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商談メモのテンプレートと記入例|次の行動が決まる書き方

目次

商談メモとは、商談で確認した情報と、次に進めるための合意・宿題を残す記録です。書くときは 事実・担当者の推測・未確認事項を分け、次の行動に担当者と期限を付ける と、別の人が読んでも準備を引き継げます。

以下のテンプレートと例は、初回ヒアリングから提案後の振り返りまで使えるように作成したものです。架空の企業・担当者・数値を用いています。

そのまま使える商談メモのテンプレート

最初からすべてを埋める必要はありません。聞けなかった情報を空白にせず、「未確認」と次に確認する相手を残します。

案件名:
実施日時・参加者:
今回決めたかったこと:

【確認できたこと】
・内容:
・誰の発言/どの資料で確認したか:

【合意したこと】
・決まった内容:
・適用条件や保留部分:

【まだ確認できていないこと】
・確認する内容:
・確認相手/質問する機会:

【社内向けの見立て】
・推測や懸念:
・そう考えた根拠:

【次に行うこと】
・担当者:
・行うこと/完了したと判断できる状態:
・期限:
・相手と合意済みか:

次回の目的・予定:
記録者:

同じ内容でも、顧客発言と自社の見立てを一つの文章にしないことが重要です。「価格が高いと言われた」と「予算がない」は別の情報です。

記入例:デモの実施だけが決まった初回商談

たとえば、在庫管理システムの初回商談で、先方が「まず現場で使えるか試したい」と話した場面を考えます。デモの合意があっても、購入の合意とは限りません。

残す情報 記入例
今回の目的 在庫確認の負担と、デモで確かめる業務を整理する
確認できた事実 先方の運用担当・佐藤さんによると、在庫確認に毎日2人で各30分かかる。繁忙日の所要時間は未計測
合意したこと 次回は入荷登録と在庫検索をデモする。導入するかどうかはデモ後に検討
未確認事項 予算上限と最終承認者は未確認。佐藤さんに社内の確認先を尋ねる
社内の見立て 操作の簡単さを重視している可能性がある。価格より先に、操作手順について質問があったことが根拠
自社の宿題 山田が、次回商談の2営業日前までにデモ画面と操作手順を準備する
先方の宿題 佐藤さんが、次回商談の前日までに匿名化した入荷データの例を用意する。共有方法は別途確認
次回の目的 現場担当者と2つの操作を試し、追加で確認すべき条件を決める

「毎日2人で各30分」なら、合計60分/日です。ただし、この60分がすべて削減できるとは確認していません。商談メモには元の数字と計算単位を残し、効果の見積もりは別途検証します。

Salesforceの営業研修でも、商談の終わりに自社・顧客・関係者それぞれの行動と期限を明確にし、合意した予定をメールで確認することを勧めています。

商談中のメモを共有できる記録にする4手順

  1. 開始前に、今回決めたいことを一つ書く。 前回の宿題があれば、その回答を確認する欄を用意します。初回からすべての質問を消化することを目的にしません。
  2. 会話中は発言者・数字・条件を押さえる。 「月額10万円以内」と「初期費用10万円以内」は違います。単位や対象期間が聞き取れなければ、その場で確認します。
  3. 終了前に、合意と宿題を読み返す。 誰が・何を・いつまでに行うかを確認します。相手が返答していない自社の希望は、合意済みと書きません。
  4. 商談後に、事実と見立てを分けて保存する。 記憶が新しいうちに整理し、案件の記録に紐づけます。未確認事項には次回の質問を添え、長い会話の要約だけで終わらせません。

聞くべき内容そのものを整理したい場合は、営業ヒアリングの進め方を参照してください。予算・決裁・必要性・時期を確認するBANTや、複数の関係者がいる案件を整理するMEDDICは補助になりますが、枠を埋めるために推測を書かないようにします。

