文系の営業が「年収アップ・キャリアアップ」するIT業界最短ルート

文系出身者にIT業界がおすすめな理由

IT業界と聞くと、文系の人にとっては、カタカナ語が飛び交い、みんなプログラミングができる様なイメージで尻込みしてしまうかもしれません。

しかし、実際に大手外資系IT企業から国産ITベンチャーまで、数々のIT企業を見てきた私からすれば、IT業界で大きく活躍する人の多くは文系出身の人達です。

その中でも、IT企業の「営業職」は非常に魅力的な業種です。

もし、営業経験がある、もしくはコミューニケーションを取る仕事が得意でかつ、給料を上げたい、スキルアップしたいと考えているならば、IT業界への転身をおすすめします。

IT営業のわかりやすいメリットを上げるとこんなところでしょうか。

・転職しやすい=給料をUPさせやすい
・高給のヘッドハンティングが来る
・業界内での人脈が広がる&再利用できる
・スピード感があるので自身の成長が早い
・キャッチアップ力で先輩を飛び越せる
・身につくスキルは横展開できる

このように、非常にチャンスが多く、さらに追い風となるのはIT業界の人材不足です。IT業界はエンジニアだけでなく営業も足りていないので、今は売り手市場と言えます。

まず結論から言うと、約3年スパンでIT業界内での転職を繰り返すと、短い期間で年収・スキル・キャリアを上げることができます。

転職しやすい=給料をUPさせやすい

年収アップ

私自身、新卒から20代のうちに3社のIT企業を渡り歩きましたが、いずれの転職も年収を大幅にアップさせています。

今の御時世、一つの会社で昇給や昇格をひたすら待っていたら、きっと希望の年収を得る頃には40代50代でしょう。

また、今の会社で変わらず昇給し続ける保証も全く無いのが現状です。なので、給料を上げたいなら第一の選択肢は転職である事は、まず間違い無いでしょう。

その中で、IT企業の営業は非常に転職がしやすく、給料UPも狙いやすいという特徴があります。理由は以下の通り

・IT業界の人材不足
・IT関連のビジネスは増え続けている
・団塊の世代には正直難しい
・A社で培ったスキルはB社でも十分活きる

やはり、IT業界は世界的にもまだまだ伸びしろのある業界で、ここ数年はDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速もあり慢性的な人材不足です。

エンジニアが人材不足なのは、よく言われる事ですが、作ったものを売らなければ企業は成り立ちません。つまりそれだけ営業の需要も右肩上がりなのです。

20〜37歳くらいのビジネスマンであれば、現時点でITに詳しくなくても十分IT業界で戦っていけると思います。

また、IT業界と一括にしていますが、実はIT企業で培ったスキルは、高い確率で他のIT企業でも通用します。医者が他の病院でもやっていけるのと近いイメージでしょうか。

このように、売り手市場であるIT業界の営業は、転職しやすく給料をUPさせやすい傾向にあります。

0円で転職を成功させる近道

営業として転職するなら、転職エージェントから最新情報を引き出せるだけ引き出した方がお得です。

転職エージェントは、企業からお金をとるビジネスモデルなので、転職希望者は完全無料でサービスを受けられます。これを使い倒さない手はありません。

・IT業界の営業は人材不足
・ITに今詳しくなくてもOK
・転職が容易
・転職=年収アップ

高給のヘッドハンティングが来る

転職は就活とは違うので、こちらから受けなくても、相手からアプローチを受けることがあります。いわゆるヘッドハンティングというやつです。

ヘッドハンティングなんて、一部の超優秀な人だけだろうと私も昔は思っていましたが、実はかなりメジャーな採用手段なのです。

ちなみに、転職サイトに登録すると、企業からのスカウトメールが多少なり来ると思いますが、あれは少し浅いオファーです。

うちの会社の面接受けてみませんかという程度で、実際は他の選考者と変わらない選考フローというパターンが多いです。

ヘッドハンティングでダイレクトオファーが最も来やすいのは、LinkedInでしょう。ビジネス版Facebookのようなサービスで欧米ではメジャーなリクルーティングサービスです。

