損益分岐点計算ツール
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月間固定費と変動費率から損益分岐点売上高・必要販売数・安全余裕率を計算する無料ツール。売上の中身の帯と月商のゲージで、赤字ラインまでの余裕が一目で分かります。
- 登録・ログイン不要
- 無料
- 入力値をサーバーに送信しません
左の ① 固定費と ② 変動費率を入れると、赤字にならない最低ラインの月商(損益分岐点)が出ます
① 固定費 → ② 変動費率 の順に入れると、売上の中身(変動費+固定費+利益)と分岐点の位置が出ます。
図1|売上の中身 — 変動費と固定費を引いた残りが利益
図2|月商のゲージ — 分岐点からどれだけ離れているか(安全余裕率)
どれか1つだけで届かせる場合の数字です。実際は固定費・変動費率・単価(値上げ)の組み合わせで詰めます。
全社平均の変動費率で計算する簡易CVPモデルです。固定費に仕入・外注費など売上比例の費用を混ぜないこと、税込・税抜を揃えることが前提です。人件費のうち歩合給・残業代など売上連動分は変動費に含めるとより正確になります。
入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。「条件のURL」も入力値を#以降に載せるためサーバーへは送られませんが、URLを共有した相手は入力値を見られます。無料・登録不要で使えます。
使い方
- 毎月の固定費(家賃・人件費など、売上に関係なくかかる費用)を万円で入力する
- 変動費率(売上に比例してかかる費用の割合)を%で入力する
- 損益分岐点売上高を確認する。現在の月商や平均単価も入れると、安全余裕率・必要販売数まで分かる
USE CASESこんな場面で使える
- 値付け・事業計画の検証月にいくら売れば赤字にならないかを数字で押さえる
- 経営会議・銀行向け資料損益分岐点と安全余裕率を根拠つきで示す
- コスト削減の効果試算固定費を下げると分岐点がいくら下がるかを条件を変えて確かめる
FORMULA計算式・仕組みと根拠
- 限界利益率 = 1 − 変動費率
- 損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 限界利益率
- 必要販売数 = 損益分岐点売上高 ÷ 平均単価(端数切り上げ)
- 安全余裕率 = (現在の売上 − 損益分岐点売上高) ÷ 現在の売上 × 100
- 根拠: 管理会計の標準的なCVP分析(損益分岐点分析)の計算式です。
EXAMPLE入力例と結果の読み方
月間固定費300万円・変動費率40%と入力すると、限界利益率60%で損益分岐点売上高は月500万円です。現在の月商600万円を入れると安全余裕率は16.7%、平均単価5万円なら必要販売数は月100件。安全余裕率は「売上があと何%落ちたら赤字か」を表し、20%以上が安全圏、10%未満は要注意と読みます。
PITFALLSよくある間違い
- 固定費に変動費(仕入・外注費など売上比例の費用)を混ぜてしまう(分岐点が実際より大きく出る)
- 変動費率に粗利率を入れてしまう(変動費率=変動費÷売上で、粗利率とはちょうど逆の概念)
- 税込と税抜が混在している(すべて税抜で揃えるのが基本)
NOTES境界条件・注意点
- 変動費率が100%以上の場合は限界利益が出ないため計算できません(値付け・原価構造の見直しが必要な状態です)
- 人件費は固定費扱いが基本ですが、歩合給・残業代など売上連動分は変動費に含めるとより正確です
- 複数商品がある場合は全社平均の変動費率で概算する簡易モデルです
損益分岐点の計算式
損益分岐点売上高は「固定費を限界利益でちょうど回収できる売上」です。 月間固定費300万円・変動費率40%(売上の40%が変動費)の場合で計算します。
| ステップ | 計算 | 結果 | |
|---|---|---|---|
| 限界利益率を出す | 1 − 変動費率(40%) | 60% | |
| 損益分岐点売上高 | 固定費300万円 ÷ 60% | 月商500万円 | |
