デジタル広告とは?5つのポイント
デジタルマーケティングを語る上で今や欠かせないのがデジタル広告です。
このデジタル広告(インターネット広告)は世界的に急速な成長を続けており、大きな市場な生まれています。
例えば、デジタル広告の世界シェア1位の「Google」と2位の「Facebook」の売上予想が下記。
(出典:http://zen.seesaa.net/article/453667655.html)
なんとGoogleは2019年度の売上予想として約5兆円をデジタル広告だけで売り上げる計算となります。
それだけ、企業がGoogleやFacebookに払っているデジタル広告費が莫大である事が伺えます。
理解すべき5つのポイント
そこで今回、理解すべきポイントは5つです。
②どんなメニューがある?
③メニューごとの特徴は?
④どうやって始めれば良い?
⑤どんなKPIがある?
対象者はこんな方を想定しています。
- デジタル広告をこれから学びたい人
- どんな広告手法を使えばいいか悩んでいる人
- デジタルマーケティングを職にしたい人
では早速、①のなぜデジタル広告が必要かを解説します。
デジタルマーケティング職についてはこちらを参照
デジタルマーケティングに関わる仕事内容や年収、転職するためのノウハウを徹底解説。デジタルマーケティングとはどんな仕事で、…
①なぜデジタル広告が必要?
なぜデジタル広告が必要なのかを理解するには、まずデジタル広告を提供するメディアのビジネスモデルを知る必要があります。
例えば、GoogleやFacebookの提供するサービスを、我々一般ユーザーは基本的に無料で使っています。
それなのになぜGoogleやFacebookが莫大な売上を上げているのか、それは企業(広告主)からお金を集めているからです。
人を集め「繋ぐ」デジタル広告
GoogleやFacebookは無料で最高のサービスを提供し膨大に人を集め、その人達にピンポイントで広告を出せる仕組みを整え、広告主である企業からお金を貰うというビジネスモデルです。
広告主は、自分たちの力では繋がれない顧客とGoogleやFacebookの広告を通してつながる事ができます。
企業は大金を払ってでも、その顧客と繋がりたい為、広告という形でお金を払うのです。
無料の代償はデータ提供
また、GoogleやFacebookの利用者はサービスを無料で使える代わりに様々なデータを提供しています。例えば
- 氏名
- 年齢
- 性別
- 興味関心
- 写真
- クリックデータ
- 閲覧データ
- 位置情報
- 交友関係
このような情報のほとんどは、デジタル広告におけるターゲティングデータとして収集されています。
デジタル広告のインフラ化
本題であるデジタル広告が必要な理由とは、この「企業と人をつなげる仕組み」と「データに基づくターゲティング精度の高さ」が、既に世界中の企業に欠かせないインフラになってるからだと言えます。
インフラつまり、ビジネスに必要不可欠な基盤です。
デジタル広告を使えば、これまででは考えられないような低コストで、効率よくピンポイントで広告が出せるようになります。
今後、あらゆる企業にとってビジネスの根幹になるでしょう。実際多くの企業がデジタル広告経由の流入に売上の多くを依存しています。
・データ提供による高いターゲティング精度
・もはや欠かせないインフラとなっている
②デジタル広告にはどんなメニューがある?
- LINE
- Yahoo
- TikTok
- Alipay
- Amazon
- ニュースサイト
- 個人ブログ
- 無料アプリ
これらの、見慣れたメディアの多くが広告メニューを持っています。
・ユーザー層:若年
・フォーマット:縦型動画
・ターゲティング:年齢・性別・興味関心等
・強み:拡散力
広告メニューの得意領域
デジタル広告は、それぞれの広告メニュー毎に強みがあります。
例えば、YouTubeなどに出す動画広告は、まだ自社を知らない人への認知を高めるブランディングに向いています。
逆に、WEB記事に広告リンクを貼るアフィリエイト広告は、もう既に検討最終段階でどの商品を選ぶか悩んでいる人の背中を押すのが得意領域です。
誰にどんな広告が向いているのか、ざっくりまとめると下記のような図となります。
・顧客のステージを考える
・最適な広告メニューを選ぶ
デジタル広告を始める為に必須の5つのステップを完全無料で公開。決めるべきは広告のゴール、顧客、訴求、媒体、計測の5つです…
③メニューごとの特徴は?
