転職で得られるもの
今や転職が当たり前となりつつある日本の働き方ですが「前向きな転職」に求められるのは下記のようなポイントでしょう。
- 年収アップ
- キャリアアップ
- 新しい人脈
- 自己成長
ところが、転職に失敗して今よりもひどい状況になる人もいます。
- 年収ダウン
- 役職はゼロからやり直し
- 前職と殆ど仕事が変わらない
このような転職の失敗をしない為に大切な考え方として、シナジー(相乗効果)があるかというポイントがあります。
今回はシナジーを最大化して、年収もキャリアもアップさせる最短ルートについてご紹介します。
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シナジー(相乗効果)とは
シナジーという言葉自体は、よく企業が新規事業を始める時や、M&Aで買収する時によく使われます。
いわゆる、事業と事業の相乗効果の事です。
例えばコンビニが設置し始めたATM等は分かりやすいでしょう。
コンビニ事業と、ATM事業の相乗効果は何でしょうか?
コンビニとしては、ATMでお金を下ろすという目的で足を運ぶ人を誘い込めます。
対してATMサイドとしては、ATMの設置場所、警備体制にかかる費用を浮かせつつ、全国にATMを配置できる、なおかつ人の出入りも期待できます。
つまり、コンビニという小売業が、ATMという金融業を始める事には、多大なシナジー(相乗効果)があるのです。
転職においてもシナジーが重要
このシナジーですが、企業における事業だけの話ではありません。
転職においても、このシナジーを踏まえて転職できるかで、あなたがレア人材になれるかどうかは決まります。
同じ仕事を選ぶリスク
例えば、トヨタの車を売る営業職の人が、日産の車の営業に転職しても、雇用主が変わっただけで、個人のやることは変わりません。
ここで給料を上げようと考えたら、全国誰よりも圧倒的に車を売れる営業になるしかありません。
逆にそうなるまではレア人材では無いでしょう。
これは一つの事を極める作業なので、非常に時間がかかる、かつライバルの多い選択です。
もちろんイチロー級に物事を極められる人なら問題ありません。
相乗効果のある仕事を選ぶメリット
先程の例で、例えばトヨタの車を売る営業が、メーカーのマーケティング職に転職したらどうでしょう?
「営業」は顧客に最も近いところにいて、顧客や売り方をよく知っています。
対して「マーケティング」は見込み顧客を営業にパスするまでが担当領域です。
ここで営業とマーケティングのスキルをかけ合わせます
すると、見込み顧客を連れてきて、顧客に買ってもらうまでの一連のフローすべてを把握した「貴重な人材(レア人材)」になれるのです。
レア人材になる条件
上記で記載した貴重な人材になるには、条件が2つあります。
- 同じスキルを持った人が少ない
- そのスキルに需要がある
先程の例で言うと、マーケティングから営業までを知っている人が少なくて、なおかつそういった人材を企業が欲しているかどうかです。
この2つが揃った時に、企業はその人が欲しいというマインドになります。
そうなれば、主導権が転職者側に移るので「年収交渉」「キャリア交渉」が圧倒的に有利になります。
ちなみに、今どんなスキルに需要があるかは都度変わるので転職エージェントから聞き出しましょう。
転職エージェントは企業側からお金を取るビジネスモデルなので、転職者側の利用は完全無料です。
無料で転職を全力サポートしてくれるのですから、これを使い倒さない理由はありません。
幅広くリサーチするなら大手を選べば問題ありません。
今と違う事をやれば良い訳ではない
勘のいい人はもう気づいていると思いますが、単に今と違うことをやれば良い訳ではありません。
あくまで、シナジー(相乗効果)があるかがポイントになります。
例えば先程の自動車の営業が、ピアニストに転職したとしましょう。
①の同じスキルを持った人は少ないかもしれません、しかし②のそのスキルに需要があるかでいうと、おそらく無いでしょう。
つまり、だたの珍しい経歴の人になります。
珍しい経歴だけでは、高い給料を払う価値に相当しません。
転職で貴重な人材になる方法
転職は貴重な人材になれるチャンスです。そしてできれば2回以上の転職をおすすめします。
まずは3年勤務
一つの仕事を3年続ければ、学習量としては6000時間に相当します。
日本人が英語を習得するのに必要な学習時間は、約3000時間と言われています。
つまり、その倍の学習量を3年の勤務で確保できるのです。
シナジーの有る業種に転職
まずは3年で身につけたスキルと相乗効果のある業種に転職します。
もちろんそこでも3年勤務しスキルを高めます。
この時点で、すでに貴重な人材となっているので、次の転職に進みます。
次の転職時には、貴重な人材、つまり自分がレアカードなので、有利に交渉できます。
これが、シナジーを最大化して、年収もキャリアもアップさせる最短ルートです。
まとめ
自分の市場価値は、転職してみないと分かりにくいものです。
いざ転職しようとエージェントに掛け合ったら、あまりいい仕事が無い場合、それはまだレアカードになれていないから。
無作為に転職するのではなく、シナジーがあるかを一度考えてみてはいかがでしょうか。
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