の場合、増加率と許容販売減は計算されません
値上げで利益がどれだけ増えるか(粗利率×値上げ率の早見表)
値上げ分は原価に影響せず全額が利益に加算されるため、利益の増加率は「値上げ率 ÷ 粗利率」、同じ総利益を維持できる販売減の許容ラインは「値上げ率 ÷ (粗利率+値上げ率)」になります。粗利率40%の商品を10%値上げすると利益は25%増え、販売数が20%減っても総利益は維持できます。
| 粗利率 | 値上げ率 | 利益の増加(1個) | 許容できる販売減 | |
|---|---|---|---|---|
| 40% | +5% | +12.5% | −11.1%まで | |
| 40% | +10% | +25% | −20%まで | |
| 40% | +20% | +50% | −33.3%まで | |
| 20% | +10% | +50% | −33.3%まで | |
| 20% | +20% | +100%(2倍) | −50%まで | |
| 60% | +10% | +16.7% | −14.3%まで |
「1割値上げすると1割売れなくなる」なら、粗利率40%の商品では総利益はむしろ増えます(許容ラインは2割減)。値上げの是非は感覚ではなく、想定される販売減と許容ラインの比較で判断してください。
値引きした場合に利益がどれだけ削られるかは値引きシミュレーター、売価・原価・粗利率の相互計算は粗利率計算ツールで確認できます。 値上げの伝え方は価格交渉の記事を参照してください。
FAQよくある質問
値上げの影響はどう計算しますか?
値上げ分はそのまま利益に上乗せされます。値上げ後の利益=値上げ前の利益+価格×値上げ率で計算し、利益の増加率と、同じ総利益を維持できる販売減少の許容ラインを算出します。
値上げしても大丈夫かはどう判断しますか?
「許容できる販売減」と実際に見込まれる顧客離れを比べます。例えば許容ラインが11%で想定離脱が5%なら、値上げした方が総利益は増える計算になります。
値引きと値上げで影響の大きさは違いますか?
構造は対称です。粗利率40%の商品では、10%の値引きは利益25%減、10%の値上げは利益25%増。粗利率が低い商品ほど、価格変更の利益インパクトは大きくなります。