パレート図作成ツール

パレート図を作る無料ツール。項目名と件数を入れるだけで、大きい順の並べ替え・累積比率・「その他」を最後に置く処理を行い、累積80%までの重点項目を判定します。Excel(表・数式・標準のグラフ入り)、PowerPoint、画像で保存できます。

  • 登録・ログイン不要
  • 無料
  • 入力値をサーバーに送信しません
パレート図
項目と数値を入れると、ここにパレート図ができます

上の「例で試す」を押すか、項目名と数値を2行以上入力してください。

保存して資料に使う

Excel・PowerPointは画像ではなく標準のグラフで保存します。Excelは数値を直すと累積比率と線が計算し直されます。左の目盛りの上限は合計、右は100%です。

集計した項目と数値
例で試す

1項目と数値(2〜15行・順番はばらばらで可)

項目名数値
大きい順への並べ替えと「その他」を最後に置く処理は自動です。
Excel・スプレッドシートから貼り付ける

2見せ方(そのままでも作れます)

重点の目安
線の始まり

3タイトル・単位・出典(任意)

入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。「条件のURL」も入力値を#以降に載せるためサーバーへは送られませんが、URLを共有した相手は入力値を見られます。無料・登録不要で使えます。

USE CASESこんな場面で使える

  • クレーム対応内容別の件数から、件数の8割を占める上位の内容を見つけて対策の順番を決める
  • 営業の振り返り失注の理由を数えて、まず手を打つ理由を絞る
  • 品質管理不良の種類別の件数を並べ、効果の大きい対策から進める

FORMULA計算式・仕組みと根拠

  • 構成比(%)=その項目の数値÷合計×100
  • 累積比率(%)=大きい順に1位からその項目までを足した数値÷合計×100。「その他」は数値にかかわらず最後に置く
  • 重点項目=1位から数えて、累積比率が初めて目安(70・80・90%から選ぶ)以上になる項目まで。「その他」は数えない
  • 左の目盛りの上限=合計、右の目盛りの上限=100%。棒の間隔は0
  • 根拠: 総務省統計局 なるほど統計学園「パレート図」(並べ方・累積構成比・目盛りの合わせ方・棒の間隔)、MONOist「実践! IE:現場視点の品質管理」(その他を最後に置く)。重点の目安は利用者が選ぶ条件

EXAMPLE入力例と結果の読み方

例「クレームの内容」は合計186件です。配送の遅れ68件(累積36.6%)・商品の破損42件(59.1%)・注文と違う商品31件(75.8%)・説明と違う18件(85.5%)の上位4項目で累積80%を超えるため、この4つが重点項目になります。「その他」9件は最後に置きます。架空データです。

PITFALLSよくある間違い

  • 大きい順に並べずに累積比率の線を引く
  • 「その他」を数値の順に並べて、上位に割り込ませる
  • 左右の目盛りの上限(合計と100%)をそろえず、棒の角と線の点がずれる

NOTES境界条件・注意点

  • 2〜15行。数値は0以上。空欄は0として扱わない
  • 同じ名前の行は合計して1本の棒にする(「その他」「そのほか」も1つにまとめる)
  • 1列だけの記録を貼り付けると、同じ内容の行を数えて件数にする
  • Excelは数値を書き換えると構成比・累積比率・重点の印・グラフの線が計算し直される。並び順と棒の色は保存したときのまま
  • Excel・PowerPointは標準のグラフで保存する。Mac版Excelで表示を確認済み。Windows版・Web版・他社ソフトは未確認
  • 入力と出力は端末内で処理し、外部へ送信しない

パレート図とは

パレート図は、項目ごとの数値を大きい順に並べた棒グラフと、その累積の構成比(累積比率)を表す折れ線グラフを組み合わせた図です。クレームの内容・失注の理由・不良の種類のように原因や内訳を集計したとき、全体の大部分を占める少数の項目がひと目でわかります。品質管理では「QC七つ道具」の1つとして使われ、どこから手を打つかを決める材料になります。

このツールは、項目名と数値を入れるだけで、並べ替え・構成比・累積比率の計算と、累積比率が目安に届くまでの「重点項目」の判定を行います。できた図はExcelの標準のグラフ(表と数式つき)、PowerPointの標準のグラフ、PNG画像で保存できます。

パレート図の作り方(4つの手順)

  1. 大きい順に並べる: 項目を数値の多い順に並べ、上から足していった累積値と、合計に対する累積比率を出します。「その他」は数値にかかわらず最後に置きます。
  2. 棒と線を重ねる: 数値を棒グラフ(左の目盛り)、累積比率を折れ線グラフ(右の目盛り)にします。Excelでは「集合縦棒 - 第2軸の折れ線」の複合グラフです。
  3. 目盛りの上限をそろえる: 左の目盛りの上限を合計、右の目盛りの上限を100%にすると、棒の高さと線の高さが一致します。
  4. 棒の間隔を0にする: 棒をすき間なく並べます。累積比率の先頭に0を置くと、線が原点から各棒の右上の角を通ります。

このツールの図とExcel・PowerPointのグラフは、この4つを済ませた状態で出力します。「線の始まり」を「1本目の棒から」にすると、線は各棒の中央を通ります。社内の様式がこの形のときに使います。

パレート図の見本と読み方

「例で試す」の「クレームの内容」(架空データ、合計186件)を表にしたものです。上の図と同じ数値です。

クレームの内容別の件数(架空データ)
順位項目件数構成比累積比率
1配送の遅れ6836.6%36.6%
2商品の破損4222.6%59.1%
3注文と違う商品3116.7%75.8%
4説明と違う189.7%85.5%
5対応への不満115.9%91.4%
6返品・交換の手続き73.8%95.2%
その他94.8%100.0%