- 検索広告(リスティング)
- SNS広告
- アフィリエイト広告
- 動画広告
- ディスプレイ広告
検索広告とは
広告を提供するメディア
リスティング広告の特徴
検索という特性上、検索者は直接的なニーズをもって調べている事がほとんどです。
狙ったキーワードと、誘導したいWEBページがマッチすれば、非常に高い広告効果を得ることができます。
例えば、「痩せたい」と検索した人に「ダイエットサプリ」や「ジム入会」のページを見せれば非常にマッチする可能性は高いでしょう。
ビックワードの競争激化
ただし、そのような「ダイエット」と検索してきた人に広告を出したい企業はたくさんいます。
それらの企業がオークション形式で「広告表示の権利」を争う形になるので、ビックワード(皆が狙うキワード)ほど広告費が高くなります。
検索広告を使うタイミング
検索広告を活用したいタイミングは、ユーザーが興味を持ち始めた時、もしくは検討している時です。
例えば、興味を持ち始めた人には「ダイエット」「痩せたい」などビックワードで広告を出し、検討者には「ジム 駅前 渋谷」などもっと具体的なキーワードで広告を出すなど、キーワード戦略が重要になります。
・GoogleかYahooが一般的
・興味・検討ユーザーに効果的
SNS広告とは
SNS広告を提供するメディア
SNS広告の特徴
クリエイティブ運用が必須
SNS広告のターゲティング
- ユーザーの基本情報
- ユーザーの活動情報
SNS広告の使い所
SNS広告は顧客を育てる事もできます。
例えば、調べていた訳でも無いのに、SNSフィード上におしゃれなホテルや観光名所が広告が流れてきて、徐々に旅行に行きたくなるような態度変容です。
つまり、まだサービスや商品を知らない人に、興味をもたせたり、知ってもらう活動も可能です。
知らない人となると、人数が膨大になるので組み込まれたAIを活用して、まだ知らないけど興味を持ってくれる可能性のある人をターゲティングするのも一般的です。
・行動情報もターゲティングに使用できる
・AIが発展しており、より簡単に広告が出せる
・顧客の育成が可能
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告の特徴
ASPを利用
アフィリエイト広告が向いている商品
アフィリエイトが捉える顧客層
タイアップ広告
・企業発信ではない為親近感を与えられる
・最後のひと押し顧客に有効
動画広告
動画広告を提供するメディア
動画広告の特徴
ブランディングがメイン
効果計測
動画広告が有効なタイミング
・短い動画で目と耳に訴求
・検討度合いの浅いユーザーに有効
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告の種類
・YDN(Yahooが提供)
・アドネットワーク(様々)
・DSP(様々)
GDN
YDN
他のアドネットワーク
GDNもYDNも大分類としては、アドネットワークという広告メニューに属しますです。
アドネットワークを提供しているのはGoogleやYahoo!だけではなく、日本ではi-mobileやnendなども有名です。
細かいアドネットワーク提供企業は無数にあるので、代表的なメディアを覚えれば問題ないでしょう。
DSP
ディスプレイ広告の特徴
・興味関心層がターゲット
・リターゲティングのみ検討層
④どうやって始めれば良い?
では、具体的にデジタルは何から始めれば良いでしょうか。
まずは、下記5つのステップを考えてみてください
- デジタル広告出稿のゴールを決める
- 顧客の行動を考える
- 何を訴求するか考える
- どの媒体を使うか考える
- どう計測するか考える
こちら詳しくは、下記記事にまとめていますのでチェックしてみてください。
デジタル広告を始める為に必須の5つのステップを完全無料で公開。決めるべきは広告のゴール、顧客、訴求、媒体、計測の5つです…
⑤どんなKPIがある?
いざデジタル広告を運用し始めると、どう運用して効果を改善すれば良いのか悩む事でしょう。
そんな時は、KPI(運用指標)を何に設定するかが重要です。
クリック率、なのかコンバージョン率なのか、その目的によってKPIは変わります。
代表的なKPIは下記にまとめてありますので、ぜひブックマークしてみてください
デジタル広告の運用に必要な指標である、CTR、CVR、CPM、ROAS、ROI、RRなどの指標の計算式を一覧化。それぞれ…
CTVRに注目
指標が多くて、何をKPIにしたら良いかわからない場合は、まずCTVRに注目してみましょう。
CTVRが高ければ、結果的に広告効果は上がっていきます。
CTVRについても、詳しくは下記にまとめてあります。
??????????CTVR???????CTRCVR????????????????CTR????????CVR???…
まとめ
ここまでデジタル広告の入門編として、抑えておくべき広告手法をまとめてきました。
デジタルマーケティングも営業と同じく、文系がIT業界で輝ける花形の職業です。
さらにデジタルマーケティングを学ぶなら、現場経験が最も有効です。
初心者や未経験者がデジタルマーケティングを学ぶなら、まずは現場経験が最優先事項です。デジタルマーケティングやWEBマーケ…
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