BinanceからAvalancheへ
今回は、イーサリアムと互換性があり高速なブロックチェーンであるAvalanche(アバランチ)のネイティブトークンであるAVAXの取り扱いについて紹介します。
中でも最もニーズが大きいであろうBinance(バイナンス)からメタマスクへの送金方法をご紹介します。
大きな流れは下記です。
- BinanceでAVAXを購入
- メタマスクにAvalancheネットワークを設定
- Avalanche Walletを作成
- BinanceからAvalanche Walletに送金
- Avalanche WalletでXチェーンからCチェーンに移動
- Cチェーンからメタマスクに移動
- 各種Dappsで利用開始!
①BinanceでAVAXを購入
まずは世界最大の取引所Binance(バイナンス)でAVAXを購入します。
国内取引所であるビットフライヤーやコインチェックで仮想通貨を購入してBinanceに送金しても良いですが、Binanceはクレジットカード決済に対応しているので、直接クレジットカード利用して仮想通貨を購入すると便利です。
クレジットカードで仮想通貨を購入
トップページの「今すぐ購入」ボタンから仮想通貨を購入します。
上部に入金する日本円を入力すると、下部に購入できる仮想通貨の数量が表示されます。通貨をクリックするとどの通貨を買うかも選択できますが、2021年11月時点ではAVAXを日本円で直接購入することはできません。
BTCやBNBなど他の通貨を一旦購入しましょう。カードの確認とセキュリテイコードを入力すれば購入完了です。
トレードでAVAXを入手
Binance上部のメニューから「トレード」→「クラシック」を選択しトレードビューを展開します。
右上のペア検索ボックスから、先程購入したBTCやBNBとAVAX(Avalanche)のペアを探します。
左上が意図したペアになったら準備OKです。次にトレードするAVAXの希望単価と購入に使うBTCやBNBの数量を下記画像の通り入力します。
数量と単価が決まったら「AVAXを購入」を押した後2段階認証などのセキュリテイキーを入力します。
購入画面の下にオープンオーダーという形で、購入の進捗が確認できますが、購入が成立するとBinanceウォレットのAVAXに数量が反映されます。
ひとまずBinance上にAVAXの準備ができました。
②メタマスクにAvalancheネットワークを設定
続いて、メタマスク側の設定を実施します。下記画像の通りメタマスクの右上、丸いアイコンから「設定」→「ネットワーク」と選択を進めます。
そして最下部に「ネットワークの追加」ボタンが現れるのでそちらを押した後、下記項目をそのまま入力してください。
- Network Name:Avalanche C-Chain
- New RPC URL:https://api.avax.network/ext/bc/C/rpc
- ChainID:43114
- Symbol:AVAX
- Explorer:https://cchain.explorer.avax.network
保存すればメタマスクの設定は完了です。
③Avalanche Walletを作成
続いてAvalanche Walletを作成します。Avalancheはメタマスクに加えてAvalanche Walletを作成する必要があります。
Avalanche Walletの作成
まずは下記リンク先にアクセスして、右上の言語を「英語」から「日本語」に変更します。
次に画面中央の「ウォレットを持っていませんか?」から新規ウォレットを作成します。
すると「キーフレーズの生成」ボタンが現れるのでそちらを押した後出てくる24個の英単語をコピーしてください。
まずは画面左下の「Save Account」をクリックして、ユーザー名とパスワードを新規で作成しましょう。
こちらも今後必要になるので適切に管理してください。これでAvalanche Walletの作成は完了です。
④BinanceからAvalanche Walletに送金
次に、BinanceからAvalanche Walletに購入しておいたAVAXを送金します。
Avalanche Walletには3つのチェーンがある
EthereumやBSCには無い概念なので少し混乱するかもしれませんが、Avalancheには大きく3つのチェーンが存在しています。
- X-Chain:資産の作成・トレードに特化したチェーン
- C-Chain:スマートコントラクトの実行チェーン
- P-Chain:バリデータ調整(今回は使わない)
今回利用するのはX-ChainとC-Chainです。まずは画面右上にQRコードとともに表示されているX-Chainのアドレスをコピーします。※「X-~~~」
次にBinanceのウォレット画面に戻り、AVAXの出金をクリックします。
送金先の入力フォームが現れますので、アドレス欄には先程コピーした「X-~~」のX-Chainアドレスを入力します。
ネットワーク欄には、AVAX Avalancheを選択します。
出金したいAVAXの数量を入力したら、送信ボタンを押します。送信後セキュリテイ認証が走るので2段階認証を完了しましょう。
出勤状況はBinanceから確認できますが、おおよそ5分以内には処理が完了します。
再びAvalanche Walletに戻り、AVAXの残高が反映されていれば、まずはBinanceからAvalanche WalletのX-Chainへの送金が完了です。
⑤Avalanche WalletでXチェーンからCチェーンに移動
次に、Avalanche Wallet上のX-ChainからC-Chainへ、AVAXを移動する処理を行います。
左側のナビゲーションバーから「Cross Chain」を選択します。
続いて、Destination Chainの項目で「C-Chain」を選択します。これでX-ChainからC-Chainに送るよという設定ができました。
あとは、転送したいAVAXの数量を転送額の欄に記載します。※MAXを押すと手数料込みで計算してくれるので便利です。
最後に確認ボタンを押すと右上のC-Chainに反映されます。
完了するとチェーン間転送が完了しましたというメッセージが出るでしょう。
⑥Cチェーンからメタマスクに移動
ここまで到達すれば、ほぼ終わりです。あとはメタマスクにAVAXを送信しましょう。
右側のナビゲーションバーで「送信」を選択します。さらに下記画像の通り、Source ChainをCに切り替え転送金額を入力します。
右上に送信したいメタマスクのアドレスを入力してCONFIRMを押せば送金完了です。
メタマスクのアドレスは、メタマスクを開いた上部に表示されているアドレスです。
長い道のりでしたが、これでBinanceからメタマスクにAVAXを送信することができました。
⑦各種Dappsで利用開始!
あとは、様々なDappsを利用してステーキングやスワップを実施するだけですので、EthereumやBSCのDappsと全く変わりません。
有名所を下記に記載します。
まとめ
2021年後半にかけて急速に存在感を増してきているAvalancheですが、まだまだ参入者も多くはないので、今のうちにAvalancheを使いこなせれば先行者優位が確保できるかもしれません。
新しいチェーンやサービスは、一度少額でテストしてみる事をオススメします。ただし、投資は自己責任でお願いします!
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