自分のキャリアや得意な事をプロフィールに載せておけば、それを見た企業の担当者が直接メッセージを送ってきます。

実際に来たオファーの一例

〇〇様はじめまして

〇〇株式会社でマネージャーをしております〇〇と申します。

この度LinkedInにて〇〇様の経歴を拝見し、ぜひ一度ご挨拶させて頂きたくご連絡致しました。

弊社では「コンサルティング営業」並びに、近い将来支社経営を担う「マネージャー候補」の採用を進めております。

また採用はヘッドハンティングのみにこだわっており、よろしければ今後のキャリアについてぜひご紹介させて頂けませんでしょうか。

〜中略〜  また、弊社の平均年収は1700万円を超える高水準を維持しており、〇〇様にもベストなご提示をさせて頂けるかと存じ上げます。

このようなオファーが今では、週1通は来ます ※ヘッドハンティング以外に不動産投資の連絡とかも結構来るのでそちらは無視してます
もちろん来たオファーを見極めて、ベストな選択をすることが必要ですが、そもそもIT業界で営業をしているというだけでかなりのオファーを頂けるのはありがたい事です。
・ヘッドハンティングは珍しくない
・LinkedIn経由が多い
・直接オファーのため条件が良い

業界内での人脈が広がる&再利用できる

IT業界の平均勤続年数は3年〜5年と言われており、比較的短いスパンで転職を繰り返す人が多いのが実情です。その中で重要になるのが人脈だと思います。

「この前まで楽天にいた〇〇さんが、今はGoogleにいるらしいね〜」みたいな会話は頻繁にあります。ITに限らず営業職は社外の人と多く人脈を作れる職種です。

しかしIT業界以外の営業の方なら、転職したり部署異動したら、これまで集めた名刺は全く役に立たなくなった何てことも多いのでは?

IT業界は業界内での転職者が多いので、個人と個人として長く人脈を形成できることが非常に良い点です。

また「うちの会社採用強化してるからおいでよ」なんて言うリファラル採用(社員からの紹介採用)もIT業界は非常に多く、人脈が自分の宝となります。

・IT業界の人脈は財産
・リファラル採用も盛ん

スピード感があるので自身の成長が早い

ここは、IT業界の大きな特徴ですが、はっきり言ってIT業界のスピードは他の業界よりも早いです。今日通用していた事が来週通用しないこともあり得ます。

これはIT業界が、技術の発展と二人三脚である事から仕方がない事なのですが、実際現場で働いていてよほど意欲がない人でない限り、業務の中で付いてはいけます。

視座の低い言い方をすれば、業界のスピードに自分が引っ張られるので、自然と自分の成長も早くなります。3年5年同じ事をやっている人は少ないでしょう。

一つ経験則をお話すると、テクノロジーが好きで好奇心が旺盛な営業ほどIT業界でデキる営業になりやすい印象です。それは決してプログラミングに詳しいといった事ではなく、単純にワクワクして働いているかという事でしょう。

・業界のスピード感は早い
・自然と自分の成長も早くなる

キャッチアップ力で先輩を飛び越せる

営業を語る上でこの、先輩を追い越せるかという問題は重要です。伝統的で閉ざされた業界では、そのスキル自体が個人に蓄積し、なんとか先輩から盗まないと追い越せないということが実情です。

しかし、IT業界に求められる営業スキルとして情報のキャッチアップ力があります。上記で記載したように、業界自体が次々と新しい技術で塗り替えられている中、昔のスキルに拘る人は淘汰されていきます。

つまり、若者や新参者にチャンスが多いという事です。実際GAFAがITで伝統的な業界を破壊していったのと同じように、ITのスピードについて行けない先輩は、キャッチアップで簡単に追い抜けます。

年功序列の世界で生きてきた人にとっては、とても生きにくい業界かもしれませんが、夢有る若者にとっては非常にチャンスが多い業界と言えます。

・キャッチアップ力で先輩をすぐ追い抜ける
・若者、新参者にチャンスが多い

身につくスキルは横展開できる

IT業界の人脈は長く活用できると記載しましたが、実はIT業界の営業で得たスキルも同じです。IT業界における営業の仕事は、いわゆる上流に位置する仕事がメインです。例えば下記のような

