在庫回転率の計算ツール(回転日数・交差比率・発注点)
在庫回転率を、売上原価と在庫金額を入れるだけで計算する無料ツール。回転日数・回転期間・売上基準の回転率・交差比率を同時に出します。目標の回転日数からの適正在庫、1日の販売数と納品までの日数からの発注点・安全在庫も計算できます。計算式を見る
- 登録・ログイン不要
- 無料
- 入力値をサーバーに送信しません
売上原価と在庫金額を入れると計算します。
架空の数字です。
売上原価か売上高のどちらか一方でも計算できます。在庫金額が片方だけなら、その金額で計算します。
Excelなら、毎日の販売数の列に =STDEV.S(範囲) で出せます。
入力内容はブラウザ内だけで計算・保存され、サーバーには送信されません。「この条件で開くリンク」も入力値を#以降に載せるためサーバーへは送られませんが、URLを共有した相手は入力値を見られます。無料・登録不要で使えます。
USE CASESこんな場面で使える
- 在庫の点検店や商品群の回転日数を同じ式で出して、在庫が重いところを探す
- 商品の見直し交差比率で、在庫に入れたお金が粗利を生んでいる商品を見分ける
- 発注の目安づくり商品ごとに、いくつまで減ったら発注するかを決める
FORMULA計算式・仕組みと根拠
- 在庫回転率(原価基準) = 年間の売上原価 ÷ 平均在庫。平均在庫 = (期首の在庫 + 期末の在庫) ÷ 2
- 在庫回転日数 = 365 ÷ 在庫回転率
- 在庫回転期間(か月) = 平均在庫 ÷ (売上高 ÷ 期間の月数)
- 交差比率(%) = 粗利率(%) × 在庫回転率(売上基準)
- 発注点 = 1日の平均販売数 × 納品までの日数 + 安全在庫。安全在庫 = 安全係数 × 標準偏差 × √納品までの日数
- 根拠: 回転期間の式と統計値は財務省の法人企業統計、発注点と安全在庫の式は東京海洋大学の講義資料で確認(2026年11月)。回転率を原価で割るか売上で割るかは会社で異なります
EXAMPLE入力例と結果の読み方
年間の売上高3,000万円・売上原価2,100万円・期首在庫300万円・期末在庫400万円なら、平均在庫は350万円、在庫回転率は6.0回、回転日数は60.8日、回転期間は1.40か月、交差比率は257.1%です。発注点は、1日10個・納品まで7日・安全在庫30個なら100個です。
PITFALLSよくある間違い
- 売上高で割った回転率と、原価で割った回転率を比べる(売上で割るほうが高く出る)
- 期末の在庫だけで計算する(年末に在庫を絞る店は回転率が高く出る。月末の平均が取れればより正確)
- 半年や1か月の数字を年換算せずに、年間の回転率と比べる(このツールは期間を選ぶと年換算する)
NOTES境界条件・注意点
- 業種や商品で水準が大きく違うため、良し悪しの判定は表示しません
- 安全在庫の式は、日々の販売数が正規分布に近く、納品までの日数が一定という仮定です。特売や季節で売れ方が変わる商品は見直してください
在庫回転率の計算式
在庫回転率は、一定の期間に在庫が何回入れ替わったかを示します。在庫は原価で持っているので、在庫の管理には売上原価で割るほうが実態に合います。 次の表の数字は、ツールの例「雑貨店の1年分」(売上高3,000万円・売上原価2,100万円・期首在庫300万円・期末在庫400万円)の結果です。
| 指標 | 計算式 | 例の結果 |
|---|---|---|
| 平均在庫 | (期首の在庫 + 期末の在庫) ÷ 2 | 350万円 |
| 在庫回転率(原価基準) | 年間の売上原価 ÷ 平均在庫 | 6.0回 |
| 在庫回転率(売上基準) | 年間の売上高 ÷ 平均在庫 | 8.6回 |
| 在庫回転日数 | 365 ÷ 在庫回転率(原価基準) | 60.8日 |
