DX成熟度診断
「DXと言われても何から始めればいいか分からない」に答える無料のセルフ診断ツール。デジタル化の土台・業務プロセス・データ活用・体制と人材の10問を選ぶだけで、会社のDX成熟度を100点満点で判定(土台づくりから/デジタル化の途中/DX推進段階)し、失点の大きい項目から「整える優先順位」と次に使うツールまで提示します。
40点未満デジタル化の途中
40〜69点DX推進段階
70点以上
まずは最上部の「例で試す」ボタンを押すと、判定の見え方が分かります。実際に診断するときは、①〜④の10問に答えてください。
内訳(獲得点/満点)
整える優先順位(失点の大きい順)
内訳の色は各項目の状態(緑=整っている・黄=一部・赤=未着手)です。この診断は社内検討のたたき台となるセルフチェックで、経済産業省「DX推進指標」のような正式なアセスメントを置き換えるものではありません。入力値は外部に送信されません。
例で試す(押すと10問すべてに例が入り、結果の見え方が分かります)
1デジタル化の土台(3問・配点28点)0/3問回答
紙とハンコが必要な業務は、どれくらい残っていますか?(・配点10点)
業務システムは、クラウドで使えていますか?(・配点10点)
社内の情報は、どこにあるかすぐ見つかりますか?(・配点8点)
2業務プロセス(2問・配点20点)0/2問回答
主要な業務の手順は、文書化されていますか?(・配点8点)
繰り返しの定型業務を、自動化していますか?(・配点12点)
3データ活用(2問・配点22点)0/2問回答
売上・顧客のデータは、1か所にまとまっていますか?(・配点12点)
会議の判断材料は、数字で出てきますか?(・配点10点)
4体制と人材(3問・配点30点)0/3問回答
DXを推進する担当・責任者はいますか?(・配点12点)
社員はデジタルツールを使いこなせていますか?(・配点8点)
生成AIの業務活用に着手していますか?(・配点10点)
入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。「条件のURL」も入力値を#以降に載せるためサーバーへは送られませんが、URLを共有した相手は入力値を見られます。無料・登録不要で使えます。
使い方
- はじめてなら最上部の「例で試す」ボタンを押して、判定の見え方を確認する(推進段階・途中・土台づくりの3例)
- 会社・部門名を入力する(空欄でも診断できます)
- ①デジタル化の土台・②業務プロセス・③データ活用・④体制と人材の10問を、実態に近い選択肢のボタンで答える
- 10問すべてに答えると出るDX成熟度(100点満点)と判定を確認し、「整える優先順位」から着手する項目を決める
こんな場面で使える
- 現在地の把握「うちのDXはどこまで来ているのか」を、経営と現場の共通言語になる点数で10分で把握する
- 経営への説明診断結果をコピーして、「何が弱く、何から投資するか」の説明資料に使う
- 推進の定点観測電子化・自動化が進んだら再診断して、DXの進捗を点数で確認する
計算式・仕組みと根拠
- DX成熟度 = Σ(項目の重み × 状態係数)。状態係数は 整っている=1 / 一部=0.5 / 未着手=0
- 重み: 定型業務の自動化12・データの一元化12・推進体制12・紙とハンコ10・クラウド活用10・データでの意思決定10・AI活用10・情報共有8・業務の標準化8・社員のITスキル8(合計100)
- 判定: 70点以上=DX推進段階 / 40〜69点=デジタル化の途中 / 40点未満=土台づくりから
- 根拠: DX推進の定石として広く使われる「デジタル化の土台→業務プロセスの整備→データ活用→体制と人材」の段階論をチェック項目に置き換え、つまずきの原因になりやすい自動化・データの一元化・推進体制に重みを置いた設計です。経済産業省「DX推進指標」のような正式アセスメントの前段の簡易チェックという位置づけです。
入力例と結果の読み方
紙とハンコ=一部電子化、クラウド活用=一部だけ、情報共有=チャットで探せる、業務の標準化=一部のみ、定型業務の自動化=マクロ程度、データの一元化=分散している、データでの意思決定=手作業で集計、推進体制=兼務で権限小、社員のITスキル=差が大きい、AI活用=個人が試している、と選ぶと(「例で試す」の「ツール導入が点在する会社」と同じ組み合わせ)、DX成熟度は54点で判定は「デジタル化の途中」です。整える優先順位には失点の大きい順に「定型業務の自動化」「データの一元化」「推進体制」が並びます。ツールは入れたが業務単位で効果が完結していない——という中堅企業の典型で、業務単位で「導入→定着→数字で確認」を完結させる、と読みます。
よくある間違い
- ツールの導入数で自己評価する(この診断が測るのは「業務とデータが仕組みとして回っているか」。導入したが使われていないツールは成熟度に寄与しません)
- 一気に全社改革を狙う(効果が見える小さな成功を積む方が、次の投資の説得材料になります。優先順位の上位1つ×1業務から)
- 推進体制を後回しにする(ツールより先に「小さく試す→数字で報告→広げる」を回せる推進役が必要です。ベンダー任せは定着しません)
境界条件・注意点
- 10問は未回答から始まり、すべて答えると判定が出ます(回答の進みは結果パネルと各ステップの回答カウンタに表示されます)
- この診断は一般的な段階論に基づくセルフチェックで、経済産業省「DX推進指標」などの正式なアセスメントを置き換えるものではありません
- 「整える優先順位」は「一部」「未着手」を選んだ項目のうち、失点の大きい順に最大3件表示されます
DX成熟度の採点表(10項目・重み・選択肢)
