工数計算ツール(人日・人月・見積り)
本ページにはプロモーション(PR)が含まれます
人日・人月の工数計算と、単価・リスクバッファ・諸経費を含めた見積金額の算出ができる無料の工数計算ツール。開発・制作・コンサルの工数見積もりに使えます。
- 登録・ログイン不要
- 無料
- 入力値をサーバーに送信しません
左の ① 工数と ② 単価を入れると、バッファ・諸経費を乗せた見積額が出ます
① 工数 → ② 単価 の順に入れると、基本金額の上にバッファ・諸経費が積み上がる図が出ます。
人月換算は1人月=20人日で計算しています。バッファ率・諸経費率が空欄のときは0%として計算します。単価は担当者の給与ではなく、社会保険の会社負担・販管費・利益を含めた請求額で入れてください。
入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。「条件のURL」も入力値を#以降に載せるためサーバーへは送られませんが、URLを共有した相手は入力値を見られます。無料・登録不要で使えます。
使い方
- 見積もる作業の工数(人日)と単価を入力する
- バッファ率・諸経費率を設定する
- 人月換算と見積合計を確認する
USE CASESこんな場面で使える
- 受託案件の見積書作成バッファ込みの適正価格を算出する
- 社内プロジェクトの予算取り工数を金額に換算する
- 相見積もりの検算他社見積の妥当性を工数から逆算する
FORMULA計算式・仕組みと根拠
- 基本金額 = 工数(人日) × 人日単価
- バッファ込み工数 = 工数 × (1 + バッファ率) / 小計 = バッファ込み工数 × 単価
- 見積合計 = 小計 + 諸経費(小計 × 諸経費率) / 人月換算 = 人日 ÷ 20
- 根拠: 見積にリスク予備(バッファ)と間接費(諸経費)を明示的に積む、受託開発・制作で標準的な積算方式です。
EXAMPLE入力例と結果の読み方
20人日×単価5万円・バッファ20%・諸経費10%なら、基本100万円→バッファ込み24人日(1.2人月)で小計120万円→諸経費12万円→見積合計132万円です。バッファを削って100万円で受注すると、1日分の想定外が起きた時点で利益が消え始める——「バッファは値引き余地ではなくリスクの価格」と読むのがポイントです。
PITFALLSよくある間違い
- バッファなしの最短工数で見積もる(仕様変更・調査・手戻りは必ず発生します)
- 打ち合わせ・テスト・修正対応・ドキュメント作成の工数を入れ忘れる
- 値引き要求に単価を下げて応じる(単価ではなくスコープ=工数と交換するのが原則)
NOTES境界条件・注意点
- 人月換算は1人月=20人日(月の稼働日数)で計算しています
- バッファ率の目安: 要件が固まっている案件で10〜15%、不確実性が高い案件で20〜30%
- バッファ率・諸経費率が空欄の場合は0%として計算します
人日・人月・金額の換算式(工数計算の基本)
人日計算・人月計算など、工数計算の単位換算の基本です。上のツールはこの換算で見積金額まで計算します。
| 換算 | 式 | 例 |
|---|---|---|
| 人時 → 人日 | 人時 ÷ 8(1日=8時間) | 40人時 = 5人日 |
| 人日 → 人月 | 人日 ÷ 20(1ヶ月=20営業日) | 40人日 = 2人月 |
| 人月 → 金額 | 人月 × 人月単価 | 2人月 × 80万円 = 160万円 |
| バッファ込み工数 | 正味工数 ×(1 + バッファ率) | 40人日 × 1.15 = 46人日 |
人月単価はスキル・会社規模・多重下請けの段数で大きく変わります。単価の妥当性は金額ではなく 「誰が(どのレベルの人が)やるか」とセットで確認してください。
人時・人日・人月の早見表
工数の単位は「1人が働く量 × 時間の長さ」で決まります。1人日=8人時、1人月=20人日を基準にすると、 次のように相互換算できます。
| 人時 | 人日 | 人月 |
|---|---|---|
| 8人時 | 1人日 | 0.05人月 |
| 40人時 | 5人日 | 0.25人月 |
| 80人時 | 10人日 | 0.5人月 |
| 160人時 | 20人日 | 1人月 |
| 480人時 | 60人日 | 3人月 |
| 1,600人時 | 200人日 | 10人月 |
1人月を何人日とするかは会社によって18〜20人日と幅があります。社外に出す見積書では、 何人日換算かを必ず注記してください。ここがずれると同じ「3人月」でも作業量が1割違います。
工数から必要人数・必要期間を逆算する
工数がわかれば、体制と納期は割り算で出せます。見積もりの妥当性を確認するときは、 金額よりも先にこの2つを検算すると無理のある計画に気づけます。
| 知りたいこと | 式 | 例 |
|---|---|---|
| 必要な人数 | 工数 ÷ 作業期間 | 10人月 ÷ 2ヶ月 = 5人 |
| 必要な期間 | 工数 ÷ 投入人数 | 10人月 ÷ 5人 = 2ヶ月 |
| 工数そのもの | 人数 × 期間 | 5人 × 2ヶ月 = 10人月 |
ただし人数を倍にしても期間は半分になりません。要員追加には引き継ぎ・教育・コミュニケーションの コストがかかり、遅れている工程に人を足すとさらに遅れることが知られています(ブルックスの法則)。 逆算した人数はあくまで下限の目安として扱ってください。
人月単価の相場(役割・スキル別の目安)
日本のIT業界の人月単価はおおむね60万〜160万円の範囲です。同じ役割でも商流の段数と地域で 差が出るため、下表は幅として見てください。
