掛け率計算ツール(卸値・得意先別の単価表)
「定価1万円の6掛けはいくら?」を、定価と掛け率を入れるだけで計算する無料ツール。卸値と定価から何掛けかの逆算、得意先ごとに掛け率が違うときの「商品×得意先」の単価表づくり(Excelに貼れる形でコピー)にも対応します。
- 登録・ログイン不要
- 無料
- 入力値をサーバーに送信しません
定価と掛け率を入力してください。
原価・端数の扱い端数は切り捨て
入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。「条件のURL」も入力値を#以降に載せるためサーバーへは送られませんが、URLを共有した相手は入力値を見られます。無料・登録不要で使えます。
USE CASESこんな場面で使える
- 卸値の提示定価の6掛け・6.5掛けがいくらかをその場で出して見積もりに書く
- 仕入れ条件の確認取引先から示された卸値が定価の何掛けにあたるかを確かめる
- 得意先別の価格表づくり掛け率の違う得意先ごとに、商品の単価を一覧にしてExcelに貼る
- 原価割れの確認原価を入れて、低い掛け率の得意先で利益が残るかを商品ごとに見る
FORMULA計算式・仕組みと根拠
- 卸値(下代) = 定価(上代) × 掛け率 ÷ 100
- 掛け率(%) = 卸値 ÷ 定価 × 100。「6掛け」は60%、「6.5掛け」は65%
- 定価との差 = 定価 − 卸値(定価に対する割合は 100 − 掛け率)
- 粗利(原価を入れたとき) = 卸値 − 原価、粗利率(%) = 粗利 ÷ 卸値 × 100
- 根拠: いずれも割合の基本公式です。1円未満の端数は、選んだ方式(切り捨て・四捨五入・切り上げ)で卸値1件ごとに処理します。
EXAMPLE入力例と結果の読み方
定価10,000円・掛け率60%(6掛け)なら、卸値は6,000円、定価との差は4,000円(40%)です。逆に定価3,800円の商品を2,280円で卸すと、2,280 ÷ 3,800 × 100 = 60%で6掛けです。得意先別の単価表の例(タオル3点×3社)では、B問屋の掛け率45%だとバスタオル(定価3,500円・原価1,600円)の単価が1,575円になり、原価を25円下回ることが表で分かります。
PITFALLSよくある間違い
- 「7掛け」を7%と読む(1掛け=10%なので7掛けは70%。定価1,000円なら700円)
- 掛け率を卸値基準で計算する(分母は必ず定価。卸値6,000円・定価10,000円は60%で、6,000を分母にしない)
- 掛け率と卸側の粗利率を同じものと考える(6掛けで卸しても、卸側に残る粗利は原価で決まる。原価が高いと低い掛け率で原価割れする)
NOTES境界条件・注意点
- 入力した定価をそのまま計算します。税抜の定価を入れれば税抜の卸値、税込の定価を入れれば税込の卸値になります
- 得意先別の単価表は商品8点・得意先6社まで入れられます。表の端数処理は1件ごとに行います
- 粗利・原価割れの表示は、原価を入れた商品だけに出ます。送料・手数料などの費用は含みません
掛け率の計算方法(卸値と何掛けか)
掛け率は、定価(上代)に対する卸値(下代)の割合です。卸値は定価 × 掛け率 ÷ 100で求め、 定価10,000円の6掛け(60%)なら 10,000 × 0.6 = 6,000円です。 反対に、何掛けかは卸値 ÷ 定価 × 100で求めます。定価3,800円の商品を2,280円で卸すなら、2,280 ÷ 3,800 × 100 = 60%で6掛けです。
| 言い方 | 掛け率 | 定価10,000円の卸値 | 定価との差 | ツールで試す |
|---|---|---|---|---|
| 5掛け | 50% | 5,000円 | 5,000円(50%) | |
| 6掛け | 60% | 6,000円 | 4,000円(40%) | |
| 6.5掛け | 65% | 6,500円 | 3,500円(35%) | |
| 7掛け | 70% | 7,000円 | 3,000円(30%) | |
| 8掛け | 80% | 8,000円 | 2,000円(20%) |
掛け率の早見表(定価別の卸値)
よく使う定価と掛け率の組み合わせで、卸値をまとめました。たとえば定価3,000円の6掛けは1,800円、定価5,000円の7掛けは3,500円です。 表にない金額は、上のツールに定価を入れると掛け率ごとの卸値がすぐ出ます。
| 定価 | 50% (5掛け) | 55% (5.5掛け) | 60% (6掛け) | 65% (6.5掛け) | 70% (7掛け) | 75% (7.5掛け) | 80% (8掛け) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1,000円 | 500円 | 550円 | 600円 | 650円 | 700円 | 750円 | 800円 |
| 2,000円 | 1,000円 | 1,100円 | 1,200円 | 1,300円 | 1,400円 | 1,500円 | 1,600円 |
| 3,000円 | 1,500円 | 1,650円 | 1,800円 | 1,950円 | 2,100円 | 2,250円 | 2,400円 |
