RFM分析ツール(業種別の記入例・Excelテンプレートつき)

RFM分析の無料ツール。通販・美容室・BtoBの消耗品など業種別の記入例(架空300人)で、25マスの分布と6つの顧客層、層ごとに次にやることが最初から見られます。自社のデータは貼り付け用のExcelテンプレートに入れて貼るだけ。

  • 登録・ログイン不要
  • 無料
  • 入力値をサーバーに送信しません

完成するもの・入力例・保存形式を見る →

RFM分析の結果
購入金額
購入の新しさ × 回数マスや層を押すと、右にその人たちの一覧

境目押して書き換えられます
R: 最後の購入(日以内)
F: 購入回数(回以上)
M: 購入金額(円以上)

RFMは過去の購入実績の分類です。今後の購入や施策の効果を保証するものではありません。売上の大きい取引先から順に力を入れる先を決めるならABC分析ツール、離れたお客様の損失額は解約率インパクト計算ツールで確かめられます。

近い業種の記入例を選ぶか、自分のデータで試す

記入例の顧客と数字はすべて架空です。自社の顧客データは「自分のデータで試す」から貼れます(保存も送信もしません)。

貼り付けた顧客データはこのブラウザの中だけで計算します。サーバーへの送信・保存はせず、この端末にも残しません(ページを閉じると消えます)。無料・登録不要です。

USE CASESこんな場面で使える

  • 継続購入の支援最近繰り返し購入している顧客の利用状況を確認する
  • 再購入の案内購入から時間がたった顧客を購入回数・金額別に確認する
  • 顧客への接点整理6つの層の購入状況を踏まえて次の働きかけを考える

FORMULA計算式・仕組みと根拠

  • R(日) = 基準日 − 最終購入日。F(回) = 集計期間内の購入回数。M(円) = 同期間の購入額の合計
  • Rの初期境界は30・90・180・365日以内で5〜2、365日超で1。Fは20・10・5・2回以上で5〜2、2回未満で1
  • Mは100,000円以上で3、30,000円以上で2、それ未満で1。基準はすべて仮の開始値で変更可能。総合点は作らない
  • 6領域は本ツールの整理方法。R4〜5/F4〜5は継続購入層、R4〜5/F2〜3は継続育成層、R4〜5/F1は少回数購入層、R2〜3/F3〜5は再購入を促したい層、R2〜3/F1〜2は関係を育てたい層、R1は長期未購入層
  • 根拠: Salesforce「RFM分析」、Shopify Help Center「Customers reports」、Adobe Commerce「RFM Analysis」。初期境界と6領域は本ツールの仮例・独自の整理であり業界標準ではない

EXAMPLE入力例と結果の読み方

購入データから顧客層を把握する

用意するもの
顧客ID・最終購入日・購入回数・購入額の4列
完成するもの
購入の新しさと回数を25マスに整理。顧客層や購入額で絞り、次の働きかけを検討できます。
持ち出し方
対象顧客CSV・結果コピー

同じ集計期間の顧客別データを使います。分類の境目と6つの顧客層は自社に合わせて確認します。

具体的な入力例と結果を読む

最終購入から30日、期間内10回購入、100,000円なら初期基準でR5・F4・M3、継続購入層と読みます。通販の記入例(架空300人)では、以前は何度も買っていたのに止まっている「再購入を促したい層」が38人(13%)で、前回の商品のその後を聞く案内を最初に送る対象になります。

作業台で自分の内容を入力する →

PITFALLSよくある間違い

  • 期間内1回の購入を新規顧客と断定しない。集計期間より前にも購入した可能性がある
  • 購入明細の行数を購入回数にしない。1注文が複数商品に分かれる場合は注文IDで集計する
  • 仮の境界・6つの層を業界標準や離反の確定判定として扱わない

NOTES境界条件・注意点

  • 初期期間は過去約2年。元データを同じ期間で集計し、期間を変えたら購入回数・金額も集計し直す
  • 対象期間内に1回以上購入した顧客、購入額0円以上に対応。最大10,000人。同じ顧客IDの行は1人にまとめ(回数・金額は合計)、読めない行と基準日より後の行は飛ばして行番号を知らせる
  • 貼り付けた顧客データはブラウザの中だけで計算し、サーバーへの送信・保存はしない。この端末にも残さないので、ページを閉じると消える(覚えておくのは記入例の種類と境目の設定だけ)
  • 旧版でこの端末に保存されていた顧客データは、一度だけ読み込んでから端末から消す

RFM分析とは?3つの指標で購入傾向を整理する方法

RFM分析は、最後に購入した時期・購入回数・購入金額を使って顧客を分け、誰にどんな案内をするか考える方法です。

RはRecency(購入の新しさ)、FはFrequency(購入頻度)、MはMonetary(購入金額)を表します。同じ10万円を購入した顧客でも、先週まで何度も買っていた人と、1年前に一度買った人では、確認したいことが違います。このツールはRとFをそれぞれ5段階に分け、25マスの地図として表示します。Mは独立した3段階で残し、金額で対象を絞れます。