| 在庫回転期間 | 平均在庫 ÷ (年間の売上高 ÷ 12) | 1.40か月 |
| 交差比率 | 粗利率(%) × 在庫回転率(売上基準) | 257.1% |
半年や1か月の数字を入れたときは、1年分に換算した回転率を出します。季節で在庫が大きく動く店は、期首と期末の2点だけだと実態からずれるので、毎月末の在庫の平均を入れると正確になります。
原価基準と売上基準の違い
売上高で割ると利益の分だけ回転率が高く出ます。上の例でも6.0回と8.6回で差があります。社内で続けて比べるならどちらかに決めてそろえ、他社や統計と比べるときは同じ基準か確かめます。
財務省の法人企業統計の棚卸資産回転期間は、売上基準です(棚卸資産の期首・期末平均 ÷ 売上高の12分の1)。 2024年度は全産業1.12か月、製造業1.64か月、非製造業0.92か月でした。全規模・全業種を合わせた値で、小売業だけの値ではありません。原材料や仕掛品も含みます。
交差比率の読み方
交差比率は、粗利率と回転率をかけた数字で、在庫に入れたお金がどれだけ粗利を生んだかを示します。粗利率が低くても、よく売れて回転する商品なら高くなります。 商品や売場ごとに出して比べると、どこに在庫を寄せるかを考える材料になります。業種や商品で水準が大きく違うので、このツールでは良し悪しの基準を置いていません。
発注点の計算式
発注点は、在庫がこの数まで減ったら発注する、という目印です。納品を待つ間にも売れていくので、その分を残した時点で発注します。
発注点 = 1日に売れる平均の数 × 発注から納品までの日数 + 安全在庫 例: 10個 × 7日 + 30個 = 100個(在庫が100個まで減ったら発注)
安全在庫は、予想より売れたときや納品が遅れたときのために余分に持つ数です。売れ方のばらつきが分かっていれば、安全係数 × 1日の販売数の標準偏差 × √納品までの日数で見積もれます (東京海洋大学の在庫管理の講義資料)。 安全係数は、品切れを起こさない確率を90%にするなら1.28、95%なら1.65、99%なら2.33です。
| 品切れを起こさない確率 | 安全係数 | 安全在庫 |
|---|---|---|
| 90% | 1.28 | 13個 |
| 95% | 1.65 | 17個 |
| 99% | 2.33 | 24個 |
この式は、日々の販売数が正規分布に近く、納品までの日数が一定だと仮定しています。特売や季節で売れ方が大きく変わる商品は、その時期に合わせて見直します。安全在庫は切り上げて整数にしています。
FAQよくある質問
在庫回転率の計算式は?
年間の売上原価 ÷ 平均在庫です。売上原価2,100万円、平均在庫350万円なら6.0回で、在庫が1年に6回入れ替わった計算です。売上高で割る方法もありますが、利益の分だけ高く出ます。
在庫回転日数の計算式は?
365 ÷ 在庫回転率です。回転率6.0回なら約60.8日で、仕入れた商品が売れるまでの平均的な日数の目安になります。
在庫回転率の平均はどのくらいですか?
業種によって大きく違い、小売業全体の一次資料の値は確認できていません。財務省の法人企業統計では、2024年度の棚卸資産回転期間は全産業1.12か月、製造業1.64か月、非製造業0.92か月(売上基準・全規模)です。
交差比率とは何ですか?
粗利率と在庫回転率をかけた数字で、在庫に入れたお金がどれだけ粗利を生んだかを示します。粗利率30%で回転率8.57回なら257.1%です。粗利率が低くてもよく回れば高くなります。
発注点の計算式は?
1日の平均販売数 × 納品までの日数 + 安全在庫です。1日10個売れて納品まで7日、安全在庫30個なら100個で、在庫が100個まで減ったら発注します。