人時生産性の計算ツール(人件費率・労働分配率)

人時生産性を計算する無料ツール。売上と労働時間の2つで1時間あたりの売上が出て、粗利率を足すと人時生産性になります。目標に届くまで労働時間を何時間減らすかも分かります。人件費を入れると人件費率・労働分配率も出ます。計算式を見る

  • 登録・ログイン不要
  • 無料
  • 入力値をサーバーに送信しません
計算結果
人時売上高(1時間あたりの売上)

売上と労働時間を入れると計算します。

売上と労働時間を入力
例で試す

架空の1か月分の数字です。

同じ期間の数字を入れます。時間は社員もパート・アルバイトも合わせた合計です。10人が40時間ずつなら400時間です。

粗利の金額・人件費・付加価値を入れる(任意)

粗利の金額を入れると、粗利率より優先します。付加価値が空欄なら、労働分配率は粗利で計算します。

入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。「この条件で開くリンク」も入力値を#以降に載せるためサーバーへは送られませんが、URLを共有した相手は入力値を見られます。無料・登録不要で使えます。

USE CASESこんな場面で使える

  • 店舗の月次の振り返り店ごとの人時生産性を同じ式で出して比べる
  • 来月のシフトづくり目標に届くまで労働時間を何時間減らすかを見る
  • 人件費の確認売上に対する人件費率と、粗利に対する人件費の割合を並べて見る

FORMULA計算式・仕組みと根拠

  • 人時生産性 = 粗利 ÷ 総労働時間(全員の労働時間の合計)
  • 人時売上高 = 売上高 ÷ 総労働時間
  • 人件費率(%) = 人件費 ÷ 売上高 × 100
  • 労働分配率(%) = 人件費 ÷ 付加価値額 × 100(付加価値額を入れないときは粗利で代用)
  • 根拠: 労働分配率の定義は2026年版中小企業白書の概要で確認(2026年11月)。人時生産性は公的な定義を確認できず、粗利で割る一般的な式を使っています。付加価値額で割る会社もあります

EXAMPLE入力例と結果の読み方

売上500万円・労働時間400時間なら、人時売上高は12,500円です。粗利率30%を足すと人時生産性は3,750円です。人件費60万円も足すと、人件費率は12.0%、粗利で代用した労働分配率は40.0%です。

PITFALLSよくある間違い

  • 売上高で割った値(人時売上高)を人時生産性と呼ぶ(同じ店でも数字が大きく変わる。比べるときは式をそろえる)
  • 総労働時間にパート・アルバイトや店長の時間を入れ忘れる(その分、人時生産性が高く出る)
  • 粗利で代用した労働分配率を、統計の労働分配率と比べる(統計の分母は付加価値額で、粗利とは範囲が違う)

NOTES境界条件・注意点

  • 入れた数字は同じ期間のものとして計算します。期間の換算はしません
  • 業種や規模で水準が違うため、良し悪しの判定は表示しません

人時生産性・人件費率・労働分配率の計算式

売上と労働時間だけなら、人時売上高が出ます。粗利が分かれば人時生産性、人件費が分かれば人件費率と労働分配率も出ます。見ているものが違うので、出せるものから順に、同じ式で続けて見ます。 次の表の数字は、ツールの例「スーパー(人件費まで)」(売上500万円・粗利率30%=粗利150万円・人件費60万円・400時間)の結果です。

指標の計算式と、スーパー(人件費まで)の例
指標計算式例の結果何が分かるか
人時生産性粗利 ÷ 総労働時間3,750円1時間働いて生まれた粗利
人時売上高売上高 ÷ 総労働時間12,500円1時間働いて生まれた売上
人件費率人件費 ÷ 売上高 × 10012.0%売上のうち人件費に使った割合
労働分配率人件費 ÷ 付加価値 × 10040.0%(粗利で代用)稼いだ価値のうち人件費に回した割合
1時間あたりの人件費人件費 ÷ 総労働時間1,500円人時生産性と比べる相手