累積比率が初めて80%を超えるのは4位の「説明と違う」(85.5%)です。上位4項目で159件、全体の85.5%を占めるので、この4つを重点項目として対策を考えます。逆に、5位以下を全部なくしても減るのは27件です。

重点項目の境目(70%・80%・90%)に決まった正解はありません。「上位2割の要因で8割の結果が出る」というパレートの法則にちなんで80%がよく使われますが、自分たちで手を打てる数に合わせて選んでください。このツールでは「重点の目安」で切り替えられます。

図の形から読み取れること

パレート図の形と読み方
図の形読み取れること次にすること
左の1〜3本が高く、線が早く立ち上がる少数の項目に集中している上位の項目から対策する。効果が大きい
棒の高さが似ていて、線がまっすぐに近い原因が分散している項目の分け方を見直すか、別の切り口(時期・担当・商品)で集計し直す
「その他」の棒が上位と同じくらい高い分け方が粗く、中身が見えていない「その他」の中身を分けて項目にする

対策のあとに同じ期間・同じ分け方で集計し直し、前後の図を並べると、効果が出たかを確かめられます。

「その他」を最後に置く理由

「その他」は、件数の少ない項目をまとめたものです。大きい順に並べた中に入れると、手を打つ対象ではない棒が上位に割り込み、どの項目が重要かが読みにくくなります。そのため、件数にかかわらず右端に置きます。このツールは「その他」「そのほか」と名前のついた行を自動で最後に回し、重点項目には数えません。項目が多すぎて棒が細くなるときは、結果に出る「10位以下を『その他』にまとめる」を押すと、少ない項目をまとめられます。

Excelでパレート図を作る方法

Excelで作る方法は2つあります。

Excelでパレート図を作る2つの方法
方法手順向いている場面
このツールのExcelで保存「Excelで保存(グラフ入り)」を押して開く。表・数式・グラフが入っている累積比率の表も資料に載せたいとき。数値を直すと構成比・累積比率・線が計算し直される
Excelの「パレート図」グラフ項目名と数値の2列を選び、「挿入」→「統計グラフの挿入」→「パレート図」表は作らず、図だけをすぐ見たいとき(Excel 2016以降・Microsoft 365)
複合グラフで自作大きい順に並べ、累積比率の列を作り、「集合縦棒 - 第2軸の折れ線」を挿入。棒の間隔を0%、軸の上限を合計と100%にする色や軸を細かく整えたいとき

このツールのExcelは、数値の欄を書き換えると構成比・累積比率・「重点」の印・グラフの線が計算し直されます。並び順と棒の色は保存したときのままなので、順位が入れ替わるほど数値を変えたときは、このページで作り直してください。目盛りの上限も保存したときの合計に合わせてあるため、合計が変わったら「軸の書式設定」で最大値を直します。

パレート図でよくある間違い

  • 大きい順に並べていない: 入力した順のままでは累積比率の線が意味を持ちません。必ず大きい順にします。
  • 右の目盛りが100%で終わっていない: 左右の目盛りの上限がそろっていないと、棒の右上の角と線の点がずれます。
  • 期間や数え方がそろっていない: 項目ごとに集計期間が違うと比べられません。図の下に期間と出典を書きます(このツールの「出典・期間」欄)。
  • 1件の記録を複数の項目に数えている: 1件のクレームに2つの理由を付けると、合計が実際の件数を超えます。主な理由を1つに決めて数えるか、合計が件数と違うことを注記します。

商品や顧客を売上の大きい順に並べてA・B・Cの3つに分ける場合はABC分析ツールが向いています。失注の理由そのものを整理するときは失注分析ツール、時間の推移や項目どうしの比較は棒グラフ・折れ線グラフ作成ツールを使います。

参考資料

FAQよくある質問

パレート図は無料・登録不要で作れますか?

無料で、登録せずに作れます。回数の制限や透かしはありません。Excel(表・数式・グラフ入り)、PowerPoint、PNG画像で保存できます。入力した内容は送信しません。

パレート図の累積比率はどう計算しますか?

項目を数値の大きい順に並べ、1位からその項目までの数値を足して合計で割ります。例えば合計186件で上位2項目が68件と42件なら、2位までの累積比率は(68+42)÷186=59.1%です。「その他」は最後に置きます。

重点項目は累積何%までにすればいいですか?

決まった正解はありません。パレートの法則にちなんで80%がよく使われ、このツールも80%を初めに選んでいます。対策できる数に合わせて70%・90%にも切り替えられます。

累積比率の線は0から始めるのですか?

総務省統計局の作り方では、累積構成比の先頭に0を置いて線が原点を通るようにします。このツールの初めの設定もこの形で、線は原点から各棒の右上の角を通ります。社内の様式に合わせて「1本目の棒から」も選べます。

Excelでパレート図を作るにはどうすればいいですか?

このツールの「Excelで保存(グラフ入り)」を押すと、大きい順の表・累積比率の数式・パレート図のグラフが入ったファイルができます。Excel 2016以降なら、項目名と数値の2列を選んで「挿入」→「統計グラフの挿入」→「パレート図」でも作れます。

クレームの記録をそのまま貼り付けられますか?

貼り付けられます。クレームの内容を1行に1件ずつ書いた1列の記録を貼ると、同じ内容の行を数えて件数の表にします。種類は15個までです。集計済みの表(項目名と数値の2列)も貼り付けられます。

ABC分析とパレート図の違いは何ですか?

パレート図は大きい順の棒と累積比率の線で、どこに集中しているかを見る図です。ABC分析はその累積比率を使って、商品や顧客をA・B・Cの3つに分けて管理する方法です。分けて管理するときはABC分析ツールが向いています。