マーケティング職に資格は必要?
デジタルマーケティング・WEBマーケティングといったマーケティング職に資格は必要なのでしょうか。
結論から言うと「取得して損する事は無いが、無くて困る事も無い」といったレベルでしょう。
もう少し簡単に言うと「資格は必須ではない」という事です。
今回は、デジタルマーケティング関連の大手企業を2社経験した筆者目線で、資格やスキルのリアルな必要性についてご紹介します。
デジタル・WEBマーケティングとは?
前提として「デジタルマーケティング」や「WEBマーケティング」の位置付けを整理しましょう。
マーケティングという活動の中で、デジタルやWEB技術を活用して行う活動が、デジタルマーケティングもしくはWEBマーケティングと定義されています。
もう少し解像度を上げるために、代表的な手法に落とすと下記の図のようになります。
このように、マーケティング手法には様々な手法があり、それらを複合的に組み合わせるのが一般的です。
資格が必須ではない理由
冒頭で資格の必要性に「資格は必須ではない」と記載しましたが、その理由は大きく2つあります。
- 資格の範囲が部分的
- 実務経験が最も重要
それぞれ詳しく解説します。
資格の範囲が部分的
デジタルマーケティングとWEBマーケティングの違いで記載した通り、マーケティングの手法は多岐にわたります。
それらを包括的にカバーできる資格はありません。
例えば、代表的な資格である「Google広告認定資格」を取得したとしても、それはマーケティング活動のほんの一部です
→デジタルマーケティング
→WEB広告
→Google広告
つまり、資格により部分的なカバーは出来るが、マーケティング活動全体を学ぶことはできないという事です。
手法は増え・変わり続ける
デジタルやIT技術の進歩は目まぐるしく、その手法は増え続け、中身も変わり続けます。
パッと思いつく手法をあげてみましょう。
- SNS
- MA
- サイネージ
- モバイル
- IoT
- CRM
- AR・VR・MR
- DMP・CDP
- POS
- Beacon
- QR
- WEBマーケティング
- SEO
- WEBサイト
- WEB広告
- オウンドメディア
- LPO
- EC
今あげた手法だけでも、一つひとつ資格を取得していたら、いつまで経っても終わりはありません。
また技術は進歩するので、3年前のSNSと今のSNSでは、その中身は大きく異なります。
・手法は増え・変化し続ける
実務経験が最も重要
PDCAとは
机上の空論は不要
マーケティングの「正解」は千差万別
初心者や未経験者がデジタルマーケティングを学ぶなら、まずは現場経験が最優先事項です。デジタルマーケティングやWEBマーケ…
・机上の空論は役に立たない
学ぶなら現場を優先すべき
- 資格の範囲は部分的
- マーケティング手法は多岐に渡る
- PDCAを回し改善するスキルが必要
つまり、資格の勉強より早めに「現場」で経験を積む方が重要と言えるでしょう。
転職市場での価値が高い
デジタルマーケティング・WEBマーケティングに強い人材は、転職市場での価値も高い傾向です。
何故なら、市場のニーズは増えているのに、詳しい人材が少ないからです。
おすすめとしては、デジタルマーケティングを学びながら2〜3社転職してみる事です。
市場価値が高いので、多くの場合転職によって年収は上がります。
年収もあげながら、より実用性の高いマーケティングを学べるでしょう。
転職方法
おすすめの転職方法は、マーケティング特化型のエージェントを活用することです。
転職エージェントは企業からお金を取るビジネスモデルなので、転職希望者は完全無料でサービスを受けることができます。
これを使い倒さない手はありません。
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まとめ
資格より、現場で学ぶ時間を多く確保するほうが、圧倒的に有意義だと言うことが、実際の経験を通して学んだ事です。
市場価値が高い今のうちに、多くの現場経験を積む事をおすすめします。