・経営・ビジネス理解
・要件定義
・ヒアリング
・社内外の調整力
・ロジカルシンキング
・言語化力
IT業界以外の営業がやっている事でもありますが、これらを実施する背景にITを理解する力が必要です。ITを理解した前提で、これらの上流の仕事を行うため価値が高いのです。
これらのスキルは、ある意味どこに転職しても使えるスキルなので、安心してスキルアップに注力して良いと思います。
ただ、このスキル一覧を見ると難しそうな印象を受けると思います。実際難しいですが、全てで100点が取れる営業はほぼいません。自分が得意なスキルで戦いましょう。
そして、営業ならどの業種でも同じですが、圧倒的にOJT(現場)で身につけるスキルなので、勉強してからIT業界に転身しようと考えていても無駄だと個人的には思います。
まずは飛び込んで、業界で揉まれて、そこで得たスキルを持って別の会社に転職するのが王道ルートです。
・身につくスキルは他の会社でも使える
・OJT(現場)で身につくスキルがほとんど
・スキルを得て転職が王道

IT業界の営業に向いている人

ここからはIT業界で働く営業として向いている人を紹介します。

合理的なタイプ・面倒くさがり

エクセルを手作業でポチポチ入れるのが無駄でめんどくさいので、Googleでなんとか楽に入力する方法が無いか探すタイプの方。IT業界の営業に向いていると思います。
IT業界の営業は、結構面倒くさがりや、合理的な人が多いです。もっと簡単にできないか、もっと早くできないか、もっと自分の手を煩わせず回る仕組みは作れないか、という考えはまさにITによる効率化です。

レスが早いタイプ

レス(レスポンス)つまり、メールやチャットへの返信が早いタイプは、IT業界の営業に向いていると思います。
IT業界はSlackやFacebook Messengerなどのチャットツールがスタンダードなので、1日に何百通とメッセージが社内でやり取りされることがほとんどです。
それに加え、営業はお客様とのメール・電話等のやり取りもあるので、情報に埋もれてしまいがちです。なので、今対応できる事を素早く仕分けて、すぐに返信できるタイプはとてもIT向きです。

上昇意欲が高いタイプ

上述しているように、IT業界で転職をうまく活用すれば、給料の大幅アップも可能です。なので、給料を上げたい、キャリアを充実させたい、自身を成長させたいなど上昇意欲が高い人は成功しやすいでしょう。
付け加えるなら、上昇意欲が高くて実際行動を起こせる人です。これまで私が働いてきたIT企業でも他業界からの転職者が多くいました。
彼らも恐れずIT業界に飛び込んできた、上昇意欲の高いタイプでしょう。
・効率を求める面倒くさがり
・返信が早いタイプ
・行動を起こせるタイプ

IT系の営業に向かない人

すでにお分かりのように万人がIT営業に向いているわけではありません。ここでは個人的にIT営業に転職しても厳しいだろうなと言うタイプの人をあげてみます。

成長したくないタイプ

現状維持がベスト!が前提にある人は、IT業界は難しいのでは?と思います。IT業界で働く営業にとって現状維持は大きな後退です。「俺は昔こうやって売って、、」みたいな話をしていると淘汰される世界です。

テクノロジーに心底興味が無いタイプ

テクノロジーに興味が無くても、IT業界で営業はできます。ただ、やはり興味の無いことをキャッチアップし続けないといけないのは、かなりしんどいのでは無いかなと、、。

ほんとうの最低限として、最新のiPhoneが発表されて、1週間以内に目玉機能くらいは把握している人じゃないと、厳しいのでは?と思います。

ITに全く触れてこなかった40代50代

前提として、素晴らしい40代50代の方々はたくさんいますので、その方々をどうこう言いたいのではなく、なるべくITに触れないようにしてきたタイプの方が、急にIT業界に飛び込むとそれまたしんどいと思います。

