IT業界の営業
IT業界の営業は、転職が非常にしやすい職種です。
それに伴い、年収アップ、スキルアップ、キャリアアップが狙いやすい職種でもあります。
今回は、そんな魅力的なIT業界の営業に転職する為のおすすめの転職方法をご紹介します。
IT営業への転職方法は4つ
IT営業への転職ルートは大きく4つあります。
- ヘッドハンティング
- リファラル(社員紹介)
- エージェント経由
- 直接応募
まさに、この並び順がおすすめの順番でもあります。
ただし、全員が必ず使える転職方法では無いので、それぞれ説明したいと思います。
ヘッドハンティング
ヘッドハンティングとは、企業がめぼしい人材に対して直接オファーを送る採用手法です。
実はIT業界ではヘッドハンティングはメジャーな採用方法です。
IT営業のヘッドハンティングを受けるには
ヘッドハンティングは誰にでもオファーが来る訳ではありません。ある程度の経歴や実績が必要となります。
例えば「有名IT企業に努めている」「WEBメディアで掲載されたことがあ」「業界で有名である」など様々です。
ヘッドハンティングを最も受け取りやすい方法は、まずLinkedIn(リンクトイン)に登録することです。
LinkedInとはビジネス版Facebookのようなもので、欧米では非常に利用者の多いサービスです。
IT業界の採用担当は、採用コストを抑えて有能な人間を採用するためにLinkedInで目を光らせています。
自分のキャリアと出来ることを漏れなく入力し、アピールしましょう。
ヘッドハンティングの魅力
ヘッドハンティングの魅力としては下記2点です。
- 年収の条件が良い
- 優位な立場で進行できる
まずヘッドハンティングが来る場合は、年収面での条件がかなり良い事が一般的です。
先日実際に来たヘッドハンティングの例
〇〇様はじめまして
〇〇株式会社でマネージャーをしております〇〇と申します。
この度LinkedInにて〇〇様の経歴を拝見し、ぜひ一度ご挨拶させて頂きたくご連絡致しました。
弊社では「コンサルティング営業」並びに、近い将来支社経営を担う「マネージャー候補」の採用を進めております。
また採用はヘッドハンティングのみにこだわっており、よろしければ今後のキャリアについてぜひご紹介させて頂けませんでしょうか。
〜中略〜 また、弊社の平均年収は1700万円を超える高水準を維持しており、〇〇様にもベストなご提示をさせて頂けるかと存じ上げます。
年収数千万円なんて事も多々あります。もちろん、何をしている会社かのリサーチと選別は入念に行いましょう。
加えて、こちらがオファーを受ける立場なので、このあとの交渉も有利に進められます。
・LinkedIn経由がメジャー
・年収の高額提示が多い
・交渉で優位に立てる
リファラル採用(社員紹介)
リファラル採用の仕組み
リファラル採用は、社員が知人や友人を自社の採用担当者に紹介する制度です。
紹介して採用が決まれば、多くの場合紹介者に報奨金が支払われます。
リファラル採用のメリット
- 書類選考を突破できる
- 採用後のギャップが少ない
有名企業や大手企業では、書類選考で7割近くの応募者が脱落しています。
リファラル採用の場合、初回から面接の場合が非常に多いので、書類選考をスキップできる可能性が高いでしょう。
また、紹介者が知人や友人なので、社内の実情や職種のリアルを聞いた上で選考に入れるので、入社後のギャップが少ないのも特徴です。
リファラル採用のデメリット
リファラル採用にはデメリットもあります。
- そもそも知り合いが必要
- 強気の交渉がしにくい
まず前提として、行きたい企業に知り合いや友人がいないと始まりません。
また、友人の紹介という事もあり、強気な交渉をしすぎると気まずくなります。
・書類が突破できる
・入社後のギャップが少ない
・知り合いがいないと不可
エージェント経由
ヘッドハンティング、リファラル採用が難しい多くの人にとっては、このエージェント経由の採用が最善の手段となるでしょう。
いわゆる転職サイトに登録して、転職のプロと相談する方法です。
なんと言っても無料
転職エージェントは、募集側の企業からお金を取っているので、応募者は全て無料でサービスを受けることができます。
これを使わない手はありません。
エージェントから有益な情報を引き出し、企業との給与交渉もお願いし、エージェントを使い倒しましょう。
IT営業の求人が豊富
エージェントは求人を豊富に持っています。
仮に第一志望の企業がもしダメでも、第2、第3の選択肢を提示できます。
特にIT企業の求人は豊富に存在するので、どこが自分にフィットするかの見極めもお願いできます。
年収交渉でうまく使う
年収交渉は、転職に慣れた人でないと難しい交渉です。
いくら欲しいのか希望はあっても、言えば落とされそうな気もします。
そんな時は、エージェントに給与交渉を依頼するのが有効です。
他の企業も平行して受けている事や、他でもっと良い提示がある気配を匂わせたり、うまく交渉する術を知っています。
IT業界の営業は転職で大きく年収アップが狙える職種です。エージェントを最大限活用しましょう。
エージェントを使う注意点
エージェントは紹介した応募者が採用されると、紹介料を企業からもらえます。
つまり、エージェントも採用された方が数字になるので、最大限協力してくれます。
ただし彼らも仕事なので、やる気の無さそうな人や、本気度が見えない人へのサポートは薄くなります。
条件が良ければ、転職の意思がある事は、しっかりアピールしましょう。
・豊富な求人情報を得る
・年収交渉で活用する
・本気度をみせる
直接応募
企業側が優位
・年収交渉等が不利に
番外編 年収交渉
せっかくIT営業として転職するなら、年収交渉はしっかりと行いましょう。
ほとんどのIT企業で年収のベースになるのは、前職の年収+100万円以内です。
ただし、複数企業を受けてより良い条件を引き出しておけば、本命企業の年収交渉時に揺さぶりをかけることが可能です。