「人時」は1人が1時間働いた量のことです。人数で割る生産性と違い、パート・アルバイトの短い勤務も同じ物差しで合計できるので、シフトで人を動かす店で使われます。

人時生産性の読み方

粗利が手元になければ、人時売上高でかまいません。売上がよく動く店や、粗利率が商品で大きく違う店では、人時売上高だけだと実態とずれることがあるので、粗利率が分かったら人時生産性も見ます。 いちばん確実な見方は、同じ店の先月・前年と比べることです。業種の平均と比べるなら、計算の前提がそろっているかを先に確かめます。 人時生産性が1時間あたりの人件費を下回っていれば、稼いだ粗利より人にかかる費用のほうが大きい状態です。家賃や光熱費は、そこからさらに出ていきます。

上げ方は2つです。粗利を増やす(値付け・値引きの見直し、売れる商品への入れ替え)か、同じ粗利を少ない時間で出す(暇な時間帯のシフトを減らす、作業をまとめる)かです。 時間を削ると接客や品出しが追いつかなくなり売上が落ちることもあるので、削る時間帯を決めてから試します。

労働分配率の付加価値と、粗利で代用するときの注意

2026年版中小企業白書の概要は、労働分配率を「人件費 ÷ 付加価値額 × 100」、付加価値額を「営業純益 + 人件費 + 支払利息等 + 動産・不動産賃借料 + 租税公課」としています。 決算書がないとこの額は出せないので、このツールは付加価値が空欄なら粗利で代用し、結果にもそう表示します。

企業規模別の労働分配率(2026年版中小企業白書の概要の図1、直近の値)
企業規模労働分配率
小規模企業(資本金1千万円未満)81.5%
中規模企業(資本金1千万円以上1億円未満)74.4%
大企業(資本金10億円以上)47.3%

資料は財務省「法人企業統計調査年報」で、金融業・保険業を除く全業種の値です。小売や飲食だけの値ではありません。 粗利で代用した労働分配率は、付加価値額で計算したこの値より低く出やすいので、そのまま比べないでください。比べるときは上の式で付加価値を出して、入力欄に入れます。

人件費に何を含めるか

白書の人件費は「役員給与 + 役員賞与 + 従業員給与 + 従業員賞与 + 福利厚生費」です。店舗の月次管理では、パート・アルバイトの給与だけで見ている会社もあります。 どちらでも計算できますが、含めるものを変えると数字が動くので、毎月同じ範囲で入れます。売上・粗利・人件費・労働時間は、同じ店・同じ期間の数字にそろえます。

FAQよくある質問

人時生産性の計算式は?

粗利 ÷ 総労働時間です。たとえば月の粗利が150万円、全員の労働時間の合計が400時間なら3,750円で、1時間働くごとに3,750円の粗利を生んだことになります。付加価値額で割る会社もあるので、比べるときは式をそろえます。

人件費率と労働分配率の違いは?

分母が違います。人件費率は売上高に対する人件費の割合、労働分配率は付加価値額に対する人件費の割合です。粗利率が低い業種では、人件費率が低くても労働分配率は高くなることがあります。

粗利や人件費が分かりません。計算できますか?

売上と労働時間だけで、1時間あたりの売上(人時売上高)が出ます。粗利率が分かれば足すと、1時間あたりの粗利(人時生産性)になります。人件費は入れなくても計算できます。

総労働時間には誰の時間を入れますか?

社員・パート・アルバイトなど、その期間に働いた全員の実労働時間の合計を入れます。店長や応援の人を入れるかどうかは、毎回同じにそろえると比べられます。

付加価値額が分かりません

空のままで計算できます。その場合の労働分配率は粗利で代用した値だと表示します。中小企業白書の付加価値額は営業純益・人件費・支払利息等・賃借料・租税公課の合計なので、統計と比べるならこの額を入れます。