IT業界で活躍する文系とは?
IT業界と聞くと、馴染みが薄い人からすると、エンジニアやプログラマーのイメージが先行しがちですが、実は文系の方が多く存在します。
「IT業界で働きたいけど、理系じゃないからな」などと諦める必要は一切ありません。
むしろ、IT業界で大きく活躍し稼いでいるのはビジネス職の人達です。
バックオフィス(経理・法務など)を除くと、IT業界での職種は大きく3つに分類できます。
- 経営サイド
- ビジネスサイド
- エンジニアサイド
文系の人が主に活躍しているのはこのビジネスサイド・経営サイドである事が多いでしょう。
もちろん文系の優秀なエンジニアや、理系の営業も居ますが、少数派となります。
今回は、そんなIT業界で活躍できる文系職をご紹介します。
各領域の職種
先程あげた3つの領域における、代表的な職種の例をあげると、下記のようになります。
経営サイド
CEOやCTO、CMOなどの経営サイドの職業は、比較的文系、理系問わずの職種です。
特にITベンチャーなどは、社長がサービス立ち上げから関わっている為、エンジニア兼営業として立ち上げている場合も多くあるでしょう。
より深く自社、市場、競合を理解し、広い視野で会社を成長させる役割を担います。
エンジニアサイド
データサイエンティストやプログラマー等エンジニアサイドの職種は、やはり理系出身者が多いでしょう。
コンピューターサイエンス等を専攻していた人も多く存在します。
ただし、上流工程のエンジニアほどコミューニケーション力が求められるので、文系職でも狙えるポジションはあるでしょう。
ビジネスサイド
文系が狙うのは、主にこの「ビジネスサイド」の職種となります。
代表的な職種でいうと、営業、マーケティング、コンサルタント、企画関係、エバンジェリスト等でしょう。
このビジネスサイドこそ、文系が最も活躍しやすい職種です。ビジネスサイドの各職種についてもう少し詳細を説明します。
営業×文系
IT業界の営業は、まさに文系が最も成果を出しやすい職種です。
社内を調整し、顧客にとって最高のアウトプットを出す営業は、調整力とコミューニケーション力が求められます。
また、営業経験があればIT業界出身では無くても転職可能なので、比較的チャレンジしやすいとも言えます。
ITの営業に関しては下記により細かくまとめています
IT営業とはどんな職業なのか。どんな仕事内容なのか、どんなスキルが必要なのか、激務なのか、給料は高いのか等、IT営業とし…
マーケティング
IT企業におけるマーケティング職も、文系が活躍できる職種です。
例えば下記のような、ビジネスを大きく捉える力と、個人の感情を想像する力のマクロ、ミクロの視点が必要です。
- 市場の理解
- ビジネス理解
- 利益構造の計画
- ペルソナ
- クリエイティブ
昨今はデジタルマーケティングにより、数字を扱うマーケティングが主流ですが、根本的なマーケティングはニーズに応えて利益を得る事です。
非常に文系的な想像力が活かせる職種でしょう。
とは言え、デジタルマーケティングを理解しないと昨今の市場では生き残れないので、馴染みのない方は下記をどうぞ。
コンサルタント
コンサルタントの定義は、企業によって違うので一概には言い難いですが、こちらも文系が活躍出来る職種です。
概念としては、ある領域のプロフェッショナルとして助言をする人材といえます。
ここで言うコンサルタントは、必ずしもアクセンチュアやボストンコンサルティング、デロイトトーマツ等の戦略コンサルティングだけを指す訳ではありません。
自社のITサービスや製品を使いプロフェッショナルとして、顧客の課題解決に向き合う人となります。
営業と一緒に動くプリセールスも、コンサルタントと非常に近いでしょう。
文系の採用枠は多い?少ない?
前提としてIT業界は人材不足が慢性的に続いています。
それはエンジニアに特化した話ではなく、ビジネス職も同じです。
作ったものを売らなければビジネスは成り立たないので、ビジネス職の求人は非常に多いです。
営業職の求人が多い
やはり、売上をあげるには、営業の頭数が必要なので、圧倒的に求人が多いのは営業職です。
マーケティングは少数精鋭チームが多く、コンサルタントはプロフェッショナルなので大量募集はしません。
IT業界の営業の転職については、下記に詳しくまとめています
IT業界の営業が転職する時のおすすめ転職方法をご紹介。ヘッドハンティング、リファラル採用、エージェント経由等様々な手法か…
まとめ
先入観からIT業界にチャレンジしない文系出身者が多くいますが、非常に勿体なく感じます。
IT業界は、需要も多く、変化も早いので、年収アップ、キャリアアップが狙いやすい業界です。
実際に文系出身の著者がIT業界で20代年収1000万円を達成することができたのが証拠です。
是非興味があれば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
20代で年収1,000万円を突破するためのノウハウを、実際の事例をもとにご紹介。転職市場での年収アップの方法、年収を上げ…