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プロンプトの書き方|コピペで使えるプロンプト集(シーン別例文12選)

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目次

生成AIのプロンプトは、①役割 ②依頼内容 ③背景・前提 ④条件 ⑤出力形式 ⑥トーンの6要素を埋めるだけで、出力の精度が大きく変わります。 特別な技術ではなく「仕事の依頼の仕方」と同じです。この記事では、6要素の書き方をビフォーアフターで示し、コピペで使える基本テンプレートとシーン別のプロンプト集(例文12選)、実践のコツと失敗パターンを解説します。

なぜ「いい感じに書いて」では駄目なのか

生成AIは文脈がなければ、最も一般的で無難な回答を返します。曖昧な依頼に曖昧な答えが返るのは、AIの能力不足ではなく入力の情報不足です。新人に仕事を頼む場面と同じで、目的・相手・条件を伝えるほど成果物は狙いに近づきます。

プロンプトの6つの構成要素

要素 書くこと
①役割 AIに与える専門性・立場 あなたはBtoB営業10年の専門家です
②依頼内容 何をしてほしいか(動詞で明確に) 新規開拓メールの件名を10案作って
③背景・前提 誰向けか・何のためか 製造業の情報システム部長宛、初回接点
④条件 制約・含める要素(箇条書き) 各20文字以内/専門用語を避ける
⑤出力形式 形の指定 番号付きリスト、狙いを1行添える
⑥トーン 文体・温度感 丁寧だが堅すぎない

ビフォーアフター

Before: 「営業メールを書いて」 → どの業界にも当てはまる無難な文面が返る。

After: 「あなたはBtoB営業の専門家です。製造業の情報システム部長宛の新規開拓メール(初回接点)を書いてください。条件: 300字以内/自社紹介は1文まで/CTAは15分の情報交換の打診。トーンは丁寧だが売り込み感を抑えて。出力は件名+本文の形式で」 → 相手・目的・制約が反映された、そのまま調整できる文面が返る。

🧰 関連ツール: この6要素をフォームに沿って埋めるだけでプロンプトを組み立てられるプロンプト作成ツールがあります。用途が決まっているなら営業メール議事録要約キャッチコピー記事構成の専用ジェネレーターが早道です。

コピペで使える基本テンプレート

6要素を穴埋め式にした汎用テンプレートです。当てはまらない行は消して使ってください。

あなたは[役割: 例 BtoBマーケティングの専門家]です。
[依頼内容: 例 展示会フォローメールの本文を作成]してください。

背景・前提:
- [誰向けか: 例 展示会で名刺交換した情報システム部門の担当者宛]
- [何のためか: 例 1週間以内に商談の打診につなげたい]

条件:
- [制約1: 例 400字以内]
- [制約2: 例 展示ブースの話題から自然に入る]
- [制約3: 例 押し売り感のある表現は避ける]

出力形式: [例 件名2案+本文。変更しやすいよう固有名詞は【】で囲む]
トーン: [例 丁寧、ただし堅すぎない]

すべての行を毎回埋める必要はありません。依頼内容と背景の2つは必須、残りはズレたら足す、くらいの運用が現実的です。

コピペで使えるプロンプト集(シーン別例文12選)

業務でよく使う12シーンのプロンプト集です。そのまま貼って[ ]内を差し替えれば使えます。

1. 長文の要約

以下の文章を、[経営会議で共有する]ために要約してください。
条件: 結論→根拠→残された課題の順/箇条書きで5点以内/数値は省略しない
本文: [ここに貼り付け]

ポイントは「誰のための要約か」を伝えることです。同じ文章でも、経営向けと実務担当向けでは残すべき情報が変わります。

2. ビジネスメールの作成

あなたはBtoB営業の専門家です。[値上げのお詫びと継続のお願い]のメールを書いてください。
背景: [長年の取引先/原材料高騰で10%の値上げ/来月から適用]
条件: 400字以内/値上げ理由は簡潔に/代替案(数量調整など)の相談余地を残す
出力形式: 件名+本文

メールは背景の伝え方で品質が決まります。シーン別の下書きから始めるなら営業メール作成ツールが早道です。

3. 議事録の整理

以下の会議メモを議事録に整理してください。
条件: 決定事項/宿題(担当者・期限)/持ち越し論点の3見出しに分類
   発言の羅列は要点に圧縮/日付・数値・固有名詞はそのまま残す
メモ: [ここに貼り付け]

