営業の転職
年功序列、終身雇用が崩壊した現代において、転職はすでに当たり前の選択肢となってきました。
そんな中でも、営業職の転職は今後さらに進むでしょう。
何故なら営業は、会社が変わっても通用するスキルを多数持っているからです。
ある証券会社のトップセールスがこんな事を言っていました。
転職で活かせるスキルと、活かせないスキル
営業職が転職する際には「どこでも活かせるスキル」と「その業界でしか通用しないスキル」に分類されます。
転職で活かせる営業スキル
結論としては、この「業界を問わず活かせる営業スキル」が何なのかを把握し、重点的に鍛えておく必要があります。
コミューニケーション力が必要なのは前提ですが、もう少し細分化していくと
- 信頼の構築力
- 質問力
- 課題の抽出力
- 提案力
- クローズ力
- 顧客視点
上記のような能力は、営業職であれば、業界を問わず汎用的に活用できます。
転職で活かしにく営業スキル
前述したスキルに対して、転職時に活かしにくいスキルもあります。
例を上げるなら下記のようなスキルとなります。
- 社内調整力
- 製品知識
- 特定顧客の知識
- 接待力
社内調整力は、転職するとリセットされるのでゼロから構築することになります。
また、特定の顧客や製品知識は、全くの同業界・同業種への転職以外では活用しにくいスキルです。
そして、意外と接待自体が禁止になっている企業が増えており、顧客との会食やゴルフなどの接待力も転職ではPRしにくいでしょう。
今やるべき事
今営業として働いているなら、やるべき事は上述のような「業界問わず活かせるスキル」を鍛える事です。
意図的にやらなければ、ついつい目先の利益の為に自社商品にだけ詳しい営業や一部顧客の情報通になってしまいます。
そのような人は、転職活動の際にいかに自分のスキルに市場価値が無いか気付かされます。
・鍛えるべきは、転職で活かせる汎用的なスキル
営業の転職で年収アップは?
- ニーズのあるスキルを持っている
- ニーズのある業界を選ぶ
この条件を満たせば十分年収アップは狙えるでしょう。
ニーズのあるスキルを持っている
これに関しては、前述した「業界問わず活かせるスキル」を持ち合わせていれば問題ありません。
ニーズのある業界を選ぶ
いくら優秀な営業でも「利益の少ない商品」や「衰退している業界」での年収アップは不可能です。
年収は、あくまで会社の利益から捻出されるので、この戦う場所を間違えないことが重要です。
必ず、世の中のニーズがあり伸びている業界にターゲットを絞りましょう。
IT業界がおすすめ
まさに今、慢性的な人材不足で、他業界から優秀な営業を積極的に引き抜いているのがIT業界です。
世の中のIT化・デジタル化のニーズは益々高まり、業界としての伸びしろも大きく残されています。
もし、営業としての汎用的なスキルを持ち合わせていて、年収アップを狙いたいならIT業界が有力な選択肢のひとつです。
IT営業の仕事について詳しくはこちらにまとめています
IT営業とはどんな職業なのか。どんな仕事内容なのか、どんなスキルが必要なのか、激務なのか、給料は高いのか等、IT営業とし…
営業の転職方法
営業の転職なら、営業特化型の転職エージェントを使うのがオススメです。
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まとめ
これからの時代、営業はより良い環境、報酬を求めて会社を選ぶ時代になります。
そのような時代では、転職を視野にいれた営業スキルの構築が最も重要になるでしょう。