ROAS計算ツール(損益分岐・目標ROAS)
無料のROAS計算ツール。商品の粗利率から、広告が赤字にならない損益分岐ROASと目標CPAを計算します。「ROASいくつを目指せばいいか」がすぐ分かります。
- 登録・ログイン不要
- 無料
- 入力値をサーバーに送信しません
左の ① 粗利率を入れると、広告が赤字にならない損益分岐ROASが出ます
① 粗利率を入れると、売上のうち原価と粗利(広告に使える分)の帯が出ます。
ROASゲージ — 損益分岐・目標の線と、いまの位置
損益分岐ROAS = 100 ÷ 粗利率。ROASがこの値を上回れば広告は黒字です。広告経由の売上と広告費だけで見た目安で、人件費・制作費などの間接コストは含みません。指標は広告KPI一覧を参照。
粗利率が分からない場合は、粗利率計算ツールで売価と原価から計算できます。
入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。「条件のURL」も入力値を#以降に載せるためサーバーへは送られませんが、URLを共有した相手は入力値を見られます。無料・登録不要で使えます。
使い方
- ①に商品・サービスの粗利率(%)を入力する(平均客単価も入れると損益分岐CPAが出ます)
- 答えカードで損益分岐ROASと、赤字・黒字のゾーンを示す判定帯を確認する
- ②に残したい利益率(%・任意)を入れると、利益を確保できる目標ROASを計算する
- ③に実際のROAS(%・任意)を入力すると、黒字・赤字の判定と売上100万円あたりの利益額の目安が出る
USE CASESこんな場面で使える
- 広告の撤退ライン設定ROASの合格ラインを粗利率から決める
- 商品別の上限CPA設定客単価×粗利率から許容獲得単価を出す
- 「ROAS300%で好調」の検証粗利率次第で実は赤字でないか確認する
FORMULA計算式・仕組みと根拠
- 損益分岐ROAS(%) = 1 ÷ 粗利率 × 100
- 損益分岐CPA = 平均客単価 × 粗利率
- 目標ROAS(%) = 1 ÷ (粗利率 − 目標利益率) × 100
- 根拠: 広告経由の売上のうち粗利になるのは「売上×粗利率」だけです。これが広告費と等しくなる点が損益分岐点なので、逆数がROASの下限になります。
EXAMPLE入力例と結果の読み方
粗利率40%なら損益分岐ROASは250%。「ROAS300%で好調」に見えても、粗利率30%の商品なら分岐点は333%なので実は赤字、という判断ができます。客単価1万円なら損益分岐CPAは4,000円。さらに利益率10%を残したいなら、目標ROASは1÷(40%−10%)≈333%を狙う、と読みます。
PITFALLSよくある間違い
- 粗利率の欄に営業利益率を入れる(ここは売上総利益率)
- ROAS100%を損益分岐と誤解する(売上=広告費の時点で原価分が赤字)
- 粗利率の異なる商品をまとめて1つの分岐ROASで判断する(商品構成が変わると分岐点も動く)
NOTES境界条件・注意点
- 目標利益率が粗利率以上の場合、目標ROASは成立しません(「粗利率を超える設定です」と表示)
- 人件費・制作費などの間接コストは含みません。事業全体の採算は別途ROIで確認してください
- リピート購入が多い商材は、初回のROASが分岐点未満でもLTVベースでは黒字のことがあります
- 粗利率20〜60%の損益分岐ROAS早見表を常設表示しています。入力した粗利率に最も近い行がハイライトされます
損益分岐ROASの計算式と導出
ROAS計算の基本式は「ROAS = 売上 ÷ 広告費 × 100」で、広告費1円あたりの売上を%で表します。 広告の利益がゼロになる境目は「売上 × 粗利率 = 広告費」のときなので、式を変形すると損益分岐ROAS = 100 ÷ 粗利率になります。粗利率40%なら100÷0.4=250%です。
広告に使えるのは「粗利」まで — だから粗利率で決まる(粗利率40%の例)
1件売って手元に残るのは粗利4,000円だけ。広告費がこれを超えた瞬間に赤字です。 売上10,000円 ÷ 粗利4,000円 = 損益分岐ROAS 250%。粗利率が低い商材ほど、必要なROASは高くなります。
粗利率別の損益分岐ROAS早見表
「ROAS300%で好調」に見えても、粗利率次第で赤字のことがあります。入力した粗利率にいちばん近い行がハイライトされます。
| 粗利率 | 損益分岐ROAS | ROAS300%のとき | |
|---|---|---|---|
| 20% | 500% | 赤字(利益率 −13.3%) | |
| 30% | 333% | 赤字(利益率 −3.3%) | |
| 40% | 250% | 黒字(利益率 +6.7%) | |
| 50% | 200% | 黒字(利益率 +16.7%) | |
| 60% | 167% | 黒字(利益率 +26.7%) |
実効粗利率で計算する(EC・D2Cの注意点)
商品原価だけで粗利率を計算すると、損益分岐ROASが甘く出ます。売価から「販売のたびに出ていくお金」を すべて引いた実効粗利率で計算してください。売価10,000円の例です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 売価 | 10,000円 |
| 商品原価 | −4,000円 |
| 送料・梱包 | −800円 |
| 決済・モール手数料(3.5%) | −350円 |
| 実効粗利 | 4,850円(実効粗利率48.5%) |
名目の粗利率60%なら損益分岐ROASは167%ですが、実効粗利率48.5%で計算すると206%です。 この差を見落とすと「ROAS180%で黒字のはず」が実際は赤字になります。
目標ROASの決め方
損益分岐ROASは「これを下回ると赤字」のラインであり、目標ではありません。実務では損益分岐ROAS × 1.2〜1.5を目標に置き、利益を確保します。リピート購入が見込める商材では、 LTVベースで初回購入の赤字を許容する設計もあります(LTV・CAC計算ツールで健全性を確認できます)。
ROASを含む広告指標の一括計算は広告KPI計算ツールで、 用語の定義は用語集のROASを参照してください。
FAQよくある質問
損益分岐ROASの計算式は何ですか?
損益分岐ROAS=1÷粗利率です。例えば粗利率40%なら250%で、ROASがこの値を上回れば広告は黒字です。
目標CPAはどう決まりますか?
平均客単価×粗利率が損益分岐CPA(1件の獲得にかけられる上限額)です。利益を残すには、この上限より低いCPAを目標にします。
ROASが損益分岐を超えていれば必ず儲かりますか?
広告費と原価だけを考慮した基準のため、人件費や制作費などの間接コストは含みません。目標利益率を入力すると、それらを見込んだ目標ROASも計算できます。