Sales Velocity計算ツール(営業の売上ペース診断)
「いまの商談リストのままで、目標に届くのか?」に答える無料ツール。商談の数・受注率・平均単価・商談期間の4つから売上ペース(月)を計算し、足りない場合は商談をあと何件積むか・どのレバーをどこまで動かすかまで逆算します。Sales Velocity(セールスベロシティ)の計算に対応。
目標に届く4つの道(どれか1つを単独で達成した場合)
実際は組み合わせで届かせます(例: 商談+20%と期間−20%)。数字は「1つだけで届かせる場合」の必要水準です。
商談リストは足りている?(目標から逆算)
「いまの商談リストのままで、目標に届くのか?」を計算します。商談の数は現在動いているもの、残り3つは直近3〜6ヶ月の実績のならしを入れてください。
入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。「条件のURL」も入力値を#以降に載せるためサーバーへは送られませんが、URLを共有した相手は入力値を見られます。無料・登録不要で使えます。
使い方
- いま動いている商談の数・受注率・平均受注単価・商談期間(日)の4つを入力する
- 月の売上ペース(このままいくと月いくら売れるか)を確認する
- 月の売上目標を入れると、「目標に届くか」と足りない金額が判定される
- 届かない場合は「目標に届く4つの道」と「商談リストの過不足」で、次の一手を決める
こんな場面で使える
- 月初の見立て「いまの商談リストのままで目標に届くのか」を数字で確かめる
- 打ち手の選択商談を増やす・決定率を上げる・単価を上げる・早く決める、のどれが現実的かを比較する
- 上司への説明「あと商談◯件必要です」と、感覚ではなく逆算した数字で増員・リード獲得を相談する
計算式・仕組みと根拠
- Sales Velocity(1日あたりの売上創出額) = 商談数 × 受注率 × 平均受注単価 ÷ 平均商談期間(日)
- 売上創出ペース(月間) = Sales Velocity × 30日
- パイプラインカバレッジ = パイプライン総額(商談数×平均単価) ÷ 月間売上目標
- 必要パイプライン = 月間売上目標 × (平均商談期間÷30日) ÷ 受注率
- 根拠: Sales Velocityは営業効率を1つの数字で表す指標として海外SaaS営業で広く使われる計算式です。カバレッジの必要倍率は受注率と商談期間から決まるため、「一律3倍」ではなく自社の数字で逆算します。
入力例と結果の読み方
商談20件・受注率25%・平均単価120万円・商談期間60日で試すと、「20件から約5件・600万円の受注が、約2ヶ月かけて生まれる」計算になり、売上ペースは月300万円です。月間目標500万円を入れると判定は「目標に届かない」——埋めるには商談リストを約34件(あと14件)に増やすか、受注率41.7%・単価200万円・期間36日のどれかが必要、と読みます。
よくある間違い
- 4つの数字の期間・範囲がバラバラ(商談数は「今の進行中」、受注率・単価・期間は直近3〜6ヶ月の実績平均でそろえる)
- カバレッジ3倍の目安を鵜呑みにする(必要倍率は受注率と商談期間で決まる。受注率が低い・商談が長いチームほど3倍では全く足りない)
- 単価アップだけで解決しようとする(単価を上げると受注率・商談期間も動くことが多い。レバーは連動する前提で見る)
境界条件・注意点
- 月換算は30日で統一しています(営業日ベースではなく暦日)
- 商談期間が極端に短い(0日)場合は計算できません。初回接触から受注までの平均日数を入れてください
- 受注率・単価が案件規模で大きく異なる場合は、規模帯ごとに分けて計算すると精度が上がります
Sales Velocity(セールスベロシティ)とは?