| 安全余裕率(月商600万円の場合) | (600 − 500)÷ 600 × 100 | 16.7% |
安全余裕率は「売上があと何%落ちたら赤字か」を表します。10%未満は景気変動に対してかなり脆弱な状態です。
安全余裕率の目安と例
| 判定 | 安全余裕率 | 例(固定費・変動費率・月商) | |
|---|---|---|---|
| 赤字 | 0%未満 | 固定費400万円・変動費率50%・月商750万円(分岐点800万円) | |
| 要注意 | 0〜10% | 固定費400万円・変動費率50%・月商850万円(余裕率5.9%) | |
| 標準 | 10〜20% | 固定費300万円・変動費率40%・月商600万円(余裕率16.7%) | |
| 安全圏 | 20%以上 | 固定費1,500万円・変動費率30%・月商3,000万円(余裕率28.6%) |
損益分岐点を下げる3つのレバー
| レバー | 打ち手の例 | 効果の出方 |
|---|---|---|
| 固定費を下げる | 家賃・サブスク・外注固定費の見直し | 下げた額がそのまま損益分岐点を(÷限界利益率で)下げる。即効性が高い |
| 変動費率を下げる | 仕入価格の交渉、歩留まり改善、配送効率化 | 売上が大きいほど効く。全売上に効くため改善幅以上のインパクト |
| 単価を上げる | 値上げ・プラン改定・松竹梅の設計 | 変動費率の低下と同じ効果。数%の値上げでも損益分岐点は大きく下がる |
計算の背景は損益分岐点の解説記事で、値上げの具体的なインパクトは値上げ影響シミュレーター、固定費の棚卸しはサブスクコスト計算ツールで試算できます。
FAQよくある質問
損益分岐点売上高はどうやって計算しますか?
固定費÷限界利益率(1−変動費率)で計算します。例えば固定費300万円・変動費率40%なら、300万円÷0.6=月500万円が損益分岐点です。これを下回ると赤字、上回ると黒字になります。
安全余裕率はどのくらいあれば安心ですか?
一般に20%以上が安全圏、10〜20%が標準、10%未満は要注意とされます。安全余裕率は「売上があと何%減ったら赤字になるか」を示す指標です。
固定費と変動費はどう分ければいいですか?
売上がゼロでもかかる費用(家賃・正社員人件費・リース料など)が固定費、売上に比例する費用(仕入・材料費・決済手数料・配送費など)が変動費です。迷ったら勘定科目ごとに「売上が2倍になったら2倍になるか」で判定します。
損益分岐点とは何ですか?
利益がちょうどゼロになる売上高のことです。売上がこれを上回ると黒字、下回ると赤字になります。固定費と変動費率が分かれば「固定費÷(1−変動費率)」で計算でき、値付け・事業計画・コスト削減の判断の土台になる管理会計の基本指標です。
限界利益率とは何ですか?
売上のうち固定費の回収と利益に回る割合で、「1−変動費率」で計算します。例えば変動費率40%なら限界利益率は60%で、売上が1万円増えるごとに6,000円が固定費の回収と利益に充てられます。限界利益率が高いほど、損益分岐点は低くなります。
損益分岐点を下げるにはどうすればいいですか?
打ち手は3つで、①固定費を下げる(家賃・使っていないサブスクなどの見直し)②変動費率を下げる(仕入・外注費の交渉)③値上げする(結果として変動費率が下がる)です。例えば固定費300万円・変動費率40%の分岐点は月500万円ですが、固定費を30万円削ると450万円まで下がります。このツールで条件を変えて効果を試算できます。
損益分岐点比率とは何ですか?
損益分岐点売上高÷実際の売上高×100(%)で、低いほど経営に余裕があります。安全余裕率とは表裏の関係(安全余裕率=100−損益分岐点比率)で、一般に80%未満なら優良、90%超は要注意とされます。このツールでは現在の月商を入れると安全余裕率のほうで表示します。
何個売れば黒字になるかも計算できますか?
できます。平均単価を入力すると、損益分岐点売上高÷平均単価(端数切り上げ)で必要販売数を表示します。例えば分岐点が月500万円で単価5万円なら月100件が黒字ラインです。1個あたりで考える場合は「固定費÷(単価−1個あたり変動費)」でも同じ結果になります。