llms.txtとは?

llms.txtとは、サイトの概要と主要ページの一覧を、AIが読みやすいMarkdown形式でまとめてサイト直下に置く提案仕様のこと。robots.txtが「クロールの可否」を伝えるのに対し、llms.txtは「サイトに何があるか」をAIに伝えます。

実務での使い方

書式はシンプルで、サイト名と説明、主要コンテンツへのリンクをMarkdownで列挙し、https://example.com/llms.txt に設置します。全文を提供する詳細版(llms-full.txt)を併設する構成も一般的です。静的サイトなら数時間で実装できる、コストの低いAEO施策です。

2026年時点では標準仕様ではなく、後述のとおり主要な検索・AI企業の公式対応もありません。ただし実装コストが低くリスクもないため、「robots.txtでAIクローラーを許可し、llms.txtで案内を置き、構造化データで中身を機械可読にする」という技術面のAEO一式として整備しておく価値があります。

llms.txtの書き方 — 最小構成と設置方法

書式はMarkdownで、3つの要素だけで成立します。①1行目に「# サイト名」(H1)、②直後に「> サイトの説明」(引用記法で1〜2文)、③「## セクション名」の見出しの下に「- [ページ名](URL): 1行の説明」の形式で主要ページを列挙。専用のタグや複雑な構文はなく、人がそのまま読めるMarkdownが仕様です。

作成したファイルはUTF-8のテキストとして保存し、サイトのルート直下(example.com/llms.txt)に設置します。ページ数の多いサイトでは、主要ページに絞ったllms.txtに加えて、本文まで収録した詳細版のllms-full.txtを併設する構成が一般的です。当サイトも/llms.txtと/llms-full.txtを公開しているので、書式の実例として参照してください。

llms.txtのサンプル(コピペで使える最小テンプレート)

最小構成のテンプレートは下のとおりです。サイト名・説明・URLを自社のものに差し替えれば、そのままllms.txtとして機能します。セクションは「主要コンテンツ」を1つ置くだけでも成立し、ページ数が多ければ「## ツール」「## 記事」のようにセクションを分けます。

設置後の確認は、ブラウザで「https://自社ドメイン/llms.txt」を開いてテキストが表示されればOKです(特別な登録や申請はありません)。ページを追加・削除したときにllms.txtも更新されるよう、サイトマップと同じくビルド時の自動生成にしておくと保守が楽になります。

# サイト名
> サイトの説明を1〜2文で。何のサイトで、誰の役に立つか。

## 主要コンテンツ
- [ページ名](https://example.com/page1/): このページの1行説明
- [ページ名](https://example.com/page2/): このページの1行説明

## お問い合わせ
- [会社概要](https://example.com/about/): 運営者情報

Markdownの見出し(#)・引用(>)・リンクリスト(- [名前](URL): 説明)だけで構成する。当サイトの実例は /llms.txt で確認できます。

llms.txtは効果がある?主要AIの対応状況

2026年時点で、llms.txtを読むと公式に表明した主要AI企業はありません。Googleは2025年7月に「検索でもAI Overviewsでも使っていない」と担当者が明言しており、OpenAIのクローラー仕様書にも記載がありません。数十万ドメインを対象にした2026年の調査では、設置されたllms.txtの97%はAIから一度も取得されていないと報告されています。

それでもStripe・Cloudflare・AnthropicといったIT企業が設置を続けているのは、検索エンジン向けではなく、コーディングエージェントやエージェント型ブラウザがサイトを理解するための案内板という用途があるためです。「引用が増える」といった効果は期待せず、数時間で終わる低コストの整備として、技術面のAEO一式とあわせて済ませておくのが現実的な位置づけです。

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最終更新: ・ 作成:Digital Sales 編集部

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