RFM分析の計算式と集計期間

Rは基準日から最終購入日までの日数、Fは集計期間の購入回数、Mは同じ期間の購入額の合計です。

RFMの計算式と準備するデータ
指標計算・集計方法値の読み方
R基準日 − 最終購入日日数が小さいほど最近の購入
F集計期間内の注文数回数が多いほど繰り返し購入
M集計期間内の購入額の合計大きいほど購入額が多い

期間の長さは商品の購入周期を踏まえて決め、すべての顧客で統一します。日用品と数年ごとに買い替える商品では、同じ「半年間の購入なし」でも意味が違います。記入例は過去約2年の架空データですが、推奨期間ではありません。対象期間に1回以上購入した顧客が対象で、期間中に購入のない顧客や購入前の見込み客は含みません。

RとFの5段階はどう分ける?業種別の記入例

Rは購入からの日数が短い順、Fは購入回数が多い順に5〜1へ分けます。境目は、その商品の「いつもの購入周期」から決めます。

目安は、いつもの周期をR4までに収め、周期を過ぎた人がR3以下に落ちるように置くことです。たとえば1〜2か月で使い切る商品なら、60日を過ぎて買っていない人は「いつもなら買っている時期を過ぎた」と読めます。下の表は、ツールの記入例で置いた境目と、その前提にした買い方です。業界の標準値ではないので、自社の購入周期に合わせて直してください。

業種別の記入例で置いた境目(R=最後の購入から何日以内、F=何回以上)
記入例想定した買い方R5・R4・R3・R2F5・F4・F3・F2M3・M2(円以上)
通販(化粧品・健康食品)1〜2か月で使い切る商品30・60・120・240日12・6・3・2回50,000・15,000
美容室・サロン1〜2か月ごとの来店45・90・150・270日8・5・3・2回60,000・20,000
BtoBの消耗品毎月発注する取引先30・60・90・180日20・10・5・2回1,000,000・300,000
飲食店の会員月に数回の来店14・30・60・120日20・10・4・2回50,000・15,000
アパレル季節ごとの購入60・120・180・365日8・5・3・2回100,000・30,000
白紙から仮の値30・90・180・365日20・10・5・2回100,000・30,000

白紙の境目でいうと、最終購入から30日・購入回数10回ならR5・F4で、地図の左上側に入ります。31日ならR4へ変わります。同じ値の顧客は同じ区分に入れ、人数を5等分するために同点を分割することはありません。各区分の数字を足して総合点を出すこともありません。

顧客層の意味と、次にすること

25マスを6つの顧客層にまとめると、購入状況と働きかけの候補を一緒に確認できます。名称と区切りは本ツールの整理方法です。

本ツールの6つの顧客層と施策の考え方
顧客層・対象購入状況次にすること
継続購入層
R4〜5 × F4〜5
最近も、期間内に多くの回数購入しているお客様。利用状況を確かめ、関連する商品やまとめ買いを案内します。値引きで引き留める必要はあまりありません。
継続育成層
R4〜5 × F2〜3
最近購入しており、購入回数は中くらいのお客様。使い方の案内や次に役立つ商品の紹介で、次の購入のきっかけを作ります。
少回数購入層
R4〜5 × F1
最近購入しましたが、期間内の購入回数は少ないお客様。初めての購入かを履歴で確かめ、購入後の困りごとを聞きます。2回目の購入までが分かれ目です。
再購入を促したい層
R2〜3 × F3〜5
以前は何度も買っていたのに、いつもの周期を過ぎて購入が止まっているお客様。他社に移る前に、状況を聞く連絡を入れます。買い替え時期・在庫切れ・担当者の交代などを確かめ、再購入を案内します。
関係を育てたい層
R2〜3 × F1〜2
購入回数が少なめで、最近の購入からも間が空いているお客様。購入品や問い合わせの履歴から関心を確かめ、役立つ情報をメールなどで届けます。
長期未購入層
R1 × F1〜5
設定した期間より長く、購入が確認できていないお客様。買い替えの周期や契約の状況を確かめ、もう一度連絡するかを決めます。離反と決めつけません。

ツールが「まず声をかける層」として最初に出すのは、再購入を促したい層です。以前は何度も買っていたのに、いつもの周期を過ぎて止まっている人たちで、他社に移る前に状況を聞く価値が最も高いと考えるためです。地図は上ほど最近、左ほど回数が多い配置で、マスや層を押すとその人たちを購入金額の大きい順に一覧にできます。

「優良顧客」「新規顧客」「離反顧客」との違い

RとFだけでは利益の大きさ、初回購入、離反の確定までは分かりません。本ツールでは購入状況を表す呼び名を使います。

「継続購入層」は最近何度も購入している層で、利益が大きいとは限りません。「少回数購入層」は期間内の購入が少ない層ですが、期間より前に購入していた可能性があります。「長期未購入層」も通常の買い替え周期が長ければ、離反していない場合があります。顧客の価値や状態を確定する際は、粗利・契約状況・初回購入日などの別情報を確認してください。

M(購入金額)は何に使う?