Sales Velocityとは、営業チームが1日あたりいくらの売上を生み出しているかを表す指標です。 計算式は「商談数 × 受注率 × 平均受注単価 ÷ 平均商談期間(日)」。 むずかしく聞こえますが、意味は「いまの商談リストから何件が受注になり、それが何日かけて起きるか」を金額のペースに直しただけです。 営業改善の4つのレバー(商談を増やす・決定率を上げる・単価を上げる・早く決める)を1つの数字に統合できるため、 施策の効果を「ペースが上がったか」で比較できます。海外のSaaS営業・RevOps(レベニューオペレーション)で広く使われています。
4つの改善レバーと動かし方
| レバー | 式の中の位置 | 主な動かし方 | 難易度の目安 |
|---|---|---|---|
| 商談数 | 分子(比例) | リード獲得の強化・掘り起こし・紹介依頼 | マーケ・インサイドセールスとの連携が必要 |
| 受注率 | 分子(比例) | 案件の見極め(質の低い商談を早く落とす)・提案の質 | 自社でコントロールしやすい |
| 平均単価 | 分子(比例) | 上位プランの提案・値引きの抑制・パッケージ見直し | 価格戦略の変更が必要で時間がかかる |
| 商談期間 | 分母(反比例) | 次回日程の即時確定・決裁プロセスの早期確認・停滞案件の整理 | 自社でコントロールしやすく即効性が高い |
見落とされがちなのが分母の商談期間です。分子の3つを変えずに期間を60日→45日にするだけで、ペースは1.33倍になります。 「顧客の社内決裁を待っているだけの時間」を特定して縮めるのが、コストのかからない第一手です。
パイプラインカバレッジは「目標の3倍」で足りるのか?
パイプラインカバレッジとは、進行中の商談の総額が売上目標の何倍あるかを表す指標で、 「目標の3〜4倍持て」という目安が広く知られています。しかし必要な倍率は受注率と商談期間で決まります。 計算式は必要カバレッジ = (平均商談期間 ÷ 30日) ÷ 受注率。 受注率33%・商談期間30日のチームなら約3倍で足りますが、受注率25%・期間60日なら8倍必要です。 つまり「3倍あるから安心」は、受注が速く・強いチームにだけ成り立つ話です。 上のツールに目標を入れると、自社に必要な商談リストの量(件数と総額)が逆算されます。
Sales Velocityの使いどころと注意点
この指標が最も役立つのは、四半期ごとに同じ条件で計測して推移を見るときです。 「新しい営業資料を入れた四半期にペースがどう変わったか」のように、施策の前後比較に使います。 一方、大型案件が1件入るだけで平均単価と期間が大きくぶれるため、単月の絶対値を追いすぎないこと、 案件規模がまちまちなら規模帯ごとに分けて計算することが注意点です。
目標から必要な商談数・行動量への逆算は営業目標逆算ツール、 進行中案件の着地予測は予測売上(ヨミ表)計算ツール、 段階ごとの弱点特定はコンバージョン率(CVR)計算・ファネル分析ツールが対になります。 営業KPIの体系は営業KPIの記事と指標早見表を参照してください。
よくある質問
Sales Velocity(セールスベロシティ)とは何ですか?
Sales Velocityとは、営業チームが1日あたりいくらの売上を生み出しているかを表す指標です。商談数×受注率×平均受注単価÷平均商談期間(日)で計算します。「商談を増やす・受注率を上げる・単価を上げる・商談期間を縮める」という営業改善の4レバーを1つの数字に統合できるのが特長です。
Sales Velocityの計算式は?
「商談数 × 受注率 × 平均受注単価 ÷ 平均商談期間(日)」です。例えば商談20件・受注率25%・単価120万円・期間60日なら、20×0.25×120÷60=10万円/日。30日をかけると月300万円の売上創出ペースになります。分子の3つは大きいほど、分母(期間)は短いほどペースが上がります。
パイプラインカバレッジは3倍必要というのは本当ですか?
「目標の3〜4倍」は広く知られた目安ですが、必要倍率は受注率と商談期間で決まります。計算式は「(商談期間÷30日)÷受注率」で、受注率33%・期間30日なら約3倍で足りますが、受注率25%・期間60日なら8倍必要です。一律の倍率ではなく、このツールで自社の必要パイプラインを逆算してください。
4つの改善レバーはどれから手を付けるべきですか?
一般に、①商談期間の短縮(社内の意思決定を待つだけの停滞をなくす)と②受注率(案件の見極めと商談の質)は自社でコントロールしやすく、③商談数はマーケ・インサイドセールスとの連携、④単価は価格・パッケージの見直しが必要で時間がかかります。ツールの「目標に届く4つの道」で必要水準を見て、最も現実的な組み合わせを選ぶのが実務的です。
数字はどの期間のものを入れればいいですか?
商談数は「現在進行中の商談」、受注率・平均単価・平均商談期間は「直近3〜6ヶ月の実績平均」を推奨します。直近1ヶ月だけだと大型案件1件で数字が大きくぶれるためです。四半期ごとに同じ条件で計測すると、チームの営業効率の推移として比較できます。
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