「決定・宿題・持ち越し」の3分類を指定するのがコツです。分類名を先に与えると、AIの整理は安定します。議事録の項目設計は議事録の書き方を参照してください。

4. 企画書・記事の構成案

[社内のAI活用推進の企画書]の構成案を作ってください。
背景: [読み手は経営層/承認を得るのが目的/予算規模は年100万円]
条件: 章立ては6章以内/各章に入れるべき要素を箇条書きで添える
   最初に「読み手が最も気にする論点」を1行で示す

いきなり本文を書かせず、構成案→各章の要点→本文の3段階に分けると、途中で軌道修正できて手戻りが減ります。ブログ記事の構成案なら、SEOの要素まで組み込んだブログ記事構成案作成ツールもあります。

5. データの分析・表の整理

以下のデータから[商品カテゴリ別の伸び率]を分析してください。
条件: まず表に整理(カテゴリ/前期/今期/増減率)/次に特徴を3点
   根拠の数値を必ず添える/データにない事柄は推測しない
データ: [ここに貼り付け]

「データにない事柄は推測しない」の1行が重要です。分析系はもっともらしい創作(ハルシネーション)が起きやすい領域のため、出典の範囲を明示的に縛ります。

6. 文章の校正・リライト

以下の文章を校正してください。
条件: 誤字脱字と敬語の誤りを修正/一文60字以内に分割
   元の意味は変えない/修正箇所は一覧で報告
本文: [ここに貼り付け]

「元の意味は変えない」「修正箇所を報告させる」の2つを入れると、勝手な書き換えを検出できます。

7. キャッチコピー・見出し案

[新サービスのLPの見出し]のコピー案を10本出してください。
商材: [中小企業向けの経費精算SaaS]/読み手: [経理担当者]
条件: 20字以内/数字か固有の便益を必ず入れる/煽り表現は使わない
出力形式: 案の一覧+それぞれの狙い1行

本数を多めに出させて人が選ぶのが定石です。1案だけ求めると平均的な案しか出ません。訴求軸から順に固めるならキャッチコピー作成ツールが使えます。

8. 翻訳・英文メールの作成

以下の日本語を英語のビジネスメールにしてください。
背景: [海外の取引先/納期遅延のお詫びと新しい納期の提示]
条件: フォーマルすぎない標準的なビジネス英語/件名も付ける
   直訳ではなく英語圏の慣習に合う表現に/日本語の逐語対訳を最後に添える
本文: [ここに貼り付け]

「逐語対訳を添える」の1行がポイントです。英語に自信がなくても、意図と違う訳になっていないかを日本語側で確認できます。

9. アイデア出し・ブレスト

[展示会の集客企画]のアイデアを20個出してください。
前提: [予算30万円/BtoB/ブースは小規模]
条件: 実現性は問わない/ありきたりな案と突飛な案を半々に
   出し切った後、費用対効果が高そうな3つに絞って理由を添える

アイデア出しは「量→絞り込み」の2段階を1つのプロンプトに入れると効率的です。最初から質を求めると、無難な案に収束します。

10. Excel・スプレッドシートの関数作成

Excelで[売上一覧から担当者別の合計を出す]関数を作ってください。
前提: A列=日付、B列=担当者名、C列=金額。結果はE列に担当者別で表示したい
条件: 関数をそのまま貼れる形で/何をしている関数か1行の解説を添える
   うまく動かない場合に確認すべき点も1つ

列構成を具体的に伝えるのがコツです。「こういう表がある」だけでは、AIが想定した列と実物がずれて動かない関数が返ってきます。

11. 難しい内容のわかりやすい説明

[インボイス制度]を、[新入社員向けの朝会で3分で]説明する原稿を作ってください。
条件: 専門用語は使うたびに1行で補足/身近な例え話を1つ入れる
   「結局、自分は何をすればいいか」で締める

「誰に・どの場で・何分で」を指定すると、説明の粒度が自動的に決まります。研修資料や社内周知文にも同じ型が使えます。

12. SNS・X投稿文の作成

[新機能リリースのお知らせ]のX投稿文を3案作ってください。
条件: 全角140字以内/最初の1行で目を引く/ハッシュタグは2つまで
   絵文字は各案1つまで/リンクを貼る前提で本文を組む
出力形式: 3案+それぞれの狙い