Mは同じ購入傾向の中から、購入額の大きい顧客などを絞る指標です。RやFとは独立して確認します。

たとえば「購入金額」をM3に絞ってから再購入を促したい層を押すと、金額の大きいお客様だけの一覧になります。担当者が電話で状況を聞く相手と、メールで案内する相手を分けるときに使えます。ただしMは売上額であり利益ではありません。値引きや提供コストが大きい顧客の収益性は、粗利などを別に確認します。

RFM分析のExcelテンプレート(貼り付け用)

自社の顧客で試すときは、貼り付け用のExcelテンプレートに4列を入れ、まとめてコピーしてツールに貼ります。

  1. 「貼り付け用」シートに、顧客ID・最終購入日・購入回数・購入金額を1人1行で入れます。
  2. 見出しの行から最後の行までを選んでコピーします。
  3. ツールの「自分のデータを貼る」を押し、枠に貼って「分類する」を押します。

貼り付けたデータはブラウザの中だけで計算し、サーバーへの送信・保存はしません。この端末にも残さず、ページを閉じると消えます。氏名やメールアドレスは不要で、顧客IDだけで分類できます。

Excelから貼り付けるための準備

顧客ごとに1行へ集計した4列を、見出しごと貼り付けます。購入明細のまま貼った場合は、同じ顧客IDの行をツールが1人にまとめます。

  1. 対象期間の購入明細を取り出し、キャンセルや返品を含めるかを統一します。
  2. 顧客IDごとに最終購入日・注文数・購入額合計を集計します。1注文が複数商品に分かれる場合は注文IDの重複を数えません(明細のまま貼ると、商品の行数が回数に入ります)。
  3. 見出しは「顧客ID・最終購入日・購入回数・購入金額」にします。列の順番が違っても、見出しの言葉から列を読み分けます。日付は「2026/10/1」「2026-10-01」「2026年10月1日」のどれでも読めます。
  4. 結果は層ごとにシートが分かれたExcelで保存できます。「全顧客」シートは経過日数・R・F・M・顧客層が数式で入っていて、基準日と境目を書き換えると分類し直されます。

読めない行(日付が実在しない・回数が1未満・金額が数字でない)と、基準日より後の日付の行は飛ばし、何行目を飛ばしたかを表示します。

RFM分析の限界と確認したいこと

RFMが示すのは過去の購入実績です。今後の購入確率や、案内による売上増加を保証するものではありません。

満足度・閲覧行動・競合への切り替え理由は分かりません。購入頻度の低い商材や契約更新型のサービスでは、契約期間や利用状況も合わせて見ます。層ごとの施策を行った後は、同じ境目で翌月の分布を比べ、再購入を促したい層が継続購入層へ戻ったかを確かめてください。

出典・参考資料

FAQよくある質問

RFM分析とは何ですか?

最終購入の時期(R)・購入回数(F)・購入金額(M)で顧客を分ける方法です。本ツールはRとFを各5段階の25マスにし、6つの顧客層ごとに購入状況と次の行動を示します。

RFM分析の5段階の基準はどう決めますか?

購入周期・単価・集計期間に合わせて自社で境目を決めます。初期値はRが30・90・180・365日、Fが20・10・5・2回ですが、操作を試す仮例で業界標準ではありません。

RFM分析のマスはどう読みますか?

上ほど最近の購入、左ほど購入回数が多い配置です。マスを押すと対象顧客の購入状況と次の行動が表示され、顧客層のボタンでは複数マスをまとめて確認できます。

RFM分析には何年分のデータが必要ですか?

一律に決まった年数はなく、商品の購入周期を踏まえて期間を選びます。本ツールは初期期間を過去約2年にしていますが推奨値ではありません。全顧客で期間をそろえて集計してください。

購入回数1回なら新規顧客ですか?

期間内1回というだけでは新規顧客と判断できません。集計期間より前に購入した可能性があるため、初回購入日を別の履歴で確認します。

RFM分析のMは何に使いますか?

同じ購入傾向の中で、購入額が多い顧客などを絞り込むために使います。Mは期間内の購入額であり利益ではありません。RやFと足し合わせず独立して確認します。

ExcelでRFM分析するにはどう準備しますか?

顧客IDごとに最終購入日・購入回数・購入金額を集計し、見出し付きの4列を貼り付けます。列の順番が違っても見出しで読み取ります。保存したExcelは「まとめ」の基準日と境目を書き換えると、全顧客の分類と人数が数式で計算し直されます。

RFM分析のExcelテンプレートはありますか?

あります。ツールの「自分のデータを貼る」または解説の「貼り付け用のExcelテンプレートを保存」から、登録なしで保存できます。「貼り付け用」シートに顧客ID・最終購入日・購入回数・購入金額を入れ、見出しから最後の行までをコピーしてツールに貼ります。氏名やメールアドレスは必要ありません。

顧客データを貼っても大丈夫ですか?

貼り付けたデータは、お使いのブラウザの中だけで計算します。サーバーへの送信・保存・記録はしておらず、この端末にも残さないため、ページを閉じると消えます。氏名やメールアドレスは不要で、社内の顧客IDだけで分類できます。結果を残すときはExcelで手元に保存してください。