GLOSSARY

AI Overviews(AIによる概要)とは?

AI Overviewsとは、Google検索の結果ページ最上部に、AIが複数のページを要約した回答を表示する機能のこと。日本では2024年8月に正式導入され、リンクをクリックせずに答えを得る「ゼロクリック検索」を加速させています。

実務での使い方

AI Overviewsが表示される検索では、従来1位のページのクリック率が大きく下がるという調査が複数報告されています。一方で、要約の引用元リンクに入れば検索1位でなくても露出できるため、「上位表示」と「引用獲得」の両にらみが必要になります(対策の中身はAEOを参照)。

注意点は計測です。Search ConsoleではAI Overviews経由の表示・クリックが通常の検索結果と区別されずに集計されるため、「順位が変わらないのにCTRだけ下がる」動きが観測されたら、AI Overviews表示の影響を疑うのが実務のサインになります。

AI Overviewsでクリックはどれくらい減る?主要調査の数字

影響は複数の調査で数値化されています。日本では、Ahrefsの2026年6月の調査でAI Overviews表示時に検索1位のCTRが約63%低下(2025年12月時点の約38%減から拡大)。海外でも、530万クエリを分析したSeer Interactiveの調査でAI Overviews表示時のオーガニックCTRは0.61%(非表示時は1.62%)、米Pew Research Centerの利用者調査でもAI要約表示時にリンクをクリックした人は8%(非表示時は15%)と、いずれも「半分以下になる」水準で一致しています。

一方で2026年に入り、下落が止まり底打ちしたとする観測も出ています。悲観して手を止めるより、AI Overviewsが出るクエリでは引用の獲得、出ないクエリでは従来の順位改善、と対策を振り分けるのが実務的です。

AI Overviewsに自社ページが引用されるには?

引用元には「質問に直接答えている箇所が明確なページ」が選ばれやすい傾向があります。①冒頭で質問に一文で答える(結論先出し)、②見出しを質問形にする、③FAQ構造化データを付ける、④統計・実数と一次情報の出典を本文に含める、が基本の型です。具体的な実装手順は関連記事のAEO解説を参照してください。

AI Overviewsに広告は表示される?

表示されます。Google広告ヘルプ「About ads and AI Overviews」によると、広告はAI Overviewsの上または下に表示できるほか、既存の検索・ショッピング・P-MAXキャンペーンのテキスト広告とショッピング広告はAI Overviewsの内部にも表示対象になります。広告主側の設定変更は不要で、AI Overviewsへの配信だけを止める(オプトアウト)こともできません。

対象範囲は2種類で違います。上下への表示はAI Overviewsが提供される200以上の市場が対象です。一方、内部への表示は同ヘルプの記載時点で英語のみ、対象国は米国・カナダ・オーストラリア・インド・シンガポールなど12か国で、日本は含まれていません(日本での提供時期は未発表)。また、成人向け・アルコール・ギャンブル・金融・医療・政治などのセンシティブな分野ではAI Overviews内に広告を出さないとしています。

実務への影響は、「1位を取っても上にAIの要約と広告が重なる」検索が増えることです。順位だけでなく、要約の引用元に入ること(ゼロクリック検索の項も参照)と、広告を併用するかの判断を、キーワードごとに検索結果を見て決めます。出典: Google広告ヘルプ「About ads and AI Overviews」(2026年9月確認)。

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最終更新: ・ 作成:Digital Sales 編集部

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