| 5,000円 | 2,500円 | 2,750円 | 3,000円 | 3,250円 | 3,500円 | 3,750円 | 4,000円 |
| 10,000円 | 5,000円 | 5,500円 | 6,000円 | 6,500円 | 7,000円 | 7,500円 | 8,000円 |
| 20,000円 | 10,000円 | 11,000円 | 12,000円 | 13,000円 | 14,000円 | 15,000円 | 16,000円 |
| 30,000円 | 15,000円 | 16,500円 | 18,000円 | 19,500円 | 21,000円 | 22,500円 | 24,000円 |
| 50,000円 | 25,000円 | 27,500円 | 30,000円 | 32,500円 | 35,000円 | 37,500円 | 40,000円 |
卸値と掛け率から定価を逆算する
定価は卸値 ÷ 掛け率 × 100で求めます。卸値6,000円を6掛けにしたいなら、6,000 ÷ 60 × 100 = 10,000円が定価です。 7掛けで卸値2,000円にしたい場合は 2,000 ÷ 70 × 100 = 2,857.14…円と割り切れないため、定価にする金額は自社のルール(10円単位に切り上げる等)で決めます。 決めた定価をこのツールに入れ直すと、実際の掛け率と卸値を確かめられます。
得意先ごとに掛け率が違うときの単価表
同じ商品でも、取引量や取引の形によって得意先ごとに掛け率を変えることがあります。 掛け率が得意先の数だけあると、商品ごとの単価を毎回電卓で出すのは手間で、間違いも起きます。 上のツールを「得意先別の単価表」に切り替えると、商品(定価)と得意先(掛け率)を入れるだけで「商品×得意先」の単価が1つの表になり、Excelやスプレッドシートにそのまま貼れます。
商品に原価を入れると、得意先ごとに卸す側の粗利率が表に出て、原価を下回る組み合わせは「原価割れ」と表示されます。 例(タオル3点×3社)では、掛け率45%のB問屋に卸すとバスタオル(定価3,500円・原価1,600円)の単価が1,575円になり、25円の原価割れです。 低い掛け率を出す前に、原価の高い商品から確かめると安全です。
掛け率と粗利率の関係
掛け率は定価に対する卸値の割合で、粗利率とは分母も立場も違います。 6掛けで仕入れた小売店が定価で売れば、小売店に残る粗利率は 100 − 60 = 40%です。 一方、卸す側(メーカー・卸)に残る粗利は卸値と原価で決まり、掛け率だけでは分かりません。
| 掛け率 | 卸値 | 卸す側の粗利 | 卸す側の粗利率 | 小売店の粗利率(定価で売れた場合) |
|---|---|---|---|---|
| 5掛け | 5,000円 | 1,000円 | 20.0% | 50% |
| 6掛け | 6,000円 | 2,000円 | 33.3% | 40% |
| 7掛け | 7,000円 | 3,000円 | 42.9% | 30% |
売価と原価から粗利率・値入率を出したいときは粗利計算・値入率計算ツール、 値引きした価格を出すときは割引計算ツール、 値引きが利益に与える影響は値引きの影響計算ツールが使えます。 取引先と卸値の交渉をするときの考え方は価格交渉の記事にまとめています。
FAQよくある質問
掛け率の計算方法は?
卸値 ÷ 定価 × 100 で求めます。定価10,000円の商品を6,000円で卸すなら、6,000 ÷ 10,000 × 100 = 60%で「6掛け」です。反対に掛け率から卸値を出すときは、定価 × 掛け率 ÷ 100(10,000 × 0.6 = 6,000円)です。
6掛けとはいくらですか?
定価の60%です。定価1,000円なら600円、5,000円なら3,000円、10,000円なら6,000円です。1掛けが10%にあたるので、7掛けは70%、6.5掛けは65%になります。ページ下の早見表に、定価1,000〜50,000円・5掛け〜8掛けの卸値をまとめています。
卸値と掛け率から定価(上代)を出すには?
定価 = 卸値 ÷ 掛け率 × 100 です。卸値6,000円で6掛けなら、6,000 ÷ 60 × 100 = 10,000円です。割り切れないときは、定価にする金額の端数を自社のルールで丸めてください。
上代・下代とは何ですか?
上代(じょうだい)は小売店で売るときの定価(希望小売価格)、下代(げだい)は小売店が仕入れる卸値のことです。上代 × 掛け率 = 下代 の関係で、掛け率は「下代が上代の何割か」を表します。
掛け率と粗利率はどう違いますか?
掛け率は定価に対する卸値の割合、粗利率は売値に対する利益の割合です。6掛けで仕入れた小売店が定価で売れば、小売店の粗利率は100 − 60 = 40%です。一方、卸す側(メーカー・卸)に残る粗利は卸値と原価で決まるため、掛け率だけでは分かりません。このツールの単価表で原価を入れると、得意先ごとの粗利率と原価割れが表示されます。
得意先ごとに掛け率が違う場合、単価表はどう作りますか?
「得意先別の単価表」に切り替え、商品の定価と、得意先ごとの掛け率を入れます。商品×得意先の単価が表になり、「表をコピー」でExcelやスプレッドシートにそのまま貼れます。原価を入れた商品は、得意先ごとの粗利率と原価割れも分かります。