デジタルマーケターの年収は?
世の中のデジタル化が進み、マーケティング活動もより一層デジタル化が加速しています。
いわゆる「デジタルマーケティング」や「WEBマーケティング」と言われる領域ですが、それらに特化した人材がデジタルマーケターと呼ばれ始めています。
そんなデジタルマーケティングに関わる需要が増える一方、デジタルマーケティングに詳しい人材は比較的少ないのが現状です。
つまり、ニーズがあるのに人材が不足している為、年収も高い職種です。
デジタルマーケティングができる人を紹介してくれと、私も何度相談を受けたか数え切れません。
経験や務める企業によりますが、年収1,000万円超えのオファーも多数存在する職種であり、チャレンジする価値は十分にあります。
・ニーズがあるのに人材が不足
・年収は比較的高め
デジタルマーケティングとは?
デジタルマーケティングとは、大きくはマーケティング活動の一部です。
下記の図をイメージすると理解しやすいでしょう。
ホームページやWEBサイトを使ったWEBマーケティングをイメージする人も多いですが、デジタルマーケティングのカバー領域はもう少し広く、具体的な手法ベースで例を上げるなら、下記のような図となります。
※全網羅ではなくあくまで手法の例をあげています。
つまり、WEBも含めあらゆるデジタル技術を使って、マーケティング活動を行う事がデジタルマーケティングと言えます。
よって、様々な新しい技術やイノベーションには非常に敏感である必要があります。
・デジタルマーケティングの手法は様々
・新しい技術やイノベーションに敏感
デジタルマーケティングにかかわる仕事とは?
デジタルマーケティングは、あくまでマーケティングの手法なのでベースはマーケターという職種になります。
マーケターのミッションは顧客のニーズを満たして利益を得ることであり、経営に近い非常にやりがい溢れる仕事です。
デジタルマーケター
マーケターの中でも、デジタルによるマーケティングを専門とする人達をデジタルマーケターと呼ぶこともあります。
大きな企業だとマーケティング部の中でも、オフライン部隊とデジタル部隊が別れている事もあり、さらに担当領域によって細分化されている組織も存在します。
それほど、奥が深くデジタルに特化した専門的な職種となるのです。
・専門的な職種
仕事内容は?
デジタルマーケターの仕事内容は多岐に渡ります。
どのような顧客がどのようなニーズを持っているかの調査に始まり、仮設構築、施策実行、データ分析とやることは企業によって様々です。
ここからは、例を交えた方が分かりやすいので下記を例として、具体的な仕事をイメージしてみましょう。
調査
- SNSでトレンドを収集する
- 競合サイトのデータを収集する
- 来店した顧客にアプリをダウンロードして貰う
- アプリで顧客の個人情報を集める
- 顧客の購買情報を取得する
分析
調査で集めた情報も、集めるだけでは意味がありません。
そこから次のアクションを決めるために、収集したデータをあらゆる角度で分析する必要があります。
- 季節によるトレンド
- 年齢によるトレンド
- 居住地によるトレンド
- 色や形によるトレンド
- 購買回数によるトレンド
- 来店回数によるトレンド
- CM等外部要因のトレンド
計測と分析ができることがデジタルの大きな強みでもあります。
仮設→施策実行
デジタルを駆使して取得したデータを元に分析し、傾向がつかめたら、いよいよ仮設を考えます。
その仮設を元に、デジタルの利点を活かした施策を実行していきます。
- 来店回数が2回以上の人にはクーポンを出しす
- クーポンは過去の購買に基づいて出し分ける
- YouTubeでメイク動画を見ている人にブランド動画を出す
- 若年向けインスタグラマーとタイアップしてPR
- LINEを使って毎週セール情報を通知する
- QRコードをDMで配ってみる
チャレンジ要素の強い施策の場合は、期間と予算を決めてテストマーケティングを行うのも一般的です。
特にデジタルを使った施策は、小さく始めやすいので、細かく何度もテストマーケティングを行う事も可能です。
また分析
企画を実行したら、今度はその実行結果をさらに分析します。
そして、そこで得た成功、失敗のノウハウを元に、次の企画にメスを入れていきます。いわゆるPDCAです。
これはほんの一例ですが、このようにデジタルマーケティングに関わる具体的な業務内容は、売るモノやサービスによって大きく異なります。
・売るモノやサービスによって大きく異る
年収を上げるには?
デジタルマーケティング界隈の年収が高いとはいえ、全くの未経験者の場合、いきなり年収1000万円を狙う等は難しいでしょう。
デジタルマーケティング自体は、現場で学んだ経験値が非常に重要になります。
現場経験の重要性については、こちらにまとめています。
初心者や未経験者がデジタルマーケティングを学ぶなら、まずは現場経験が最優先事項です。デジタルマーケティングやWEBマーケ…
経験社数を増やす
年収を上げる手っ取り早い方法は、デジタルマーケティングを何社かで実務として経験する事です。
つまり、転職をベースにキャリアを構築する事です。
デジタルマーケティングは、売るモノやサービスによって様々な手法がある為、1社より2社、2社より3社経験している方が貴重な人材です。
転職を繰り返すごとに年収も確実にアップできます。
マーケターの転職は特化型エージェントから情報収集するのが、無料かつ効率的です。
デジタル広告を学ぶ
良くも悪くも、日本のデジタルマーケティング市場はデジタル広告に偏っています。
つまり、デジタル広告の知識や運用がある人は重宝されやすいと言えます。
デジタル広告についてはこちらを参照
インターネット広告(デジタル広告)を学ぶポイント3点を徹底解説。リスティング広告、SNS広告、YouTube広告などをタ…
デジタル広告の始め方はこちらを参照
デジタル広告を始める為に必須の5つのステップを完全無料で公開。決めるべきは広告のゴール、顧客、訴求、媒体、計測の5つです…
転職先は?
デジタルマーケティング関連の求人は大きく分けて2つです。
- 事業主サイド
- 企業支援サイド
①事業主サイド
事業を行っている企業、例えばコーラを売っている企業、服を売っている企業、不動産の仲介業など一般的なモノやサービスを提供する会社の事です。
事業主の、マーケティング部門に転職するのが1つ目の方法です。
②企業支援サイド
対する企業支援サイドは、いわゆるデジタルマーケティングを武器に他社の企業を助けるマーケティングコンサル業や広告代理店です。
様々な事業主サイドの企業に対して、ノウハウを提供したり、指導したり、実務を巻き取ったりする仕事です。
全くの初心者なら、経験値をより多く積める②起業支援サイドがおすすめです。
転職方法は?
デジタルマーケティング関連の転職なら、マーケティング特化型のエージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントは、企業からお金を取るビジネスモデルなので、転職希望者は完全無料で利用できます。
これを使い倒さない手はありません。
マーケティング特化型のエージェントはこちら
デジタルマーケターに向いている人
走りながら考えるタイプ
変化を恐れないタイプ
まとめ
デジタルマーケティングに関する仕事は、新しい技術をつかって、顧客の心を動かす非常に魅力的な仕事です。
転職市場での価値も高いので、高年収も狙いやすくおすすめできる仕事でしょう。