社内メモ・CRM登録・顧客への確認は書き分ける

商談の記録は、読む人によって必要な情報が異なります。文書の名前だけで「これは議事録だから正確、メモだから自由」と分けず、共有範囲に合わせて編集します。

共有先 主に残すこと そのまま載せないもの
社内の案件担当・上司 事実、根拠のある見立て、未確認事項、支援が必要なこと 根拠のない受注確度や人物評価
CRM・SFAの案件記録 案件に紐づく要点、次の行動、担当、期限 日時や案件名が分からない断片
顧客への確認メール 双方が合意した内容、各担当の宿題、次回予定 社内の攻略方針、確度評価、未確認の推測

CRMに記録するときは、同じ案件の履歴として後から読めることを重視します。営業パイプラインの段階や確度を更新するなら、「デモの日程が決まった」「購入条件が確認できた」など、自社の段階定義に合う事実を根拠にします。

顧客向けの確認文は、たとえば次のように切り出します。

本日はありがとうございました。
次回は、入荷登録と在庫検索の操作をご確認いただく予定です。

・弊社 山田:次回の2営業日前までに、デモ画面と操作手順を準備
・貴社 佐藤様:次回の前日までに、匿名化した入荷データの例をご準備

データの共有方法は、別途確認のうえご案内いたします。
上記の認識に相違がございましたら、お知らせください。

この文章は、表の例で合意できていた場合のものです。先方の宿題が未合意なら、依頼・相談の文面に変えます。

無料ツール 商談メモを社内共有文と確認メールに整える

ヒアリング内容・合意事項・次回アクションから、商談メモ、SFA登録文、お礼メールの下書きを作成できます。次回アクションには担当者と行うことを記入してください。

次回の期日欄は1つです。宿題ごとに期限が違うときは、アクションの本文にそれぞれの期限も書きます。送信やCRM登録は自動では行いません。

よくある失敗と書き直し方

  • 「好感触だった」で止める。 「操作担当者を次回に同席させたいとの発言があった」のように、判断材料となる発言を残します。
  • 未確認を「なし」にする。 競合を聞いていないなら「競合なし」ではなく「未確認。次回、比較中の選択肢を確認」と書きます。
  • 「資料送付」だけを宿題にする。 担当者・資料の種類・期限を入れます。「送った」状態と「先方が確認した」状態も区別します。
  • 顧客側の作業を自社の約束に変える。 お礼メールへ転記する際は、主語を再確認します。自動生成された文章でも、人が担当の対応関係を確認します。
  • AIの要約を合意事項として扱う。 金額・期日・決裁者・担当・合意の有無は元の記録と照合します。AIの出力だけを根拠に案件の確度を上げません。

録音やAIの活用範囲を検討する場合は、AI商談で任せる工程と人が確認する工程を参照してください。商談メモを残したら、最後に「次回の担当者が、この記録だけで準備に着手できるか」を確認すると、抜けている情報を見つけやすくなります。

よくある質問

商談メモには何を書けばよいですか?

日時・参加者・今回の目的に加え、確認できた事実、合意事項、未確認事項、次の行動と担当者・期限を残します。会話の全文より、次回の準備や引き継ぎに必要な情報を優先します。

商談メモと議事録はどう使い分けますか?

社内の商談メモでは営業担当の仮説や懸念も、事実と区別して残します。顧客と共有する議事録や確認メールでは、双方の発言・合意・宿題を中心にし、社内だけの評価や推測をそのまま転記しません。文書名より共有先と目的で書き分けます。

商談で予算や決裁者を聞けなかった場合はどう書きますか?

未確認と明記し、誰に何を確認するかを次回の質問として残します。予算を聞いていない状態を予算なしと書いたり、役職だけで決裁者を推定したりしません。

無料ツールで商談メモを作れますか?

当サイトの商談メモ作成ツールでは、聞いた内容と合意事項・次回アクションを入力して、商談メモ、SFA登録文、お礼メールの下書きを作れます。録音の文字起こしやCRMへの自動登録は行いません。