「DXと言われても、うちは何から手をつければいいのか」——中小企業・非IT部門のその疑問に答えるための無料のセルフ診断です。 上のツールが使っている採点モデルの全体を公開します。DXの定石(デジタル化の土台→業務プロセスの整備→データ活用→体制と人材)を 4系統・10項目に置き換え、つまずきの原因になりやすい「自動化」「データの一元化」「推進体制」に重みを置いています。 経済産業省の「DX推進指標」のような正式なアセスメントの前段で、現在地を10分で把握する用途を想定しています。
| 項目 | 重み | 整っている(満点) | 一部(半分) | 未着手(0点) |
|---|---|---|---|---|
| 紙とハンコ | 10 | 契約・稟議・請求はほぼ電子化されている | 一部は電子化したが、紙が残る業務も多い | 紙とハンコが標準の進め方になっている |
| クラウド活用 | 10 | 主要業務はクラウドサービスで、社外からも仕事ができる | 一部だけクラウドで、基幹業務は社内サーバー | ほぼ社内のPC・サーバーに依存している |
| 情報共有 | 8 | 共有ストレージ・チャットで、誰でも情報を探せる | 個人のPC・メールに散らばりがち | 担当者に聞かないと分からない |
| 業務の標準化 | 8 | 手順書があり、担当が変わっても業務が回る | 一部の業務のみで、属人化した業務が多い | ほぼすべて担当者の頭の中にある |
| 定型業務の自動化 | 12 | RPA・ツール連携・AIなどで自動化を進めている | Excelのマクロ・関数程度の効率化はある | すべて手作業でこなしている |
| データの一元化 | 12 | システムで一元管理され、集計がすぐ出る | 複数のExcel・システムに分散している | データとして蓄積されていない |
| データでの意思決定 | 10 | 定例のレポート・ダッシュボードが判断の土台になっている | 必要なときに手作業で集計している | 勘と経験が判断の中心になっている |
| 推進体制 | 12 | 責任者と現場の推進役がいて、経営が関与している | 担当はいるが兼務で、権限も予算も小さい | いない(ベンダー任せ・場当たり的) |
| 社員のITスキル | 8 | 新しいツールを自走で使い始められる人が各部門にいる | 使える人と使えない人の差が大きい | 新しいツールへの抵抗が強い |
| AI活用 | 10 | ルールを整えて、対象業務での活用が始まっている | 一部の社員が個人的に試している段階 | 未着手(または禁止しているだけ) |
合計100点で、70点以上=DX推進段階 / 40〜69点=デジタル化の途中 / 40点未満=土台づくりからと判定します。 ツールの導入数ではなく「業務とデータが仕組みとして回っているか」を測るのがこの設計の要点です。
判定別の進め方
| 判定 | 状態 | 次にやること |
|---|---|---|
| 土台づくりから(40点未満) | 紙・手作業・属人化が中心で、デジタル化の余地が大きい | 高度なDXを狙わず、紙の電子化と情報共有の2つから。効果が見えやすく、次の投資の説得材料になる |
| デジタル化の途中(40〜69点) | ツールが点在し、効果が業務単位で分断されがち | 失点の大きい項目から、業務単位で「導入→定着→数字で確認」を完結させる。新ツール追加より定着が先 |
| DX推進段階(70点以上) | 土台が整い、データと自動化で業務が回り始めている | データ活用と自動化の範囲を広げ、効果を数字で示しながら投資を継続する。AI活用はその延長線上にある |
DXは何から始める?「デジタル化」との違い
紙をPDFにする・会議をオンラインにするのは「デジタル化(デジタイゼーション)」で、DXの入口にすぎません。 DX(デジタルトランスフォーメーション)は、デジタルを前提に業務のやり方・データの使い方・組織の回し方を 作り変えることを指します。ただし順序としては、デジタル化の土台なしにDXは始まらないため、 この診断では土台(①②)と変革(③④)の両方を測っています。
DXの用語は用語集のDXで、システムをクラウドにするか 社内に置くかの費用比較はクラウドとオンプレの比較記事で解説しています。 診断で弱点が見えたら、投資対効果(ROI)計算ツールで効果を金額換算し、稟議書作成ツールで社内承認へ、 AI活用に進むならAI導入準備度診断へ——という流れで使えます。 判断に使う指標の定義はビジネス指標の早見表にまとまっています。
よくある質問
DX成熟度はどうやって計算していますか?
10項目それぞれに重み(定型業務の自動化・データの一元化・推進体制 各12点、紙とハンコ・クラウド活用・データでの意思決定・AI活用 各10点、情報共有・業務の標準化・社員のITスキル 各8点)を設定し、選択肢に応じて満点・半分・0点を加算して100点満点で算出します。70点以上がDX推進段階、40〜69点がデジタル化の途中、40点未満が土台づくりからです。
DXとデジタル化(電子化)は何が違いますか?
紙をPDFにする・会議をオンラインにするのはデジタル化(デジタイゼーション)で、DXの入口です。DXはデジタルを前提に業務のやり方・データの使い方・組織の回し方を作り変えることを指します。ただしデジタル化の土台なしにDXは始まらないため、この診断では土台と変革の両方を10項目で測っています。
中小企業は何点を目指せばよいですか?
まず40点(デジタル化の途中)を超えることを目標にしてください。紙の電子化・情報共有・業務の標準化という土台の3項目だけでも、引き継ぎコストと探す時間が目に見えて減ります。70点(DX推進段階)は、データの一元化と推進体制が整って初めて届く水準で、数年がかりの取り組みが普通です。点数より「整える優先順位」の上位から1つずつ着手することが重要です。
このツールをよく使う方は、ブックマーク(⌘D / Ctrl+D)しておくと次回すぐ開けます。