人生100年時代のスキルアップ
人生100年時代と言われる現代、収入アップの為にはビジネスパーソンによる継続的なスキルアップは必須であると言えるでしょう。
ところがエン・ジャパンの「資格やスキルアップ」に関して取り組んでいることのアンケートによれば、「取り組みたいが行動できていない」と回答した人が最も多いとの結果が出ていました。
(参照:https://haken.en-japan.com/contents/enquete/report_1611/)
またスキルアップによって実現したいことはなにかというアンケートでは、1位が「収入アップ」2位が「自己成長」3位が「就職・転職」となっています。
(参照:https://haken.en-japan.com/contents/enquete/report_1611/)
このように、収入を上げたい、自己成長したいと思いつつ、実際何も行動を起こしていない人が大多数だと言うことが読み取れます。
逆に捉えればこれは大きなチャンスです。この記事を読んだとしても実際行動を起こす人は、ほんの1%〜2%に過ぎないのです。
スキルアップする環境を整備
では、そんな怠け者な人々はどのようにスキルアップをするのが効率的なのでしょうか。答えは簡単で、スキルアップする環境に身を置けば良いのです。
毎日何時間と働きながら、それ以外でプラス何時間も自己学習するなど、実際に実行できる人は一握りという事は上記のように明らかです。
・スキルアップできる環境整備が重要
環境=仕事の変化
せっかく毎日何時間も仕事に時間を費やすのであれば、業務時間を最大限自身のスキルアップに使えば良いのです。
僅かなプライベートを削る必要はありません。
今は会社に使われる時代では無く、会社を使う時代です。
自身の収入アップ、スキルアップ、転職の準備の為に最大限会社や働く環境を使い倒すのが最も効率の良い方法です。
もし今の仕事を3年やっても特にスキルアップしないのであれば、それはあなた自身ではなく環境が悪いと割り切って、環境を変えるのが最も効果的です。
学習量
ちなみに英語で例えると、日本人が英語を習得するにはおおよそ3000時間の学習が必要なそうです。
仮に1日1時間、仕事外で勉強したとしましょう。
もちろん土日まで勉強は厳しいので、平日のみとした場合年間約250日。つまり3000時間完了まで12年かかります
しかし、もし英語を仕事にしたとしましょう。
1日8時間、年間平日で250日だとすると1年で2,000時間、3年あれば6,000時間となります。
2,000時間×3年=6,000時間
つまり、ちまちまと毎日1時間勉強時間を確保しても、英語の習得には理論上12年かかるのに対し、仕事にした場合は3年で必要な勉強時間の2倍の学習量が得られるのです。
英語に限った話ではありません。スキルアップしたいのであれば、それを職にするのが最も効率的です。
・業務外での学習量では時間がかかりすぎる
・3年あれば、必要な学習量の2倍を確保できる
漠然とスキルアップしたいのであれば「ITか英語」がおすすめ
もし今、給料を上げたい、スキルアップしたいという漠然としたイメージしか無く、具体的に何をするべきか決めていないのであればITか英語をおすすめします。
ただし、英語に関しては英語ができるからスゴいという事にはなりません。
世界で英語を話せる人は15億人(つまり5人に1人)ですので、英語を話せる事自体は凡庸なスキルなのです。
英語をスキルとして身につける最大のメリットは、上記の逆転の発想で世界の5人に1人とはコミューニケーションが取れるという点が最も大きなメリットです。
また、ITをおすすめする理由としては、いくつか理由があります。
アツい業界に金と優秀な人材は集まる
アツいというと抽象的ですが、今世界で最もアツい企業はどこと聞かれると、Google、Apple、Facebook、AmazonなどのITジャイアントの名が必ず上がるでしょう。
つまり今は、IT業界が最もアツいのです。今も昔も優秀な人材は必ずアツい業界に集まります。
例えば昔は自動車や電機が最もアツい業界だったので、多くの優秀な人はソニーやトヨタで働きたいと考えていたでしょう。
もちろん今でもソニーやトヨタは企業としては一流ですが、より優秀な人材はどこに流れているかというと、やはりIT業界です。
なにも急にIT業界というものが生まれたのではなく、各業界の優秀な人達がITの可能性に目をつけていち早く転身した事が結果的にアツい業界を作り上げたと言えます。
実際に昨今のIT企業が設立したのは、ほんの20年ほど前です。チャンスのある業界に人と金は集まるのです。
優秀な人材との協業がスキルアップを加速する
スキルアップの効率的な手法の一つとして、優秀な人材と働くという手法があります。優秀な人達と同じ環境で同じ仕事をすることで自動的に自分のスキルを底上げできるのです。
自分よりスキルの低い人や、同じくらいの人の中で人は成長しません。そして優秀な人材がいる可能性が高いのは上記のような理由からIT業界です。
もちろんIT業界にも優秀ではない人は多数いますが、要は確率論であり、私自身の実体験でもあります。
IT企業は設立から若い会社が多いため、必ずその会社を作り上げた初代スーパーマンの誰かと出会える可能性が非常に高いです。
また、他業界からの優秀な人材の転職者も多いので、彼らとの協業も自分の力となります。
・英語は話せるだけでは意味無し
・盛り上がっている業界に人と金は集まる
・ITなら創業メンバーと働ける可能性が高い
給料の高い職種
給料を上げたいと考えて、無作為にIT業界に飛び込むには注意も必要です。なぜなら必ずしもすべての職種で給料が高いとは言えないからです。
IT業界で頑張りたいから、今流行りのプログラミングを勉強しよう、と考えている人は要注意です。
「プログラミングができる」が理由で、高給取りな人は相当レベルの高いプログラマーです。日本では現実としてプログラマーは下請けの位置付けなので決して給料は高くありません。
アメリカだとエンジニアの給料は比較的高く、魅力ある仕事ですが、日本では古い慣習によりITは外注するものというイメージが強く、なるべく安く出すのがセオリーです。
IT業界で実際に給料が高いのは下記職種でしょう。
・営業マネージャー
・マーケター
・ITコンサルタント
・エンジニア(相当優秀な)
・エバンジェリスト
つまり、相当優秀な部類で無い限り、いわゆる理系職より文系職の方がIT業界では給料は高いのです。
こちらに関しては下記にまとめています
文系の営業が、年収を大きくアップさせるには2つ方法があります。ニーズの高まっている業界を選ぶ事と、スキルを持って転職をす…
・理系より文系の方が給料をアップしやすい
まとめ
スキルアップのために何かしたいけど、どう学習すれば良いかわからない、何を学習するのがおすすめか知りたいという人に向けて今回は記事を作成しました。
改めてまとめると、下記のようになります。
→仕事にするのが一番効率的
→ITか英語
※ただし英語はできるだけでは意味なし
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