文字数条件は必ず入れてください。生成AIは文字数を超過しがちなので、出力後に文字数カウンターで確認してから投稿すると安全です。

精度を上げる5つのコツ

①具体化②例示③分割④対話で追い込む⑤検証を仕込む
  1. 形容詞を数値に変える — 「短く」→「300字以内」、「いくつか」→「10案」。曖昧語はAIの解釈に委ねる部分を増やします
  2. 見本を1つ見せる(Few-shot) — 「この文体で」と過去の実例を貼ると、トーンの指定より確実に文体が揃います
  3. 大きな依頼は分割する — 「企画書を書いて」より「①構成案→②各章の要点→③本文」の3段階。各段階で軌道修正できます
  4. 一発で完璧を求めず対話で追い込む — 7割の出力に「この観点を追加」「もっと具体的に」を2〜3回。長大な完璧プロンプトより速く着地します
  5. 自己チェックを仕込む — 末尾に「事実に自信がない箇所は【要確認】と明記して」と加えると、ハルシネーションの検出が楽になります

一段上のテクニック: 思考の手順を出させる

計算や条件分岐を含む依頼では、「結論だけでなく、判断の手順を順に書いてから答えを出して」と加える方法があります(Chain of Thought)。途中の思考を出させることで精度が上がり、間違えた箇所も特定しやすくなります。

[見積の値引き判断]について、判断基準→この案件への当てはめ→結論の順で書いてください。
基準: [値引きは粗利率30%を下回らない範囲/年間契約なら5%まで追加可]
案件: [ここに条件を貼り付け]

ただし出力が長くなるぶんトークンを消費するため、単純な文章作成では不要です。条件が多い依頼では、条件に優先度を付ける(「最優先: 文字数/できれば: 専門用語を避ける」)と、全部を同列に並べるより守られやすくなります。

よくある失敗

  • 丸投げして「AIは使えない」と結論づける — 入力の情報量に出力は比例します。まず6要素を埋めているか確認を
  • 機密情報をそのまま貼る — 顧客名・数値は匿名化してから。社内ルールの整え方は生成AIガイドラインの作り方を参照してください
  • 出力を無検証で使う — 事実・数値・出典の確認は人の仕事です。特に社外向けの文章は必ずレビューを挟みます
  • 長文の指示を1つのプロンプトに詰め込む — 条件が10個を超えると守られない条件が出始めます。分割するか、条件を優先度順に絞ります

なお、APIで大量に使う場合は入力の長さがコストに直結します。目安はトークン数カウントツール生成AIコストの管理で確認してください。ChatGPTのマーケティング活用の全体像はChatGPT活用術にまとめています。

よくある質問

良いプロンプトの書き方の基本は?

①役割(あなたは〜の専門家)②依頼内容(何をしてほしいか)③背景・前提(誰向けか・何のためか)④条件(文字数・含める要素)⑤出力形式(箇条書き・表など)⑥トーンの6要素を埋めることです。「いい感じに書いて」のような丸投げと比べ、出力の精度が大きく変わります。

プロンプトに役割を与えると何が変わりますか?

「あなたはBtoB営業の専門家です」のように役割を与えると、回答の視点・語彙・前提知識がその領域に寄り、一般論ではなく実務に沿った出力になりやすくなります。特に専門分野の文章作成やレビュー依頼で効果が大きい要素です。

プロンプトは長いほど良いですか?

長さではなく情報の質で決まります。必要な6要素が埋まっていれば数行で十分です。逆に条件を10個以上詰め込むと守られない条件が出始めるため、大きな依頼は分割し、条件は優先度の高いものに絞る方が精度が上がります。

一度のプロンプトで完璧な出力を得るべきですか?

いいえ。生成AIは対話で追い込む道具です。まず6要素で7割の出力を得て、「もっと具体的に」「この観点を追加」と2〜3回往復する方が、長大なプロンプトを一発で書くより速く良い結果に到達します。

そのまま使えるプロンプト集はありますか?

本記事のシーン別例文12選(要約・メール・議事録・構成案・データ分析・校正・コピー案・翻訳・アイデア出し・Excel関数・説明原稿・SNS投稿)が、[ ]内を差し替えるだけでそのまま使えるプロンプト集になっています。営業メール・キャッチコピー・議事録要約は選ぶだけで完成する専用ツールも用意しています。