| 役割・スキル | 人月単価の目安 | 人日単価換算 |
|---|---|---|
| 初級エンジニア(実務1〜3年) | 60万〜80万円 | 3.0万〜4.0万円 |
| 中級エンジニア(実務3〜5年) | 80万〜100万円 | 4.0万〜5.0万円 |
| 上級エンジニア・リーダー | 100万〜130万円 | 5.0万〜6.5万円 |
| プロジェクトマネージャー | 120万〜160万円 | 6.0万〜8.0万円 |
単価は担当者の給与ではなく、社会保険の会社負担・販管費・利益を含めた請求額です。 給与ベースで設定すると、稼働しても利益が残らない見積もりになります。
バッファの目安と持ち方
| ルール | 内容 |
|---|---|
| 全体の10〜20% | プロジェクト全体に対する標準的なバッファ量 |
| タスクごとに隠さない | 各タスクは正味で見積もり、バッファは末尾に1本でまとめて持つ(隠すと使い切られて消える) |
| 不確実な作業は幅で答える | 楽観・最頻・悲観の三点見積もりで「5.5人日±1.2人日」の形にする |
| 前提を明記する | 「レビュー1回」「データは先方支給」など、見積もりの前提と除外事項を必ず書く |
バッファ率で見積額がどう変わるかの例です(20人日 × 5万円・諸経費10%)。
| バッファ率 | バッファ込み工数 | 見積額 | |
|---|---|---|---|
| 0%(バッファなし) | 20人日(1.0人月) | 110万円 | |
| 10% | 22人日(1.1人月) | 121万円 | |
| 20% | 24人日(1.2人月) | 132万円 | |
| 30% | 26人日(1.3人月) | 143万円 |
工数見積もりでよくある抜け漏れ
見積もりが足りなくなる原因のほとんどは、単価の設定ミスではなく「作業そのもの以外の工数」の 計上漏れです。下記は実務で漏れやすい代表例です。
| 抜けやすい工数 | 目安 |
|---|---|
| 要件確認・打ち合わせ・議事録 | 全体の5〜10% |
| テスト・不具合修正 | 実装工数の20〜30% |
| レビュー・手戻り対応 | 回数を前提として明記(例: レビュー2回まで) |
| ドキュメント作成・引き継ぎ | 全体の5〜10% |
| 環境構築・調査・学習 | 未経験技術を含む場合は別枠で計上 |
見積技法の使い分けは工数見積もりの記事で解説しています。 タスク分解からはWBS作成ツールを参照してください。 開発の進め方によって工数の積み方が変わる点はアジャイルとウォーターフォールの違いもあわせてご確認ください。
FAQよくある質問
人日・人月とは何ですか?
1人が1日(または1か月)働いて完了する作業量を表す、工数の単位です。「1人日」は1人が1日で終わる仕事量、「1人月」は1人が1か月かけて終わる仕事量を指します。このツールでは1人月=20人日で換算しています。
人日と人月の違いは何ですか?
換算の単位が「日」か「月」かの違いだけで、どちらも同じ作業量を表します。1人月=20人日なので、40人日=2人月、10人日=0.5人月です。数日〜数週間の小さな案件は人日、数か月規模のプロジェクトは人月で表すのが一般的で、見積書では規模に合わせて使い分けます。
1人月は何人日ですか?
一般に1人月=20人日として換算します。月の暦日数ではなく「1か月の営業日数」を基準にしているためで、土日祝と有給を除いた実稼働日がおおむね20日になることに由来します。会社によって18〜20人日と幅があるので、社外に出す見積もりでは何人日で換算したかを明記してください。
工数計算の計算式を教えてください。
工数(人日) = 作業に必要な人数 × 日数 で求めます。ここから、必要人数 = 工数 ÷ 作業期間、必要期間 = 工数 ÷ 投入人数 と逆算できます。例えば10人月のプロジェクトを2か月で終わらせるなら10÷2=5人、5人で進めるなら10÷5=2か月が必要です。金額にするときは 工数 × 単価 で計算します。
人時(にんじ)への換算はどうしますか?
1人日=8人時で換算するのが一般的です(1日の所定労働時間8時間が基準)。したがって1人月=20人日=160人時になります。数時間単位の細かい作業を積み上げるときは人時、見積書は人日・人月と、粒度で使い分けます。
バッファはなぜ必要ですか?
見積もりは「うまくいった場合の最短」ではなく不確実性込みで出すものだからです。仕様変更・調査・手戻りは必ず発生し、これを見込まない見積もりは高確率で赤字になります。要件が固まっている案件で10〜15%、不確実性が高い案件で20〜30%を乗せるのが実務の標準です。
人日単価・人月単価の相場はどのくらいですか?
IT業界の人月単価はおおむね60万〜160万円で、スキルレベルと商流(元請けか下請けか)で大きく変わります。人日単価に直すと1人月20人日として3万〜8万円程度です。設定するときは担当者の給与ではなく、社会保険の会社負担・販管費・利益を含めた請求単価で考えてください。
工数見積もりの精度を上げるにはどうすればいいですか?
まず作業をWBSで分解し、1タスク2〜3人日以下の粒度にしてから積み上げます。粒度が粗いほど見落としが増えるためです。加えて、打ち合わせ・テスト・修正対応・ドキュメント作成といった「作業そのもの以外」の工数を必ず計上し、過去の類似案件の実績と突き合わせて補正します。見積もり後に実績を記録して次回に反映する運用が、いちばん精度に効きます。