日本では40代50代の転職は潰しが効かないので、今の環境以上のチャレンジを求める意欲的な方にのみオススメします。

・現状維持=後退
・テクノロジーへの興味は必須
・40〜50代の転職は潰しがきかないので注意

筆者の具体例

私自身のキャリアも参考の一つとしてご紹介したいと思います。まず第一のキャリアはIT系のサーバー、基幹システムを売る仕事でした。ITなど全くわからない新卒スタートです。

その時点での年収は、初任給22万のボーナス込で年収270万円ほど。そこで3年営業を経験し身についた「営業×IT」というスキルを武器に次は大手デジタルマーケティング関連企業に転職。

そこでデジタルマーケティングのスキルを身につけ、年収は600万〜700万に上昇。さらに、そのまま外資系IT企業へと転職を果たし20代で年収1000万円以上を軽く達成しました。

ちなみに大学は3流大学で、決して履歴書の学歴はよくありません。

IT企業は学歴不問の企業が殆どで、重視されるのはその人が持っているスキル自体。なので、まずは現場に飛び込みスキルを身につけ転職することをオススメします。

さらに具体的な内容はこちら

Digital Sales

20代で年収1,000万円を突破するためのノウハウを、実際の事例をもとにご紹介。転職市場での年収アップの方法、年収を上げ…

・20代で年収1000万円超えは可能
・学歴は不要、現場のスキルが必要

転職にオススメの方法

転職にオススメの方法として、一番はヘッドハンティング、二番はリファラル(社員紹介)、三番はエージェント、四番は企業に直接問い合わせになるかと思います。

1位 ヘッドハンティング
2位 リファラル採用
3位 エージェント経由
4位 企業に直接応募

ヘッドハンティング

前述したように、高額のオファーを頂けることが非常に多いです。そして「あなたが欲しい!」が前提にあるので、交渉する立場としても優位に立てると言えます。

ただし、ある程度実績や職歴がついてからしかオファーは来ないので、すぐ転職したい時の選択肢には入らないでしょう。

リファラル採用(社員紹介)

リファラル採用の場合、知り合いや友達経由で選考を受ける事になります。メリットとして大きいのは、書類選考が無しの場合が多い事と、実際の会社の内情を聞ける事です。

書類はどうしても力を発揮しきれずに落ちてしまう事がありますが、リファラル採用の場合多くは面談からスタートします。なので、書類選考を無条件で突破できる強みがあります。

また、お知り合いから経由なので、もちろん実際に働いている人にどんな会社かを聞いた上で受けることができるのもメリットです。

エージェント経由

多くの人にとってここがスタートラインになるでしょう。エージェントの中でもIT転職に強いエージェントとそうではないエージェントがあるので注意が必要です。

ただし、あなたから直接企業に交渉しにくい給料面なども、エージェントが代行してくれるので、信頼できるエージェントと二人三脚で転職活動をすれば大幅給料アップも狙えます。

転職エージェントは企業側からお金を取るビジネスモデルなので、転職者側の利用は完全無料です。

無料で転職を全力サポートしてくれるのですから、これを使い倒さない理由はありません。

企業に直接応募

企業の採用サイトから直接応募です。企業側からすると採用コストが低いので助かりますが、それで採用のハードルを下げると言うことはまずありません。

また、この企業に入りたいという意欲が見え見えなので、給料交渉などで優位に立ちにくいでしょう。ある程度給料交渉では、他からも引き合いは多いフリをすることは大事です。

・ヘッドハンティング>リファラル>エージェント>直接応募
そして文系職の転職で重要なのは、相手に対して自分の強みを語るスキル。詳細はこちらにまとめています
Digital Sales

IT業界の営業として「自分を語る」スキルの重要性を説明。転職時に分かりにくい文系職の強みの説明の仕方、役職を語る事の無意…

まとめ

IT業界で営業として働く魅力を伝えてきましたが、IT×営業は本当に潰しの効く仕事だなとよく思います。仮に今の会社が潰れても別の会社、もしくは自分で事業を起こしても十分やっていけます。
それだけでもキャリア選択の安心感として十分だと思います。
欧米ではエンジニアの方が給料が高い傾向ですが、日本は営業の方が給料が高いという逆転現象が起きています。これをチャンスと捉えてぜひ文系の方々が一歩を踏み出すきっかけになればと思います。
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